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- / ISBN・EAN: 4988105060159
感想・レビュー・書評
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海外の人と話していて、このハチ公の映画のことが話題に出たことが何回かある。日本人がこの映画を話題にすることは皆無なんだけど。
海外でのこの知名度は私には謎。基本的に、みんな犬が大好きだからだろうか。
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2016/08/30 鑑賞
むかし、友達が待ち合わせ場所を「渋谷のハチ公前で」と指定してきたので、「えっ、そんなド定番なところ?」と思いながらも特に逆らわず、待ち合わせしてみました。
人だらけで識別困難かと思いきや、意外にも一目で発見!
むしろ、駅周辺の他の場所より分かりやすかったかも?
ということで、私にとってはハチ公=待ち合わせスポットの銅像であり、飼い主をひたすら待ち続けた律儀なワンコ、という以上のことは何も知らなかったので、映画を見るといろいろと知らない事実が分かって深く感動するのでは?という期待を持って見ました。
しかーし。
衝撃的なまでに、そのまんまの、新事実は特に何もない映画だった。
もっとハチに感情移入できるかと思ったんだけど・・・・うーん、なぜだろう。いつも、動物がただ出てくるだけでもう涙腺ユルユルな私が、見終ったあと、ポカーン( ゚д゚)
変な話ですが、他の方にも感想を聞いてみたいです。もしかしたら、タイミングとか体調が悪くて何も感じなかっただけかも?
いたいけな動物が出ているのに、ハリウッドでリメイクまでされた作品だというのに、この何もない感じはいったい何?とキツネにつままれたようです。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
TVにて
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「ハチは待ちつづけた、ご主人の帰りを」
秋田県大館の近藤家の紙屋では、牝犬アカが4匹の仔犬を出産した。
数少ない純粋な秋田犬誕生の報告が、県庁の土木課長・間瀬の元に届けられ、間瀬はそのうちの一匹をプレゼントすると東京の大学教授、上野秀次郎宅へ知らせた。電話を受けた一人娘の千鶴子は大喜び。
彼女はさっそく温泉に行っている両親に電話をするが、二人共難色を示した。昔飼っていた犬の死以来、生き物を飼うことに反対だったのだ。だが、飼いたいという千鶴子に押し切られてしまう。
秋田犬の到着する日、千鶴子は外務省勤務の婚約者・森山とデートに出かけ、やむなく犬嫌いの書生・才吉が江戸っ子の植木屋・菊さんに頼んで一縮に渋谷駅へ出迎えた。到着した仔犬は死んだようにグッたりとしていたが、上野家に連れ帰り、教授が女中のおよしにミルクを持ってこさせ鼻先に置くと、元気よく起きあがった。
仔犬の面倒は自分で見ると約束していた千鶴子は、いつの間にか妊娠し、あわただしく結婚式を挙げると上野家を出ていった。結局、仔犬の世話は教授が見る羽目になり、彼はハチと名を付けた。
三ヵ月が過ぎ、ハチはイタズラ盛り。人には人格が、犬には犬格があると言う教授は、ハチに自由奔放な生き方をさせた。
いつからか教授を渋谷の駅まで送り迎えするのがハチの日課となっていた。雨の日も雪の日も送り迎えするハチの姿を、交番の町田巡査や屋台の焼き鳥屋の留さん、たみ子夫婦、古川駅長たちが暖い眼でみていた。そんなハチの健気さが教授には可愛くてたまらない。千鶴子と森山が孫を連れて来ても、ハチのノミ取りに精出す始末。
ある朝、教授を駅まで送って戻ったハチは急に悲しげな声で吠え始めた。その同時刻、教授は脳溢血で倒れ帰らぬ人となっていた。上野家は売りに出され、静子は千鶴子の家へ身を寄せることになった。ハチは浅草の土建業者・橋本に引き取られるが、何度となく抜け出し渋谷の元の家を訪れるのだった。
野良犬と化したハチを見て、菊さんが自分の家に連れ帰る。まもなく、森山はロンドンに転勤となり、静子は和歌山の実家に帰った。突然、菊さんが亡くなり、ハチには寝ぐらも身寄りもなくなってしまった。
毎日、午後5時半になると渋谷駅で教授の帰りを待つハチ。
そんなハチのことが新聞に載った。それを見た静子がハチを訪ねてくるが、ハチは彼女の前から姿を消す。
昭和10年3月8日、雪の中でハチは教授を待ちながら13年の生涯を閉じた。 -
忠犬ハチ公を元にした映画。
ハチィィィイ。
「人格があるように犬にも犬格がある、犬格を認めなさい」
ラストはただ涙。
しかし、ご主人があんなに大切にしてたハチに対して
もっと何かできなかったのかとの思いも沸いてきて
はがゆい気持ちになりました。 -
goo映画・作品紹介
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17858/index.html
飼主の大学教授が亡くなってからも、渋谷の駅で主人を待ち続けた忠犬ハチの実話を基に人間と動物の交流を描く。原作・脚本は「映画女優」の新藤兼人、監督は「旅路 村でいちばんの首吊りの木」の神山征二郎、撮影は... -
映画としては少し前の作品だが、仲代達矢の家長としての素晴らしい演技が光る作品。教授が亡くなってからの物語がやや空転気味な気もするが、ラストの哀しさはやはり秀逸。
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哀愁に泣ける。大正時代のリアリティがあるな