ペルソナ3ポータブル - PSP

  • アトラス
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  • Amazon.co.jp ・ゲーム
  • / ISBN・EAN: 4984995900469

感想・レビュー・書評

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  • 2018/08/16クリア

     2010/12/20に購入。その後、やったり、しばらくやめたり、またやったりと、ようやくクリアした。

     当初ペルソナ3が出たとき、音楽やキャラクター、デザインなどに惹かれてずっとやりたかった。従来の女神転生のダークなイメージを払拭し、ポップになったのも個人的には好きだった(と言っても、ペルソナ4や5と比べると暗いけど)。いつかプレイしたいと思っていたら、このポータブルで出たのでプレイできて良かった。
     
     プレステ版より若干グラフィックがお粗末になっているのはご愛敬で、やはりすばらしい作品だ。エンディングも鳥肌ものだった。

     長期間かけてクリアしたので、結構やりこんだ。コミュを全部10にはできなかったし、まだ集めていないペルソナもあるけど、満足。レベル75くらいまであげたので、タカヤまでは結構楽勝だったが、ラスボスはそれなりに強かったので手応えもあった。

     しばらく取っておこうと思う。取り残したペルソナを集めたくなるかもしれない。

  • 誰も知らない時間、キミと駆け抜けた記憶。

    今作で3つ目となるペルソナシリーズ。旧作が好きだった身としては、大きく雰囲気を変えてきたペルソナ3はカッコイイとは思ったものの受け入れ難く感じ、しばらくシリーズからは離れていた。
    同じ会社が作る女神転生シリーズは、神と悪魔、宗教や思想、オカルトなどを全面に出しそれらと関わった人間たちの戦いを描いているが、ペルソナシリーズは超常的な事は起きるものの、それに関わる人間により注目したものだ。現実に近い世界観はどちらも持っているけれど、大抵すぐ日常が崩れその後をどう生きるか話が紡がれていく女神転生とは違って、ペルソナはキャラクターの内面に深く切り込み、忍び寄る恐怖や崩壊に立ち向かう様を語っている。

    久しぶりに触れたシリーズ三作目はその精神をしっかり受け継ぎ、大胆な改革を成功させた国産のRPG屈指の名作だ。
    特に注目なのは、主人公が学生生活を通して育んでいく様々な絆。タロットカードのアルカナに沿ったテーマを内包したそれはコミュと呼ばれ、プレイの半分はコミュに関わるエピソードを進めていく。
    どれも魅力的な展開を見せるが、オススメのコミュを一つ挙げるとするなら――プレイ済みの人ならきっと共感してくれるだろう「太陽」のアルカナだ。ペルソナ3という作品ならではの印象深いエピソードだ。

    コミュはプレイの物語面だけに留まらない。各キャラクターが持つペルソナ、心の力にはその性質に応じたアルカナがあり、コミュを進めていくと対応したペルソナが強化されより戦闘を有利に運べる。打算的に仲を深めるのか、と疑問に思うかもしれないが、こう考えるべきだ。守りたい気持ちが、その想いが力として現れたのだ、と。
    ペルソナは武器に非ず、如何様にも姿を変える鎧。守りたいものの前に立つ誇りのカタチ。

    今作で特に驚いた事が一つ。どんなアルカナのペルソナも扱えるのは主人公だけという変更だ。なぜ今作では主人公だけになってしまったのかといえば、おそらくその人間を描くことに大きく関わっているのだろう。
    終盤にもなれば、あらゆる部活動に引っ張りだこで学年一位の成績を修め異性にも大好評、戦闘ではリーダーを務めて先輩からの信頼も篤い完璧超人になれるが、そうあるべきと主人公が、つまりプレイヤーが願い行動した結果に過ぎない。
    主人公が最初に目覚めるペルソナは非常に弱い。シリーズでも最弱と言われるほどだ。主人公は学生であるからもちろん赤ん坊ではない。しかし「あなた」にとっては分身として生まれたばかりだ。戦う力は弱く、転校してきたばかりで頼るものもない。これから何のために戦うのか、何と出会うのか。生きる答えをひとつずつ探していく。
    始めてからしばらくはとても気になったが、クリアする頃にはこれで良かったんだと感じられた、作風に合わせての英断だと言える。

