本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4523215037358
感想・レビュー・書評
-
アラン・ドロンの映画はこれで二作目。ジェーン・フォンダにいたっては、これが初めて(といいながら、数年前のジェニファー・ロペスとの駄作を観たか……)。
またしても、前情報がまったくない状態で観たので、楽しめました。展開が早い割に、細かいやりとりも入れられていて、尚かつ冗長になり過ぎない尺。映画はやっぱり、90分前後が一番好きです。
初アラン・ドロンだった「太陽がいっぱい」に比べると、二人の女優さんにもスポットが当てられていたせいか、「アラン・ドロンの映画!」感は薄まったものの、やっぱりきれいなひとですね。悪そうで、でもなんだか可愛くて、腹黒そうなのに爽やか。不思議な役者さんです。テニスのラケットをぶらぶらさせるだけで、あれだけ観客を惹きつけられるのは、彼がスターだからなのでしょうか。
最近、「セクシー」といえば「エロ」と紙一重というか、下品なセクシーが大手をふるって闊歩する中で、ジェーン・フォンダはとても品格のあるセクシーだったと思います。下着姿でダンスをするシーンの、あのセクシーのさじ加減!どうして、あれが昨今失われてしまったのでしょう?
どこにもヌードシーンや濡れ場がないにも関わらず、匂いたつような色気がメインの三人から醸し出されていて、それがまたいやらしくないので素敵でした。
オチは……、あれは想像していませんでした。思わず口笛を鳴らしたくなったほどに(鳴らせませんが)、あのひとの周到さというかしつこさというか、唸らせてくれるエンディングで大満足です。詳細をみるコメント0件をすべて表示