暴走機関車 [DVD]

監督 : アンドレイ・コンチャロフスキー 
出演 : ジョン・ボイド  エリック・ロバーツ  レベッカ・デモーネイ  ジョン・P・ライアン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.71
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本棚登録 : 27
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142738721

感想・レビュー・書評

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  • 舞台はくず鉄の塊みたいな四両編成の機関車。
    パニック映画みたいなタイトルだが、内容はまるで古典劇を見ているかのような格調高さ(笑)
    そう、ラストの引用にもあるようにシェイクスピア劇みたいなんだよなあ。ジョン•ボイドの快演も舞台演劇さながらだし、狂気の所長の造形も凄い。
    パニックアクション+古典劇みたいな不思議な映画。

  • 原案:黒澤明。
    序盤、刑務所から脱走に至るまではいまいちだったけど、機関車暴走が始まってからはさすが黒澤、と思った。
    機関室に行けない、道具がない、制御がきかない、寒い、そんな極限状況下でどうやって暴走を止めるか、或いは他にどうするか、といったところの緊迫感は『天国と地獄』を彷彿とさせるものがあった。
    囚人たちのドラマもなかなか。時折ジョン・ヴォイトが三船のように見えたりした。黒澤作品の時系列的には『赤ひげ』の次の作品に当たるらしいので、日本でできたなら三船&加山のコンビでやることも考えられたのかも。追っ手の刑務所長は山崎努か仲代達矢か。
    などと成し得なかった日本版を妄想しながら観るのが楽しかった。できればラストはドッカーン!となるところが観たかった。生死は不明でいい。

  • 「午後のロードショー」にて。トニー・スコットの「アンストッパブル」は殆どこの映画を下敷きにしていたのだなぁ。韓国映画の「チューブ」も結末パクッってるな。

    この時代の映画なのでアクションはややゆるいですけど、脱走を試みる囚人に次から次へとトラブルが襲ってくる展開はベタながら飽きさせないです。主人公のジョン・ヴォイトのキャラも強烈で、仲間を散々罵倒して痛めつけて「イヤな奴だなぁ」と思わせてのあのラストなので、ちょっと感動してしまった。

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