ハリーとトント [DVD]

監督 : ポール・マザースキー 
出演 : アート・カーニー  エレン・バースティン  ジェラルディン・フィッツジェラルド  ラリー・ハグマン  チーフ・ダン・ジョージ 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011年12月7日発売)
3.71
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  • 本棚登録 :201
  • レビュー :31
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142733122

ハリーとトント [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ニューシネマ期のロードムービーというだけで外れはナイだろうと期待しておりましたが期待通りの満足度です。
    ニューシネマやロードムービーが好きな私としてはそれだけでもういろいろ満足ですが、万人にとくにお年寄りにも薦めたくなるってのは珍しい映画だなぁという意味でも素晴らしい作品だと思います。

    ハリー爺さんをとりまく周りの若い登場人物が元気づけられてゆくようにまた私たちもしみじみしつつも非常に勇気つけられる。

    印象としては「東京物語」のアメリカ版という感じでした。
    「東京物語」とはまぁまた違っていますが本作の内容は子どもたちを点々とたらい回しにされるというよりもじいさん自らの意志で子どもたちを点々と回る事を目的地点としてある意味でそれを利用した謳歌の旅をしているってところですよね。

    なんとなくゆるーいです。シリアスなところもあり人間関係が実は表面的にはあまり円滑とも言えない現代に近い70年代のアメリカですが雰囲気がゆるいのでそこのところ変な観念こじつけず純粋に楽しんで見れるのが良い。

    どじいさん、ばあさんがとにかく元気。
    そして自立をしようと人生を一生懸命に謳歌しようと生きているところに好感が持てます。
    そう考える事によってアメリカと日本の文化や意識の違いの差を考える事も出来ました。

    「ハロルドとモード」といいニューシネマに出てくる老人は若者をしのぐ程にパワフルで元気。見てて元気づけられるなぁ。

    それだけでなく主人公がじいさんであるというのはその生きていた道のりや抱えてきた記憶の財産があまりにも膨大なんでたった2時間で描くとものすーっごく奥深くて感慨深い内容になりますよねぇ。

    私は別に猫が好きな訳ではなく(むしろ触れなかったりします)猫映画として見たらまぁどう思うかわかりませんが、タイトル以上に猫ちゃんに癒される映画ではないのでロードムービーとして見るべきかと。

    印象的なシーンもたくさん。
    とくに昔の彼女(彼女の記憶は若干アルツで曖昧気味なのだが)との介護施設でのダンスシーンや留置所でのインディアンのおじいさんとの交流のシーンが面白かった。
    留置所ですら面白い事に変えてしまうハリー爺さんのプラス思考がこの奇妙で面白い旅を作り上げたのだろうなぁ。

    旅の途中で出会う人物一人一人が濃ゆいのでそれぞれみんな印象的だったりしますが。

    ラストにかけての流れが非常に素敵。
    ニューシネマは全体的にラストの締めが良いのですが、
    終わりよければ全てよしと言いますが全体のながれがゆるーく進みながらも感慨深くラストも老人が主人公に見立てたにしては意外な程に味の良い美しい締めで良かったなぁ。

