うしおととら 全33巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]

著者 :
  • 小学館
4.40
  • (41)
  • (15)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 183
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・洋書
  • / ISBN・EAN: 9780714343815

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 始めは、妖怪と反発していたが、次第に友情のようなものができる。後半は、感動モノ!!色々な謎もはっきり!

  • 初めて読んだ頃は、ただただ面白いから夢中で読んでいただけだったけれど、大人になってから思い返せば、なんて名作だったのだろうと愕然とします。あれを「ただの漫画」だと思って夢中で読んでいただけの中学生の私は、アホですな。

    とらが好きで好きで好きで好きで、たまらないくらい大好きです。とらの最期をふと思い出すたびに、家に引きこもってわんわんと泣きたくなるくらいに好きです。

    藤田和日郎さんの父性というか、大きく丸ごと受け止める器のようなものに守られて、各々のキャラクターたちが必死に生きて行くのを見るだけで、圧巻されます。ストーリーが深くなればなるほど、どのキャラクターに肩入れすることもできず、キャラクターと共に悩み、悲しみ、喜び、怒り、苦しみ、挫折し、立ち上がり、闘い、赦し、生きて行く。

    特に最後の数巻(28〜29巻あたりから)は、話の筋を知っていても読んでいて涙が止まらず、いつも最終巻は涙で曇った視界でしか読めません。ちょっと残念。

    確実に、これからの日本人のDNAに組み込まれるであろう名作。

  • 連載投書も読んでいて、今でもたまーに本棚から引き出して読むぐらい好きな作品。

    主人公の中学生・蒼月潮が巻き込まれた運命、彼に憑りつく妖怪・とらの心の移り変わり、彼らの友情と諍い、潮の成長ととらの成長が丁寧に、緻密に、感動的に描かれていきます。
    そして、30巻以上を費やして織り成してきたストーリーが、それまでに登場してきたすべての人たちが余すところなく活かされながら最終局面に向かって収束していく。ここまで、登場したすべてのキャラクターの伏線と物語が殺されることなく表現され尽くした作品は、ほとんど類を見ないと思います。

    あまりにキャラが増え過ぎ、単行本の数が増え過ぎると、追いつけなくなって読む気がなくなるので(最近だとONE PIECEとかBLEACHとか)、33巻で綺麗に完結させた作者の技量と出版社の英断に拍手を送りたい。妖怪がテーマなのでちょっと好き嫌いが分かれるかもしれないけど、残していきたい作品。

  • 子供のとき途中まで読んだものをようやく読んだ。
    ぜったい最後は白面の者を倒すんでしょと思っても、これでもかと試練があり、
    中学生の男の子にはむごいと思いつつ、
    うしおなら、と思ってしまう。
    とらがあっさり消えてしまったのが悲しかった。。
    マユコが大好きなとらを人間に戻そうと櫛削るシーンが泣けた…
    キリオが大きくなってマユコを支えてくれるかなと思った。。

  • 私の中で不動の一位の漫画。
    少年漫画の限界点に踏み込んだ感動の名作。

  • 学生時代、周りは結構読んでたけど、何となく手を出さずにいた作品。ブックガイドで取り上げられているのを複数目にして、今更ながらに読んでみた次第。色んな妖怪が登場するから、それ系が好きな自分としては満足度高し。のみならず、バディものとしても秀逸で、仲間の絆に胸が熱くなるシーンも少なくない。

  • 全てがとらの最後の一言に集約されている。

    敵との戦闘能力の差も気付けば上回っていて、修行もすることなくあれよあれよと物語が進んでいくが、そう言う雑さがうしおの不器用さと相まって、最後のとらの名言と共に記憶に蘇ってきて、感動を生む。

    いい漫画でした。

  • 前半すこしダルいけど、最後の戦いにかけての怒涛の展開は圧巻。
    うしお、とら、法力僧、東の妖怪、西の妖怪、自衛隊、科学者、獣の槍(ギリョウ)、鏢。
    みんな白面の者を倒すという目的は一致していても、これだけの派閥がいるのに、それぞれ違う立場、思惑をしっかり描けてる。
    だからこそ、それが絡み合うラストのエモさもひとしお。
    欲を言えば、心理描写の精神年齢がもう少し高いともっと良かった。
    といってもそれは大人の意見であって、子供向けの少年漫画としてはとても良いと思います。

  • コレ、大好きなんです。
    うしおが どこまでもまっすぐで まぶしくて 憧れて 応援したくなっちゃう。

    中味はね、妖怪盛り沢山で、民話や怪しい呪いもあって、宗教団体が法力合戦してるし、時間と空間超えて大冒険するし、そりゃ~もう…な話しなんですけどね。

    縁というか絆というか…嫌っても背いても断ち切れない何か…

    どんな存在の中にも、奥底にあるピュアな心。

    色々なものを感じながら、泣けること必至です。

  • 泣ける。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤田和日郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×