チェンジリング [DVD]

監督 : クリント・イーストウッド 
出演 : アンジェリーナ・ジョリー  ジョン・マルコヴィッチ  ジェフリー・ドノヴァン  コルム・フィオール  エイミー・ライアン  ジェイソン・バトラー・ハーナー 
  • ジェネオン・ユニバーサル
3.92
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  • (30)
  • (9)
本棚登録 : 1549
感想 : 324
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102690434

感想・レビュー・書評

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  • なんでこんなに凄い作品をポンポン作れるのか。
    クリントイーストウッドの存在に驚愕する映画でした。

    実際にあった事件を元にしているのだけど、普通に映画にしたら、三文小説のような薄っぺらい話になってしまうでしょう。

    厳しい救いのない世の中であがくちっぽけな庶民を、静かに見つめるような作品。
    主人公のアンジェリーナジョリーも力強く、存在感がある。

    やがて事件は解決するが、子供は戻らず、それでも子供がどこかで生きていると希望を持ち続ける主人公。
    希望をもち生き続ける力強さと儚さ。

    真実がわからないミステリーのような展開。

    きちんとエンターテインメントでありながら、深い人間性を描写した、稀有な作品でした。

    • nejidonさん
      deroderohさん、こんばんは(^^♪
      いつも楽しく拝見しています。
      だいぶ前に見た映画ですが、よく覚えていますね。
      子どもがひと...
      deroderohさん、こんばんは(^^♪
      いつも楽しく拝見しています。
      だいぶ前に見た映画ですが、よく覚えていますね。
      子どもがひとりだんだんロングになる場面で、すごく不安になったのを思い出します。
      そしたら本当に事件になって。
      アンジェリーナ・ジョリーが母というものを静かに熱く演じていました。
      ラストも印象的で忘れられないです。
      懐かしくてコメントしました。失礼しました。
      2020/11/04
    • deroderohさん
      コメントありがとうございます。
      連続殺人犯ですら、人間として描かれていて、しかも狂気もきちんと感じられ、凄みのある作品だと思いました。
      歳を...
      コメントありがとうございます。
      連続殺人犯ですら、人間として描かれていて、しかも狂気もきちんと感じられ、凄みのある作品だと思いました。
      歳を取る事は衰える事だと、自分自身の実感はあるのですが、クリントイーストウッドの凄みを見ると歳を重ねる重要さを感じます。
      2020/11/04
  • ★~☄ニセ小僧のお尻をペンペンしたい☄~★

    ニセ小僧の母親も困ったかあちゃんでしたね、

    母親が、我が子を間違えることなどあり得ないから
    警察の対応にはイライラでした。

    この作品で本当に怖いなぁ~と思った人物は、
    頭に電流を流す装置をセットしてたナース。
    あの無表情がなんとも恐ろしかった。
    あれは、マッドナイチンゲールですゎ

    アンジェリーナ・ジョリーよかったです。

  • 社会派映画監督、イーストウッドの面目躍如。
    警察の腐敗が信じられないくらい凄まじい映画ですが、これは実話らしい。
    権力と闘うことがいかに困難なことかこの映画は教えています。
    警察はありもしない証拠をいとも簡単にでっち上げ、反抗する者は令状なしで精神病院で薬漬けに・・
    1928年の米国ではこうした腐敗がはびこっていた。
    にしても、絞首刑のリアルなシーンまで映す必要があったのか?
    怖い映画です。

  • "ノンフィクション"というワードが物語に横たわる深淵をさらに抉るようです。

    警察の怠惰丸出しな捜査と傲慢なやり取りや拉致のあかない精神病棟での押し問答にかなり神経をキリキリさせてしまいましたが、それもこれも、実際にあった事件であるという前置きがあったからだと思います。
    『es』を鑑賞した時と似たような後味の悪さを感じました。

    アンジー扮する母親のはらわたを引き千切るような表情は観ていてとても辛かった。
    ただ、事情聴取で嗚咽を吐きながら証言を始める少年の演技には圧倒されました。
    時代背景を思わせる衣装や車、働く女性たちという構図も物語に強く引き入れられましたし、ウォルターが母になぜ自分には父がいないのか訪ねた時、母が返した"贈り物"の喩え話や精神病棟にて"言葉は使うべきところで使うべき"と懲罰室で不敵に言い放つキャロル(精神科に収容された患者)のセリフが妙に印象に残りました。

    総じてみれば評価★★★★は堅いところだとは思いつつ、鑑賞し終えたあとしばらくずっしりと重い余韻を彷徨ってしまってとてもやるせなかったので、★ひとつマイナスで失礼します。

  • 冒頭に入る、これはノンフィクションだという説明が映画をみている最中にゾクゾクと肝を震わせる。

    ストーリーを全く知らずに見始めたら、とんでもない話だった。1925年頃のアメリカ、ロサンゼルス市警の腐敗しきった隠蔽工作。およそ100年前か。

    見栄と権威のために、明らかな事実をもねじ伏せようとする。恐ろしい。

  • クリントイーストウッドだったんだ知らなかった。アンジェリーナジョリーのせいだな、きっと。アンジーって唯一無二の女優さんの一人だよね。どんな役もこなしてしまう。

  • 原題:Changeling
    レンタルで観賞。

    実際の事件を元にした映画。

  • 1920年代、ロサンゼルスで起きた事件を映画化。
    息子が誘拐され、警察が探し出す。しかし、戻ってきた息子は違う子どもであった。抗議をしても聞かない警察とは別に、母親が一人で事件の真実を調査し始める。精神障害者として施設に入れられもする。
    凶悪な誘拐事件は、解決を迎えるが、彼女の息子は出てこなかった。彼女は最後まで独自で調査を進めている。。

    非常に心が重くなる、社会を揺るがす事件であり、警察の対応の悪さにも無力さを感じる。自分が母親ならばどうするだろう。考えたくないが、今の社会、同様の事件が起きないとはいえない。こどもを一人にさせたくなくなる映画だ。

  • アンジェリーナジョリーの演技がすごい。警察サイテー。ずっとハッピーエンドにならないってわかってても、祈りながら最後まで観てしまいました。

  • 実話をベースにしている分、
    警察や病院の悪事には、ふつふつと怒りがこみ上げてきました。
    またアンジェリーナ・ジョリーも母親としての演技が非常にパワフル。
    ここら辺は自身も親だからこそ出せる演技でしょうか。
    そういった描写が非常に見ている分、感情移入しやすく、
    「イーストウッドすごいなぁ」と思っていました。

    しかしラストが実話ベースの悲しい性。
    煮え切らない結末に星を一つ下げてしまいました。

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