レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]

監督 : ジョン・ウー 
出演 : トニー・レオン  金城武  チャン・フォンイー  チャン・チェン  ヴィッキー・チャオ 
  • エイベックス・ピクチャーズ (2011年10月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988064291564

感想・レビュー・書評

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  • いまから1800年前、400年の歴史を誇る漢王朝も乱世を迎えていた。君主として帝国を支配するのは、80万人の大軍の頂点にある曹操(チャン・フォンイー)。「天下統一」を掲げる彼は、軍勢2万人の劉備(ヨウ・ホン)を襲う。撤退が遅れた劉備軍は多大な打撃を受けるが、関羽(バーサンジャプ)と張飛(ザン・ジンシェン)の活躍によって、なんとか壊滅を免れた。窮地に立たされた劉備に進言したのは天才軍師として知られる孔明(金城武)だった。その案とは、敵軍である孫権(チャン・チェン)と同盟を結んで、共同で曹操を倒すという大胆なものだった。これからも残された僅かな軍勢で闘いを続けるか、降伏して曹操に白旗を掲げるか。ふたつにひとつしかない選択の中で、孔明の提案は唯一の希望の光だった。単身で孫権との会見に向かった孔明が出会ったのは、孫権軍の司令官ともいえる周瑜(トニー・レオン)だった。彼が知と徳を持ち合わせた優秀な軍人であることは、外観からもひとめで理解できた。周瑜は孔明の提案を警戒するが、その誠実な人柄に触れるにつれて信頼を抱くようになる。孔明もまた、カリスマ的な周瑜の魅力に惹かれ、大いなる友情を感じはじめていた。孫権側の外交官である魯粛(ホン・ヨウ)の画策も功を成して、やがて二人の心はひとつとなる。孫権軍と劉備軍は同盟を結んだ。しかし、両軍を合わせても10万人、曹操軍の80万人には及びもつかなかった。曹操には、もうひとつの野望があった。至高の美女としてその名を轟かす周瑜の妻である小喬(リン・チーリン)を我がものにすることだった。孫権の妹でありながら、馬術の達人で男勝りの尚香(ウィッキー・チャオ)。周瑜の部下で、命も顧みず敵陣に乗り込む勇敢な武人の甘興(中村獅童)。数々の人間模様が描かれながら、曹操2000隻の戦艦と孫権・劉備同盟軍による戦いがいま始まろうとしていた。
    日本でも高い人気を誇る『三国志』を、ジョン・ウー監督が完全映画化。バイオレンスの詩人ジョン・ウー監督が、三國志の原作のクライマックス赤壁の戦いを中心に描いた歴史大作で、ジョン・ウー監督は、「男たちの挽歌」から一貫して、正義や友情、家族を守るために誇り高く戦う男たちの姿を華麗なアクションで描いてきただけあって、今回も巨大な敵に立ち向かう英雄たちの姿を、冒頭の趙雲が劉備の息子を守りながら一騎掛けするアクション、関羽や張飛などが亀甲の陣で巨大な曹操軍を倒すなどのスケールの大きいアクションで描いていて心揺さぶられました。周兪と曹操の小喬をめぐる三角関係、周兪と孔明のライバル関係も絡め、ジョンウーらしい三國志になっています。

  • 『レッドクリフ』、ようやく観た。公開時から話題作だったものの、自分でレンタルするほどでも…とそこまでの興味はなかった。観た結果、ちゃんと面白かった。

    三国志、私は全然詳しくない。が、中国ドラマの『三国志 Three Kingdoms』を観ていたので、なんとなくの話はわかる。『レッドクリフ』が2008〜9年、『三国志 Three Kingdoms』が2010年なので、映画がヒットした影響で作られたのかな。

    私の世代だとコーエーのゲームがあって、そこから横山光輝版を読む人が多かったんじゃないかと。同様に、コーエーの『信長の野望』から日本史に興味を持った同級生が多かった。私はこれらをやっていなかったので、中国史にも日本史にも疎い……ゲームも役に立つことがあるなあ。

    『三国志演義』は明代(16世紀?)で、歴史書は3世紀だそう。どちらにせよ大昔に書かれたものだが、翻案されていまだに面白いのはすごいと思う。

    というわけでドラマパートは面白かったが、合戦(アクション)シーンは編集が好きな感じではなく、面白くなかった。ジョンウーの映画で今一番好きなのは『ハードボイルド』です。『男たちの挽歌』シリーズももちろん好きだけど。ハリウッド進出後の作品から、あまり……今見返すとまた違うのかも。