    万人にお薦めしたいゆるくて奥の深い映画です。
    年を取ったら改めて見てみよう。笑

  • DVD

    とても気持ちのいい映画。
    みんなから愛され、その愛を受けとめ、そして皆を愛することのできるおじいちゃん。最も魅力的な主人公だなあと思う。

  • かなり好きな映画
    淡々と話が静かにすすむ。
    映像も音楽もすごくいい。

    いつかあんな旅してみたいなあそしてあんな風に年をとりたい

    昔の恋人とダンスを踊るシーンが切なくて印象的だった。

  • 「ハリーとトント」

    ~あらすじ~

    72歳のハリーは、妻に先立たれ3人の子供達も独立しており、ニューヨーク市マ

    ンハッタンのアパートに、愛猫トントとともに暮らしていた。しかし、区画整理

    の為に、アパートから強制的に立ち退かざるを得なくなり、長男の家へ移り住む

    ことになるも、そこに馴染むことができない。結局、ハリーは、娘のシャーリー

    を尋ねる為、トントを連れてシカゴへ向かった。
    トントが原因で、飛行機にもバスにも乗ることが出来なくなったが、中古車を買

    い旅を続けることで、様々な人と出会うことになり・・・

    ~~~~~~

    ロードムービー。

    72歳の老人が主人公。
    それにしてもアメリカのロードムービーの懐の深さを思い知らされる。
    15,16歳の少年・少女、団塊世代のオヤジ、
    生活に疲れた主婦、そしてネコを愛する一人やもめの老人と、
    その広く長い道のりで何かしらの人生観を感じる。

    この映画では主人公が老人であるため、
    道の先にある未来を見つめる視点だけでなく、
    自分の過去に向ける視点もあり感慨深い。

    もう少し歳をとったら見直したい作品だな、とも思った。

  • 最近の映画かと思ったら意外と70年代の映画でした。

    色んなシーンでシェイクスピアの「リア王」を引き合いに出すハリーが頑固で面白い。そんなハリーが唯一振り回される相手が愛猫のトントだけど、このトントが本当にかわいい。
    バスで隣の席の男性が食べてるサンドイッチを美味しそうに見つめたり、ハリーの独り言に「ニャア」と小さく相槌をうったり。猫好きにはたまらない。

    所々でハリーがトントに向かって古きよき時代の話をするシーンが何だかジーンとくる。あと初恋の相手とダンスするシーン。相手は痴呆でもうハリーのことを忘れてるのに、また再び最初から恋が始まったカップルみたいで素敵だった。

  • 自分のスタンスのない私には、こういう映画は本当に難しい。
    中盤までは老いる事の恐怖しか感じられなかった。何事も決着がつかずほったらかしのまま終わり。うーん。
    難しい。

  • おじいさんとその愛猫が主人公の、素敵なロードムービー。

    所々で切なくなったり、心が温かくなったり。

    なんかいいなぁこういうの。
    旅をしたくなった。

  • ねこたんがかわいい。じいちゃんもかわいい。

  • ・年齢不詳の家出娘と孫はどうなったのか?あの治療は効いたのか?…など、主人公のおじいさんが旅をする内にさまざまな出来事があり、視聴者はその都度に色々な疑問や気がかりが出てくるだろう。しかし、その一つ一つが掘り下げられることなく、転がり行く石のように、留まることなくおじいさんの旅が続く。ずいぶん後にならないと分からないこともあるし、人の手では支配できることなどたかが知れているし、またそんなことをする必要もない。その都度その都度のおじいさんの人との関わり方が好ましい。

  • ポール・マザースキーのロードムービー。
    老人と猫が住む場所を追われ、転々と家族、友人のところを巡っていく話。

    オープニングクレジット好きだなーピアノの調べをバックに街を行き交う老人を映す。それだけで哀愁漂っていて、この映画が、そんな老人の終末期の記録のようなものだと言っているよう。

    まぁしかし、アート・カーニーの演技は良かった(50代で70代の老人の役を演じたらしい)けど、基本的に「頑固で偏屈な」おじいちゃんの放浪の旅を見せられてもという感じ。テイストが好きなだけに残念。

    ストレイト・ストーリーもそうだけど、結局主人公は長老らしく周りの悩んでる人間に力を貸して、少し昔を思い出してという流れ。変に教訓めいてないだけいいのかもしれないけど。
    ブロークン・フラワーズみたいに一発殴られでもすれば面白いのに。極端か。

    とにかく、主人公の変化がさしてない映画は、慎重になるべきだってこと。あと、動物好きだからトントの可愛さは来るものがあるけど、それをただの飼い猫にしたのはなんでなんだろう?

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