    P3ポータブルとしてPSPに移植されるにあたり様々な改善が成されているものの気になる点がある。
    ハード性能の劣る機種に移植されたため、3Dのキャラクターが映るのはバトルシーンだけで、それ以外は背景に立ち絵、下枠に台詞というアドベンチャーゲームのような作りになっており、原作にあったアニメーションも、オープニング以外は半端に切り取った不自然な一枚絵になっていて演出面ではやや残念だ。原作ハードであるPS2の性能には負けるものの、PSPでアニメーションが再生されるゲームは少なくない。作り全体のバランスを取ったのかもしれないが特に重要なシーンだけでも有って良かったのではないかと後に原作をプレイしてから感じた。
    しかし、ポータブル版独自の要素として女性主人公が追加され、各コミュも合わせて作り直されている。BGMやメニューの色も専用になり新鮮だ。P3の物語自体に大きく変更はないが、女性主人公ならではの展開が用意されているのは素晴らしい。女性プレイヤーだけではなく、男性プレイヤーも是非プレイしてもらいたい。一つ紹介すると、仲間の男性キャラクターと恋人になれる。オススメは中盤に登場する先輩キャラクター「荒垣真次郎」だ。彼自身は男性主人公を選んだ場合でも登場するが、より踏み込んでいけることだろう。

    さぁ、満ちる月が全てを照らす。
    その手に光る引き金で、恐れを燃やし立ち向かう時だ。

  • プレイ期間:2010/08/27~2011/03/22
    クリア時間:約67時間
    難易度ノーマル/男主人公

    PS2版を途中で挫折し、今度こそ!と挑んだPSP版。途中で中断したりとだらだらプレイしてましたが、やっとクリアしました!
    RPGというより、不思議のダンジョン付きADVという感じ。PSP版になって移動が簡略化されたので余計に……。

    ゲーム的にはひたすらダンジョン潜ってレベル上げてペルソナ強化して、という割と地味な作業ゲです。それがすごく楽しい!
    音楽やUIデザインの秀逸さが良い味付けになってます。
    ロードもサクサクで快適プレイ。
    音楽は通常戦闘曲のカッコ良さがピックアップされがちですが、後半のしっとりしたフィールド曲も良い感じ!

    キャラはみんな影があるというか癖がある感じなので、好き嫌いあるかもしれないです。最後までやるとみんな可愛く思えてきますが……。あ、でもアイギスは初期のキャラの方が好みです。ロボ子可愛い。

    ストーリーをクリアするだけならあまり難しくないです。PS2版よりも難易度が下がっている印象。DSの女神転生SJよりもずっとずっと簡単でした。
    隠しボス撃破とかコミュMAXとかを狙うなら攻略必須かも。私は無理でした……。

    難点を挙げるならば、やはり長いこと……。1年を1日ずつ進んでいくので、途中すこし中だるみしちゃいました。
    あと異性とのコミュを進めると恋愛モードになっちゃうのがちょっと……。ギャルゲ・乙女ゲをやりたいわけじゃないんだよなあ。
    敵キャラも色違いばかりでバリエーションに欠けたのが残念。

  • なんだか…半分ギャルゲーじゃね?
    いや、面白いけど。
    面白過ぎて、すでに3週目だけど(男主→女主→男主)。

    女主はPSP版の追加要素だそうで。。。
    2週目で使ってみたら、小悪魔過ぎて吹いた。
    テオドア(CV:諏訪部順一)や荒垣センパイ(CV:中井和哉)も
    メロメロになるはずですよ。順平はよく無事だったな(笑)

    PSP版のペルソナをプレイして、気付いてはいたけれど、
    音楽軽っ!戦闘さっくさく!でも、最強の敵強過ぎ!!

    1月~エンディングの暗さは相変わらずだったけど、
    ペルソナの方向性は変わってしまったなぁ。さみしい。
    でも面白かった。好き。(複雑)

  • とってもクールでスタイリッシュだ。
    個人的には女神転生のような
    荒廃して乱れた感じのほうが好きなのだが
    これはこれで面白かった。

    しかし肝心のタルタロス探索が単調で面倒に感じた。

    敵キャラの使い回しの多さが残念。
    対戦する敵のデザインも楽しみにしている人は多いと思う。

    男主人公でしか遊んでません。
    1週目は普通にクリア。
    コミュランクMAXでヒロインごとの個別エンドがあることを後から知って
    2週目もやってみたが途中で飽きてしまってクリアできなかった。
    (ひとつのゲームを何週もという遊び方は自分にはできない)

    ペルソナシリーズの特徴として
    2Dになったことで、3Dダンジョンが苦手なひとでも手軽に楽しめるようになった。
    形は変われど悪魔合体の面白さは健在。
    ありだと思う。

  • 名作3に女主人公を追加で再登場。
    綾時を速攻で落としにかかったのはいうまでもありません笑
    ここで女の子だったら…という展開が見れて
    PS2版をプレイした人でも楽しめる内容になっています。
    しかし女主人公だと装備はナギナタで固定です。
    パンチラ防止だと勝手に思っています。

