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- / ISBN・EAN: 4988102643034
感想・レビュー・書評
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たぶん原題は『孤児院』。
曇って肌寒い昼下がりに明かりを落として観たのでかなり怖かった。
救いがない結末に思えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あらすじ:旦那と幼い養子とともに孤児院をはじめようとするローラ(ベレン・ルエダ)だが、海の近くのその洋館では奇妙な出来事が起こり始める。シモンは友達と遊んでいるというが、大人たちにはその姿がけして見えないのであった。いよいよ孤児院も開院の日を迎えるが、その日シモンは忽然と姿を消してしまうのだった。
ギレルモ・デル・トロもプロデュースに加わったスペインのサスペンスホラー映画。短編映画や音楽PV出身のフアン・アントニオ・バヨナ監督の長編映画デビュー作。アカデミー賞の外国語映画賞部門でスペイン代表となった作品で、ゴヤ賞では14部門にノミネートし7部門を受賞した。Movie Line誌で2000年代のドンデン返し映画ベスト10の第3位にランクインしていたこともあって観たが、それもうなずける快作(http://www.movieline.com/2009/12/the-ten-best-movie-twist-endings-of-the-decade.php?page=all)。
洋館、姿は見えない存在の気配、霊媒師、消えた子ども、秘められた過去。こういうキーワードが好きな人なら観て損はないはず。スペイン北部にある人気のない岬で撮影したそうだが、人気のない森に囲まれた洋館や長くどこまでも続くような砂浜と不気味な洞窟など非常に美しく雰囲気あるロケーション。また、中盤訪れる街で起こる出来事など、演出も冴えている。
本作の脚本家のセルヒオ・G・サンチェスとのコンビで、ユワン・マグレガー&ナオミ・ワッツを主演に迎えた“The Impossible”という作品が今年公開らしいのでそちらも楽しみ。 -
ホッとしたような、悲しいような…
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見終わった後のこのぽっかりした感じ。かわいそう。まさかでした。
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予備知識なしで、サスペンスのカテゴリーにあり鑑賞…普通に怖い!!…ホラーじゃん!!
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孤児院で育ち、孤児院の子どもをわが子として育て、
自らも孤児院を運営しようという母親が主人公。
自分が、育ちすでに閉院された孤児院を買い取り、
自宅兼、孤児院開業の準備を始める。
愛する夫、小学校に上がる前のかわいい男の子に囲まれ、
幸せな生活がスタートする予感。
しかし、病弱なわが子の、
「見えないお友達」の話に少し不安を感じる今日この頃。
不気味な洋館、不思議な老婆、子どもの具体的過ぎる妄想…など、
古典的なホラーの要素が満載。
ふがいなさ過ぎる夫、世の中の出来事に疎すぎる主人公など、
多少、突っ込みどころはあるものの、
最後まで、安定してみることが出来る。
怖さはないものの、細かな伏線をきちんと拾っていけば、
最後のどんでん返しが楽しめる。 -
大好きなギレルモ監督によるプロデュース作品
ホラーの中にどこかファンタジックな要素が入っている雰囲気が秀逸
しかしラストは切ないしやりきれない。
でもなぜかそこがいい -
かなり期待して観たせいか、微妙だった。というか思ったよりホラーだった!「チェンジリング」みたいな心理サスペンスを期待していたのだけれど、途中からおや?という感じな展開に。
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恐ろしくてたまらないけれど、あんまりにも哀しい。近年のホラー作品の中でも特に良い作品だと思う。オープニングの演出がとてもすてき。トマスがかわいくてたまらない。