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- / ISBN・EAN: 4527427642713
感想・レビュー・書評
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THE LIBERTINE
2004年 イギリス 114分
監督:ローレンス・ダンモア
音楽:マイケル・ナイマン
出演:ジョニー・デップ/サマンサ・モートン/ロザムンド・パイク/ジョン・マルコヴィッチ/トム・ホランダー/ルパート・フレンド
https://www.amuse-s-e.co.jp/livertine/
17世紀、王政復古の英国。詩人のロチェスター伯爵ジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)は、国王チャールズ2世(ジョン・マルコヴィッチ)のお気に入りだったが、王妃の前で卑猥な詩を読んだことで怒りを買い、幽閉されていた。恩赦を受けて、妻エリザベス・マレット(ロザムンド・パイク)とロンドンに戻ってくるが、破天荒な彼の性格は治らず、悪友たちと放蕩を続ける。ある日芝居小屋で観客からブーイングを受けていた新人女優リジー(サマンサ・モートン)を気に入り、彼女に稽古をつけ始めるが…。
ロチェスター卿は実在の人物。演じる若き日のジョニー・デップのイケメンぶりと色気がただごとではない(笑)近頃は奇抜なメイクの役柄も多く、せっかくのイケメンを封印しがちなジョニーだけど、本作では性格は破天荒ながら、ビジュアルはとにかく美しい。当時の宮廷の、男性でもカツラにメイクも、ジョニーの美貌を際立たせている。ただ、後半は、悪い遊びがすぎて梅毒に冒されボロボロヨボヨボになってしまうのがちょっと辛いところ。
前半は、軽い気持ちでちょっかいかけた女優リジーにすっかり惚れ込んでしまい、勝気なリジーもまたジョニー(※ジョン・ウィルモットだから愛称ジョニー)に惹かれ、遊び人のジョニーがついに本気に、という展開のラブロマンスだったのだけど、あっさりリジーが成功をおさめて、そこからはあまり出番なし。
そして国王がフランス大使を招いた大切な舞台公演の場で、とんでもない破廉恥な芝居を披露して激怒され、またしても宮廷を放逐される。この芝居はなかなかトンチキで、17世紀にこれを本当にやったのなら寺山修司もびっくりだと思う。
ジョニーはその後も放蕩を続け、治安官(現在でいうところの警察?)と揉めた際に、遊び仲間でたぶん同性愛の相手の美青年ビリー・ダウンズ(ルパート・フレンド)を死なせてしまい、その後は娼婦のジェーン(ケリー・ライリー)と召使オールコックを連れて変装、胡散臭い医者になりすまして荒稼ぎ。しかしこの頃から梅毒が悪化しはじめ、ジョニーはどんどん健康を損なっていく。
国王はジョニーを探し出すが、罰せず無視することを選ぶ。そこから終盤の展開は、当時の英国の王室の状況を把握していないとちょっとよくわからない。王と敵対しているのかと思っていたのだけれど、どうやら最後の最後で擁護したということか。そして神を信じなかったジョニーが、最期は改心、33歳で没。
とにかくジョニーがモテるのだけど、彼をとりまく三人の女性がそれぞれ魅力的。莫大な遺産を相続した18歳のときにジョニーに誘拐されてのちに妻となったエリザベスは『ゴーンガール』では怖い奥さんだったロザムンド・パイクが清楚で芯の強い女性として熱演。ジョニーとの愛より女優としての栄光を選ぶ逞しいリジー、そして娼婦ながらジョニーを献身的に愛し、彼がどんなに醜い姿になっても変わらず尽くすジェーン。
まあモテるのも納得のジョニーのかっこよさでしたが。後半かなり駆け足だったのか、いつのまにそんなことが?というエピソードが後出しだったり、ダウンズが死ぬ場面も何があったのかよくわからなかったり、時間の経過がちょっと解り難かったのが残念。マイケル・ナイマンの音楽はとても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嫌いな映画
観たくなかった。といいながら以前にも観たことあるような気がする。ぞっとする。 -
台は中世ロンドン。乱痴気の世の中、酒と淫欲におぼれる詩人侯爵の放蕩の終生。新人女優の才能を見出す
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積みDVDしていたもの。ようやく観た。
期待していたよりはいまひとつ話が頭に入ってこなかった
内容そのものが戯曲って感じ
それにしてもジョニデは汚れているのが似合う -
ジョニーデップ、格好良かった。
でも、性病におかされて死んでゆく様はとてもひどかったなぁ。。。
奥さんが裏切られながらも、最後まで彼を愛している様には心動かされましたが。 -
まあはじめとおわりのジョニーデップは言うまでもないけど
作中でのせりふまわしもこれまたジョニーデップかっちょいーてかんじで肝心の内容はあんま覚えてない -
堕ちていく様がいい。それでもジョニー・デップは美しい。
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いいシーン、名言がいっぱい。高校生のころ三回くらい観た映画です。ただ、当時男娼(?)ダウンズくんが殺される理由がよく解らなかったのですが、今回もまた解りませんでした。自分の頭に進歩がみられず悲しかったです。
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”Do you like me now?”
きらいだよ、あんたなんかだいっきらい
あー人間不信になりそう。何されても他人なんか信じられないや。愛とか何とかなんて特にそうだよね。あたしを一番に見てよって思うけど、証拠を提示されてもそれが信じられないから意味ない。あたしもへそ曲がりなんです。
でも「人生を楽しんでるふりをしている」っていうのはすごくわかる!自分の人生を演じているような節が、ある気が。「他人に嫌われないように生きてるってバレたら嫌われるよ」ってこれはこの映画じゃないけど。じゃーどうしろっていうのよ。 -
いや、いいと思いますよ。
ただ・・・設定が分からなすぎて、誰が誰で、
何を言ってるのか途中からわかんなくなっちゃって・・・
眠くなっちゃったんですよ
最後の演説のとことか、きちんと時代背景とか捉えてれば、すごいシーンなんだろうけれど・・・
ぼやぁ、ってかんじでした。。。