    実は冒頭10分ぐらい見逃したせいで、桃園の誓いや三顧の礼があったかどうかすらわからない。金城武の孔明が主役とばかり思っていたから、途中から周瑜が出てきて「コイツが主役じゃん!」とびっくりした。赤壁の戦いに絞っているから、この選択はすごく良い。トニーレオン&金城武って『恋する惑星』だよなあと今さら。金城孔明よりもトニーレオンの方がカッコいい……中川家兄の顔を延ばしてカッコよくした感じの。

    周瑜の部下に中村獅童にめちゃくちゃ似た人がいて、何度も何度も顔をガン見した結果、「中村獅童そっくりの中国の俳優さんだろうな」と思ったのだが、エンディングを見たら普通に中村獅童本人で吹いた。

  • 奇襲を弄しての頭脳戦かと思いきや超個人プレー、
    いちいちカッコいい武将の登場シーン、
    琴をセッションして何故かわかりあう二人、
    努力(?)・友情・勝利
    これは少年ジャンプだ!!

    さよなら渓谷があまりに合わなかったので「スッキリしてー!!!」と思って借りてきた。正解。
    パート2もみます。
    金城武は美形だね。

  • part1は、劇場で観賞しました。
    二部作と知らなかったので、最後「えっ!」と驚いた記憶が…(笑)

    予備知識なく観ることが出来たので、楽しく観ることが出来ました。
    正直、part2よりpart1の方が好き。
    兵法を視覚的に表現すると、このような映像になるんだ…と少しゲーム映像的な雰囲気を感じました。
    アクションよりもキャラクターの見せ方が面白くて、好きになりました。

  • NHK-BSプレミアムで放映していた『レッドクリフ Part I(原題:赤壁、英題:RED CLIFF: PART I)/2008』を観ました。

    -----story-------------
    「M:I-2」「フェイス/オフ」のジョン・ウー監督が、三国志の有名なエピソード“赤壁の戦い”を全2部作で描く歴史スペクタクル巨編の前編。
    出演は周瑜役にトニー・レオン、諸葛孔明役に金城武、そして周瑜の妻・小喬役にはこれが映画初出演のリン・チーリン。

    西暦208年。
    帝国を支配する曹操は、いよいよ劉備軍、孫権軍の征討に向け80万の大軍を率いて南下を開始した。
    最初の標的となった劉備軍はわずか2万。
    撤退が遅れ、曹操軍に追いつかれてしまい全滅の危機に。
    しかし、関羽と張飛の活躍でどうにか逃げ延びることに成功する。
    軍師の孔明は、劉備に敵軍である孫権との同盟を進言、自ら孫権のもとへと向かう。
    しかし、孫権軍では降伏論が大勢を占めており、孔明は若き皇帝孫権の説得に苦心する。
    そんな時、孔明は孫権軍の重臣・魯粛の導きで、孫権が兄と慕う司令官・周瑜と面会することに。
    最初は互いに警戒心を抱いていたものの、次第に2人は相手への尊敬と信頼を深めていく。
    -----------------------

    ジョン・ウー(呉宇森)監督による中国の歴史スペクタクル映画… 中国文学の四大古典小説とされている羅貫中の『三国志演義』を基に、史実やオリジナル創作を交えた作品の前編です。

    西暦208年。中華を支配する曹操が率いる80万の大軍は、漢の末裔である劉備の軍を追い詰めるが、僅か2万の劉備軍は辛うじて逃げのびてみせる… 劉備軍の軍師、孔明は、本来なら敵対する孫権との同盟を劉備に進言し、自ら孫権のもとへ、、、

    しかし、孫権軍では曹操軍に対して降伏を望む声が強く、孔明は孫権の説得にも苦心する… そんな孔明は孫権が兄のように慕う司令官、周瑜と面会することになるが、孔明と周瑜は意気投合し……。

    三国志に関する知識が浅薄なので、戦闘シーンを中心としてスペクタル作品として愉しみました… 冒頭における赤ん坊の阿斗を救出する趙雲の獅子奮迅の活躍や、関羽・張飛が奮闘する八卦の陣での合戦シーンの迫力は凄まじかったですねー 三国志をキチンと理解していれば、もっと愉しめたでしょうね。


