【コミック】バルバラ異界(全4巻)

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感想・レビュー・書評

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  • 理解しようと思って途中まで図などを書きながら何とかついていったのだが、最終巻になって怒涛の展開でそこから一気に読み終えてしまった。青羽という少女の見ていた夢は未来の現実であり、時生は夢に干渉して未来を作り上げていた…?時生のいる現実では不老不死の実験が進み、火星への進出による影響も重なり、バルバラという夢の世界は果たして…… 読んでいる最中はぐんぐん進んでいったが、改めて言葉によって整理しようとすると複雑に絡み合っていて、上手く解き解せない。何かすごいものを読んだという印象が読後に残る、未来は過去の集積であって過去から未来に干渉できる、こう書くと至極当たり前のようだが、一方向じゃなくて交錯しているという感覚、思ったよりも近い、手を伸ばせば届く距離に未来が。時生はキリヤを救えたのだろうか?

  • 第1巻を電子書籍無料版で読んでしまったのが運の尽き。家のどこかに埋もれている紙の書籍を発掘するのももどかしく、電子書籍で全巻セットを買ってしまった。とにかく内容が濃い。SFの謎解きはもちろん、キャラの一人一人に深い人生の業が感じられる。さて自分はなりたい人間になれているか、そのための努力をしているかと考えさせられ、恥じ入った。こんな思いをさせるマンガには昨今出会えない。

  • こういうマンガ、アニメになってくれないかな

  •  読んでる最中切なすぎて胃が痛くなるのはいつものこと。

     こども。大人に与えられなかった、もしくは奪われてきたこども。
     ある意味桜庭さんや理生さんにも共通している。
     傷つけられた っていうのかなあ。
     「残酷な神が支配する」のジェルミとかなら、最初は幸せだったからそれでもしっくりくるけど。
     キリヤは最初からなかったものね。不安定な情緒。
     頼るものがなくて、自力で必死に立っていようとする子。
     今回も発想がすご過ぎるよ、もとちゃん。
     ちょっと「マージナル」の世界観にも似ている。
     遺伝子に固執するあたり。

     キリヤ、せっかくトキオと触れ合っていけてたのに。
     トキオはもう、キリヤが本当に血のつながった息子じゃなくたって、キリヤと一緒にいられたらそれでよかったと思うんだ。
     トキオの息子じゃなかったと知って、キリヤはとても傷ついただろう。
     きっとまた、トキオが離れていくと思って。
     だからあれは、ほとんど自殺みたいなものだ。

  • プレゼント用に購入したら、辛抱できなくなり自分のを再読。しばらくその世界に浸りきる。

    いやあもう素晴らしいの一言、あれこれ言う気も失せる。SFとしても少女漫画としても最高だ。萩尾先生の作品にはいつも、喪失の痛みが流れていて、そこが胸に迫る。

  • 他人の夢に入ることが仕事のトキオと離婚した妻に引き取られたキリヤ、キリヤの空想したバルバラと言う名の世界に侵入し暮らす青羽、眠り続ける青羽の夢に入るトキオ、と言う三角形の関係がベース。

    そこに死者の心臓を食べることで記憶を共有するバルバラ人、精神的にちょっとどうなのよと思うようなトキオの元妻、バルバラ人のタカやパインと言った人物が絡み合ってかなり複雑な物語でした。

    離れて暮らしていたためにお互いに距離を上手く掴めないトキオとキリヤ、特に父親としてどうしていいのか悩み模索するトキオが息子を生かすために取った結果、息子を喪う悲劇はとても切なかった。

    流石は萩尾望都!と思わせられる現代と未来、現実と異界が交錯するSFでした。

  • 渡会トキオは夢の探査の仕事をしていて、母親の心臓を食べて眠り続けている青羽の夢を探査する。バルバラの話と現在のできごとがリンクしていて面白かった。

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