ネバーセイ・ネバーアゲイン [DVD]

監督 : アーヴィン・カーシュナー 
出演 : ショーン・コネリー  キム・ベイシンガー  クラウス・マリア・ブランダウアー 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.00
  • (0)
  • (7)
  • (7)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 40
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142731029

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 007シリーズにはカウントされていないがショーン・コネリー演じる初代ジェームズ・ボンドが出てくるインディペンデント作品。つまりこの時点で、ショーン・コネリーとロジャー・ムーアの二人のボンドが存在していたことになる。また、「サンダーボール作戦」の水中撮影で活躍したブラウニングがいたことで、水中シーンも多くみられる。

    『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(Never Say Never Again)は、007シリーズ第4作目『007 サンダーボール作戦』を、アーヴィン・カーシュナー監督がリメイクしたアメリカ・イギリス合作のスパイアクション映画。1983年公開。
    イオン・プロダクション、ユナイテッド・アーティスツ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーが製作に関わっていないボンド映画2作品のうちの一つであり、初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが、久々にボンド役に復帰し話題となった作品である。おもな撮影地はバハマ、フランス、スペイン、イギリスなど。
    本作の題名「ネバーセイ・ネバーアゲイン(「次はない」なんて言わないで)」は、ミシェリーン・コネリー(コネリーの妻)が「もうボンドを演じないなんて言わないで(ネバーセイ・ネバーアゲイン)」と言ったことから採られたものである。ただし、ボンド役の再演は一度きりと思って出演したコネリーは劇中ラストで、「再び任務に就いて欲しい」という依頼に「二度とごめんだ!(ネバーアゲイン)」と答え、華麗にウインクを決める事で上手く纏めている。
    原作は、イアン・フレミング、ケヴィン・マクローリー、ジャック・ウィンティンガムの共同執筆による映画化用脚本『James Bond, the Secret Service』だったが、フレミングが2人に無許可で、この脚本を元に『サンダーボール作戦』として小説化した。これに怒ったマクローリーは訴訟を起こしたが、裁判はフレミング側がスペクター、ブロフェルドの出版物の続編権、マクローリー側が同様の映画化権を分け合い小説の共同著者としてクレジットすることで1963年に和解に至った。このため、映画シリーズは3作目の『007 ゴールドフィンガー』ではスペクターを登場させられなかった。映画化権を取得したマクローリーは、ワーナー製作、リチャード・バートン(元々バートンはフレミングとマクローリーが作ろうとしたボンド映画のイメージキャストだった)主演の007映画の制作を発表するが、プロデューサーのブロッコリがUAを通じてマクローリーと交渉し、『サンダーボール作戦』の製作としてマクローリーの名をクレジットさせる代わりに、以後10年間はマクローリーによる007映画の製作はしないことで交渉は成立した。
    そして、10年後にマクローリーは、コネリーに話を持ち掛け、さらにハリー・パーマーシリーズの作者でフレミングと並ぶスパイ小説の巨匠、レン・デイトンと共同で『サンダーボール作戦』のリメイク版『WARHEAD』の脚本を執筆、映画化に乗り出したが、イオン・プロ側と訴訟となり、オリジナルとストーリーが大きく異なることが理由で敗訴した。この時点ではコネリーは製作、総監督、脚本を担当し、監督にリチャード・アッテンボロー、ブロフェルド役にオーソン・ウェルズ、M役にトレヴァー・ハワード、ボンド役は若手俳優を起用する予定だった。既に製作の全権はコネリーが握っていた。
    80年代に入り、オリジナルに沿った形に脚本を書き直し、ボンド役としてコネリーは長年の友人でシリーズから降板表明をしたロジャー・ムーアに白羽の矢を立てるが、ムーアの後任が見つからなかったことと、MGMが破格の出演料を提示したことにより、ムーアは続投を決意、『オクトパシー』への出演を選択する。ここに至り、コネリーは前述のミシェリーンの言葉を受け、ボンド役への返り咲きを決意、ジャック・シュワルツマンと共に『ネバーセイ・ネバーアゲイン』を製作した。
    本作は厳密にいえば、『サンダーボール作戦』のリメイクではなく、映画用オリジナル脚本『James Bond, the secret service』改訂版の映画化である。小説『サンダーボール作戦』も同脚本のノベライズであるため、本作と小説は同脚本の子供で、映画『サンダーボール作戦』は同脚本から見たら、孫という存在になる。本作が小説『サンダーボール作戦』を原作とした場合、「小説『サンダーボール作戦』に基づく」というクレジットが必要になるが、当該クレジットは存在しない。
    本作は主演は勿論、共演者、製作総指揮、総監督、脚本、最終編集権等、スタッフの人選に至るまで、全ての部門に於いてコネリーの人脈と意思を反映した「コネリーのコネリーによるコネリーのための」プライベート作品の側面も持ち、大手のスポンサーを持たない、一俳優のインディペンデント作品として考えれば、21世紀に入った現在においても、比較出来る作品が少ない、とてつもない規模の作品である。
    旧来のイオン・プロ製作の007映画ではないためにタイトルに「007」が入らないことを始め、お馴染みのオープニングのガンバレル・シークエンスや「ジェームズ・ボンドのテーマ」は一切流れない。音楽はミシェル・ルグランが担当している。本作が公開された1983年にはイオン・プロの007シリーズとしてロジャー・ムーア主演『オクトパシー』も公開され、世界興行成績は『オクトパシー』が第2位で本作は第4位だったが、2本の007映画が上位を占める結果となった(日本では『オクトパシー』が1983年度の外国映画配給収入で第4位、本作は1984年度の外国映画配給収入で第6位)。(Wikipedia)

  • セクシーがないとつまらないことはないと思うけどな。

    ショーン・コネリーとミスタービーン共演。

  • "Never Say Never Again"ってタイトルがめちゃクール!

    若き日のローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)がちょい役で出ててウケるw 

    本作が映画デビューのキム・ベイシンガーは元々老け顔なので印象が全く変わらないなぁ。

    そんな本筋とは関係のない感想しか出てきません。最近の007シリーズのスピード感と較べるとなんとも悠長なアクション&筋運びにあくびが出そうになります。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×