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- / ISBN・EAN: 4527427642744
感想・レビュー・書評
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スペイン版のマレーナ、といったところかな。
日本映画の濡れ場は乳首出しはあっても乳首舐めはなかなかない。
あの、金持ち男は、血の繋がっていないこどもをこれからどうするのでしょう。意外とドライな男で、それはそれはこれはこれという感じできちんと育ててやりそうな感じもする。復讐もえぐいっちゃあえぐいけど、まあありかな。自分の船使って逃げるなら沈ませるよってね。車で逃げることもできたわけで、車なら逃がしてあげるよっていう、そこまでは考えてないだろうけど、そういう逃げ道を用意するおおらかさもじつはあった。
ネット上各所のレビューでおっぱいなだけのおバカ映画とされているので僕もニヒルに書こうと思ったが、この映画それほど嫌いではない。
結局、幸せなの不幸なの?とか全然共感できない、という批判を散見したけれど、一つの答えを映画に求めること自体が思考停止な観客なのではないでしょうか。
すっと、ひとことでこの映画のいうことを僕は書けない。なぜならすっとひとことで言えることがこの映画では描かれていないから。僕がわりと好きな良い映画ってのはシナリオだけ眺めるとアホくさいものが多い気がする。僕のこれまでのベストはタクシードライバーだけど、この映画もシナリオだけたどると相当な単細胞ストーリー。
プロットが入り組んでいるけど、こうこうこういう伏線が最後こことあそこできいてくるよ、へええそれはやられたね。そんな映画は映画でやる必要はなくて小説でやっとけばいいのですよ。
僕はあくまでも言語化しきれない映画をこれからも求めて行きたいしマルティナは海もその中の一つに十分並ぶと思う。
オレンジをかじって吸うのは良い。 -
スペインの映画かな、やはりヨーロッパ映画は雰囲気がアメリカ映画と違って情緒があると云うか哲学的と云うか…って所あるんだけど、でもこの映画はどうも情欲に溺れた男女の映画って感じです。B級臭いね…
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観終わった後はすごくぐったりするような映画。
未亡人→再婚→死んだはずの元旦那と駆け落ち→海の上で殺される
というのが大枠のストーリー。
ドロッドロだったけど、要所要所で出てくる景色の美しさや詩的な台詞がすごく素敵な演出をしてくれます。
でもこれは好みがはっきり分かれるだろう… -
深い深い海の底でも、消せない愛。
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スペインに行きたくなる映画。
いいじゃんこんなでも。 -
親の経営するバーで働くマルティナは、自宅に下宿してきた新任の国語教師ウリセスと恋に落ち結婚する。しかし次第に情熱をなくしていったように見えるウリセスは、子どもが生まれる直前に海に出て行ったまま帰らぬ人となり・・・。
スペイン映画って、大抵男女ともにあまり美男美女ではないのですが(ガエル・ガルシア・ベルナルとペネロペ・クルス除く。でもクルスはスペイン映画に出ているときは美しさが前面に出てこない)、この映画はマルティナ役のレオノール・ワトリングも、ウリセスを演じるジョルディ・モリャも美男美女。特にジョルディ・モリャは個人的にはかなりの好みでした。
が、顔が好みだからといって、映画の中の彼に魅力があるかというと残念ながらそういう訳でもなく。途中からボブ・マーリーのようだし・・・というのは冗談だけど、とにかく「このダメ男のどこがいいのだろう?」と思ってしまった。
ラストも、私的にはよく分からなかったなー。
しかし、スペイン映画は基本的に親と一緒に観れないものばっかりだね・・・。今回も深夜に一人で見て大正解・・・だったんだけど、かといって、もし一人でコソコソ観てるときに親が起きてきたりしたら、それはそれで言い訳のしようがない(苦笑)