- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4582117989455
感想・レビュー・書評
-
ファースト時点のよい意味での素人っぽさは姿を消して、風格すら漂わせる堂々たる仕上がり。そして、ものすごくポジティヴなロック・アルバムになっている。ネガティヴな曲が一つもない。キュートでパワフル、そしてみずみずしい。
前作は『生命力』だったが、そのタイトルはむしろこのアルバムにこそふさわしい。聴いていてこんなに元気になれるアルバムはめったにない。それでいて、「人生応援歌」的なクサさは皆無だ。
歌詞の内容は相変わらずフツーの女の子の恋愛模様なのだが、それが生命力みなぎるロックに昇華されているところがすごい。「恋する者の至福」を余すところなく表現したガールズ・ロック、という趣なのだ。
といっても、恋愛の絶頂期を歌った曲ばかりが入っているわけではない(そうだったら聴いていてさぞウザイであろう)。失恋や片恋を歌った曲にさえ、悲しみや自己憐憫よりもむしろ深い次元の歓喜――恋をすることそれ自体がもたらす歓喜――が満ちているのだ。
チャットモンチーといえば、デビューからずっといしわたり淳司 (元SUPERCAR)がプロデュースにあたってきた。だが、この新作は全13曲中6曲をいしわたりがプロデュースしているほか、椎名林檎との仕事で知られる売れっ子・亀田誠治が5曲のプロデュースにあたり、残り2曲をメンバーがセルフ・プロデュースしている。
そして、いしわたりの手がけた6曲より、亀田による5曲のほうが明らかにクオリティーの平均値が高い。とくに、亀田が手がけた5曲のうち、「海から出た魚」「染まるよ」(先行シングル)「CAT WALK」「余談」の4曲は圧倒的に素晴らしく、私はそのシークェンスばかりヘビロしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく好き。
歌声に吸い込まれそう。
広がりがある?といえばいいのかなんなのか、あまりよく知らないけれど、きっとふわっと歌っているのでしょう。
だから聴いている私も浮力を感じるのではないかな。
「染まるよ」が特に好き。
詞の情景が浮かぶし、いろんな気持ちを思い出したりで‥ギューッと苦しくなるのだけど、とても好きだ。
「LOVE is SOUP」はとても可愛い幸せな曲。
「風吹けば恋」は踏み出せない女の子に送りたい曲。
他の曲もよい。とにかく全曲よい。
布教したい1枚。(知らなかったのは私だけかも?) -
2ndアルバム。瑞々しい感性は保たれたままでスケール感は増した。繊細かつ豪快なロック・サウンドはガールズ・ロックの枠組みを保ちながらもそれを越えようとしている。好感触。
-
私のベストロックアルバムの一つ。
スープの曲だけが私には合わないけど笑
でも、あとはもう最初から最後まで、
可愛いカッコイイ切ないGo!Go!しんみり…
全部の感情が詰まっている。
揺さぶられる。
ガールズバンドというだけで避けている
ロック好きの人には、是非とも聴いてほしい。
明日ダメでも、明後日ダメダメでも、
是非とも聴き続けてほしい。
最後の曲ではホントに泣いてしまった。 -
MM2009/03 8点
MM0年代ベストアルバム邦楽91 -
"ヒラヒラと開いて 秘密の扉
サクサクと咲く 内緒のつぼみ
アスファルト持ち上げて陽の目を見る日は
生まれたての陽"[ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 (Album mix)]
01 8cmのピンヒール
02 ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 (Album mix)
03 海から出た魚
04 染まるよ
05 CAT WALK
06 余談
07 ハイビスカスは冬に咲く
08 あいまいな感情
09 長い目で見て
10 LOVE is SOUP
11 風吹けば恋
12 Last Love Letter (Album Ver.)
13 やさしさ -
友達にCDを貸してもらった時、声が耳に響くのがやだったのに、いつのまに、橋本さんの鬱っぽい歌い方が絶対好きになってた
歌詞がとてもかわいい
メロディが面白い -
かわいいこえなのに力がある
-
(8.染まるよ)
メロディと歌詞の感じがベストマッチ。
1人のときにしんみり聴きたい。 -
ねえ私のこと全部わかるって言ったけど
あなたなにも見えてなかったの
この涙はね
あなたの全てを盗むため
真っ白なハンカチにつけたシミ