闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]

監督 : 阪本順治 
出演 : 江口洋介  宮崎あおい  妻夫木聡  プラパドン・スワンバン  プライマー・ラッチャタ  豊原功補  鈴木砂羽  塩見三省  佐藤浩市 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.58
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本棚登録 : 756
感想 : 166
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102611132

感想・レビュー・書評

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  • 社会派映画で、比較的評価高い作品ですよね、これって。
    でも個人的には、今年のブッチ切りでワースト映画でした。

    じゃあ具体的にどこが気に食わなかったのか?と聞かれても、
    気に食わないも何も、突っ込みどころが多すぎて、
    説明するのを放棄したくなるわけですよね。。
    あー。。まぁ、大事なことは、この映画は【社会派映画】であって、ドキュメンタリー映画ではないわけですよね。
    現実の問題を題材としたフィクションなわけですよね。マイケルムーアとは違うわけですよね。
    うん、まずはここを出発点にしないとグチャグチャな感想になってしまいそうで。
    んでですね、まずは良い点とか挙げていきましょうか。

    新聞記者の南部とNGOの音羽。両者の置かれている立場というか、記者とNGOのベクトルのずれというか、
    そういうものは観てて非常にわかりやすかったし、そのずれによる葛藤とかも面白かったです。
    あと、宮崎あおいさんが「音羽」の安っぽい正義感を演じるのが、非常にうまいです。
    観ててうざいくらいうまいです。宮崎さん素敵です、ホントに。途中でパタッと出てこなくなる時間帯があるわけですけど、
    その間になにか物足りないと感じさせるくらい、宮崎さんの存在感は素晴らしかったです。
    あとは非常にどうでもいいかもしれませんが、妻夫木聡演じるフリーカメラマンの与田の帽子。
    お金がなくて保釈金を南部に借りる?というキャラなのに、帽子はしっかり「sttussy」のロゴが(笑)。
    あー、日本人の若者ってこういうとこの金銭感覚というか、そういったものって意味不明だよなぁ・・・
    とえらく共感しました。ただの衣装だったら普通に泣けますが(笑)。
    内容部分だと、途中からいつマフィアに撃たれるんだろう・・・っていう緊張感が付きまとってまして、
    すごくハラハラして観れました^^取材も命懸け過ぎですな^^;ってくらい緊迫した感じになってました。

    で、この映画って先ほども書いたのですが、新聞記者とNGOのギャップを表現しているものだと思ったわけです。
    生きたまま臓器提供が行われているという事実を掴んだことに対し、NGO側はその子を助けようとする。
    んで、記者側はその子を助けても、また次の、【予備の子】が使われるだけだ、
    マフィアを含む、その他もろもろのシステムをなんとかしない限り、この現状は変わらないと言う。
    んでは、その子は見殺しなのか?見て見ぬふりをするのか?音羽は声をあげる。
    その声に対し、
    「俺たちは見て見ぬふりなんてしない。次の犠牲者が出ないように、見て、見たままを書き、それを人々に伝えるんだ」
    と。このシーンがベストシーンかな?やっぱり。

    ・・・でさぁ、なんで銃撃戦になるわけ?wwwもう意味わかりません(笑)。
    警察とよくわからないけど、NGOに潜り込んでたマフィアのスパイがドンパチやってるwwwなんだこの展開はwww
    そもそも銃撃戦の舞台となった、NGOの決起集会みたいなのも正直不可解でしたし。
    途中で、幼児売買春に関わるマフィアを調べているNGO団体の割と偉い人が、路上で突然射殺されちゃうわけなのですが、
    それに対する、それを抗議する集会だった?んですよね。話の流れからいって、
    幼児売買春の実態に対する抗議の集会かと思ったのですがどうやら違ったようで。。
    なんか、登場するNGOの方々が、ことごとく空回りしてるような行動に出たりと、
    暗にNGO団体の行動を批判しているようにも僕の目には映りました。考えすぎかもしれませんが^^;

    んで、結局銃撃戦の末、なんとマフィアは逮捕wwwwwなんと売買春施設も解体www
    それで、子どもたちは解放wwwそして臓器提供の犠牲となるはずだった子も助かるwww
    ・・・なにこの映画\(^o^)/\(^o^)/
    これまでの話はいったい何\(^o^)/
    そして江口洋介が演じる「南部」は過去に幼児買春をやってた\(^o^)/
    そして自殺\(^o^)/もうなwにwがwなwんwだwかwwww
    フィクションだとしても、ストーリー的におかし過ぎるはず。むしろストーリーの軸はどこですか?(笑)。
    んで、最後に、話の最初でエイズにかかった子がマフィアに捨てられちゃって・・・ってのがあるのですが、
    結局その子は何故か自力で自分がもともといた村に戻るわけですが、結局死んでしまう。そして、家族に焼かれる。
    ・・・一方、マフィアから解放され助かった子どもは、川遊び。。
    ・・・なにこのシュール\(^o^)/何を表現したいか、自分には意味不明\(^o^)/\(^o^)/斜め上をいってます。
    そして、川遊びをしてるシーンのまま、桑田のエンディング曲\(^o^)/
    そして何故か歌詞のテロップ付き\(^o^)/\(^o^)/
    もうこの演出も理解できない\(^o^)/この映画凄すぎる\(^o^)/

  • 久しぶりに激怒した映画。

  • 作品としてはすごくよかったけど、つら過ぎる現実で悲しくなった。

    性観ってあまり重要視してなかったけど、行き過ぎると怖い
    同じ境遇で育っても、撲滅でボランティアに身を置く女性・バイヤーとして、自分と同じ境遇を子供に負わせる男性。
    2人とも過去を思い出してつらい筈なのに強いはずなのに、なんでバイヤーに身を置いてしまったのか。
    また、南部の行動。自分を責めて追い込みながらも取材をした強さと弱さ。
    内容が重過ぎだけど、現実社会で行われてる問題だけに怖い。

  • 「大人のエゴ」が主題という感想。
    売春シーンがくどい。役者がむごい。

著者プロフィール

映画監督。
1989年、『どついたるねん』で第32回ブルーリボン賞最優秀作品賞を受賞。
『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報ベストテン第1位など、主要映画賞を総ナメに。
その後も『KT』『亡国のイージス』『闇の子供たち』『座頭市 THE LAST』『大鹿村騒動記』など多数の作品を手がける。
最新作は、湊かなえ原案、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』。

「2013年 『大阪に東洋1の撮影所があった頃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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