    -----staff/cast-------------
    監督:ジョン・ウー
    アクション監督:コリー・ユン
    製作:テレンス・チャン
       ジョン・ウー
    製作総指揮:ハン・サンピン
          松浦勝人
          ウー・ケボ
          千葉龍平
          チン・ウェン・ハン
          キム・ウデク
          ユ・ジョンフン
          ジョン・ウー
    脚本:ジョン・ウー
       チャン・カン
       コー・ジェン
       シン・ハーユ
    撮影:リュイ・ユエ
       チャン・リー
    美術:ティム・イップ
    衣装デザイン:ティム・イップ
    音楽:岩代太郎
    主題歌:アラン
    出演 
     トニー・レオン 周瑜
     金城武 諸葛孔明
     チャン・フォンイー 曹操
     チャン・チェン 孫権
     ヴィッキー・チャオ 尚香
     フー・ジュン 趙雲
     中村獅童(特別出演) 甘興
     リン・チーリン 小喬
     ユウ・ヨン 劉備
     ホウ・ヨン 魯粛
     バーサンジャプ 関羽
     ザン・ジンシェン 張飛
     トン・ダーウェイ 孫叔材
     ソン・ジア 驪姫
     チャン・サン 黄蓋

  • テレビでみたから吹替なのがちょっと残念。
    トニーさんが素敵すぎる。
    三國志って全く興味なかったけどトニーさんをあてはめたら読めるような気がしてきたかも!!

  • 風林火山!! アツイね!! ヤケドしちゃうよ~
    戦国モノは豪快壮快痛快の極みやねぇ~

    仁義を説き、勇ましい統率力とカリスマ性で、兵を鼓舞して士気をブチ上げるヒーロー達の男前っぷりにヤラれっぱなし♪
    相手の思考の裏の裏をかく心理戦や、
    虚をを突く兵法が成功していく様は痛快やけど、
    人が犠牲になってたくさん死にまくるシーンはやっぱ残酷やった。
    天下泰平の為に、戦争を起こして大勢の命を奪わなきゃいけない時代も困ったモンや。

    2009年05月29日 

  • 三国志の「赤壁の戦い」を2部作で描いた前半の作品。
    諸葛孔明さんの「八卦の陣」のリアル版を楽しめる。
    映像の迫力は素晴らしい。

    戦いだけではなく人生のなかで「友を持つこと」は大事といったメッセージは感じだが、好みの分かれる話だろう。
    男性で中国史好きにはハマれるお話だと思うけれど、中国史に興味がないとか、アクションがどうでも良い人には、時間が長い分やや飽きがちなお話かも…。

    しかし、トニー・レオンさんはいろいろな役をやるねぇ…。
    あと、なんで中途半端な役で中村獅童さんが出てるんだろ?
    それによって、日本資本も支出されたのかな?

  •  "乱世の奸雄"曹操と、"漢室の末裔"劉備。赤壁の戦いを前にして、劉備は孫権に同盟を申し入れる。なんてわかりやすい天下の勢力図。その中で、同盟を成立させることは国を背負う大きなプレッシャーと隣り合わせの大仕事。こんな仕事を任せられるのは、孔明くらいしかいないだろう。
     三国志を全部読んだ人にとっては、赤壁の戦いは全体の中の一場面にすぎない。けど、その一場面にも様々な人物模様が織り成すドラマがあって、その一瞬一瞬が歴史を作っていく。それは今も同じはずだ。今こうやってブログを書いてる、この瞬間にも歴史は紡がれてる。壮大な歴史は今に続いてるんだな~と思うと、なんかこの時代の人たちに比べて自分たちの生き方って適当になってないかな、とか考えさせられます。
     楽しければいいじゃない。そういう考え方もありだと思う。自分には荷が勝ちすぎる。その判断も正しいのかもしれない。
     でも、かつてこういう人たちが命をかけてつないでくれた今を、もっと思いを込めて生きていくことが必要なんじゃないかなと、そんな風に思わせてもらえました。もっと戦略を大きく捉えて、戦術としての引き出しを増やして、兵站も確保していく。そういうことを考えていかないと。
     国家の話でなくても、一家のレベルでも先がないなと思ってきました。世の中が変わっていく。それは誰かの戦略だ。それを踏まえた自身の振る舞いについて、もっと積極的に考えていくこともできるのに、してこなかったなと反省しました。未来の解像度をもっとあげてかないとだ。

  • 金城武=諸葛孔明 中村獅童 周瑜 趙雲 声のデカい張飛 旗を踏まれてキレる関羽 呉の王の妹に気絶させられる劉備玄徳 政略結婚は大嫌い 漢の皇帝を裏で操る曹操 長江の魚 策が古い 地獄耳 琴の音色 音楽にも造詣深い 牛が盗まれたと訴える老人 大義名分 草鞋を編む 80万の兵

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