    フェスや4の良い要素も追加されていて
    システムバランスも良い感じ。
    ポータブルゲームなので移動時間もかなり短縮。
    ペルソナは本当デザインと音楽に
    気を使ってるなーというのはすごく感じます。
    残念なのは容量の関係か
    アニメーションシーンがほとんど静止画になっています。
    PS2で一回やったことがある人にはちょっと残念です。

    肝心のストーリーはほぼ一緒ですが
    性別で攻略コミュが変わります
    (当たり前といえば当たり前なんですが)
    こちらも楽しめましたが男主人公が好きな方は
    FESがある分PS2版のほうが面白いのかも…なあ…。
    私はあまりFESのストーリーに思い入れがないので
    女主人公でも何だか普通に受け入れてしまいましたが
    そこら辺は人それぞれなのかもしれないです。

    女主人公はそれはそれでありかなあと思う展開でした…が。
    綾時が恋人だとその後の展開が
    非常にやりづらいのは私だけではないと思う…(苦笑)

    なんだかんだとペルソナ好きで
    且つしっかり楽しんでしまったので★5つ!

    ついにペルソナ2罪もPSPで出るので
    いつかは手を出すでしょう…きっと…。

  • 石田さんは男主人公の声担当なんですが 何役もこなしていらっしゃるので むしろ 女性主人公でプレイして 9月を楽しみに待つのが正解かと。 とにかくゲームがしっかりしてるので 石田スキーなら 思い入れたっぷりにラスボス戦をむかえ 号泣しながらエンディングを迎えられるんじゃないかなぁと。もうね ラスボス戦がすばらしいです。音楽も語りも。
    全体を通してシナリオが秀逸すぎ。他のキャストさんのキャラも非常に鮮明でみんな大好きになってしまいました。

    PS2版より PSP女主人公版の方がお手軽で なにやら ラブい空気が濃いような気がします。

  • 主人公   他ファルロス:望月綾時:ニュクス:アバター/石田彰

    月光館学園に転入してきた高校2年生の少年。満月の夜にシャドウに襲われたことがきっかけで、ペルソナ能力を覚醒させる。その他のペルソナ使いとは違い、複数のペルソナを同時に所持し、自由に付け替える特殊能力ワイルドを持っている。また、専用の武器はなく数種類の武器を使いこなすことができる点も他のキャラクターと異なる(『ポータブル』では片手剣に固定)。また、パーティ編成時に主人公を外すことはできず、必ず先頭になる。
    性格は冷静沈着で何事にも動じず、常に無口で無表情。ストーリーの性質上、仲間達の八つ当たり、言いがかりの標的となる事が多い。

    学園都市を舞台に「ペルソナ」という特殊能力を使う少年少女たちを主人公にしたロールプレイングゲーム。

    PSP版では女主人公でプレイが可能になって、難易度の幅が増えた。
    追加要素があるのでPS2版をプレイ済みでも楽しめる仕様。

  • 総プレイ時間425時間。
    プレイ時間で分かるとおり、かなりハマっていました。

    私にとっては、初めてのペルソナシリーズということで、1周目は分からないことが多く、ゲームの進み具合もノンビリしていたのですが、2周目以降、いろいろな育成要素に引き込まれ、結局4周あそぶことになりました。

    ダンジョン自体は自動生成で階床を重ねていくというもの。
    単調な攻略になるかと思いきや、工夫することによって格段に戦い易くなるバトルのシステムが面白いことと、ペルソナ合成によって得られる新しいスキルによってバトルのしかたがどんどん変わって行く面白さが加わって飽きがこない。

    また、ペルソナ合成では、同じペルソナでも、プレイヤによって持たせるスキルが変化する(自分なりに工夫して育てられる)というのがゲーマー心をくすぐる仕掛けになっていて、何周しても新たな気持ちで育成できるのが面白い。

    また、女性主人公では、仲間とのコミュ(会話による絆)が体験できるのも良かった。

    ペルソナ合成と育成、全コミュMAXへの挑戦など、次々にやりたい事が沸いてくる時間喰い虫なゲームでした。楽しかった〜。

    ただ、ストーリーとしては解明されなかった事実が多く、少し消化不良な点も…。未だにエンディングには納得できていません。

    プレイ時期:2009.11〜2010.2

  • オレたちの青春ー!みたいな映画を、最近よく見る気がする。
    確かに熱く盛り上がったり、みんなで何かを成し遂げたり…
    そこにカタルシスがある事は十分わかるのですが、結局「二度と戻っては来ない時間」だという事が、青春の一番大切な部分だと思う。

    一日駈けずり回るような日もあれば、ただ何となく過ごした日もあって、
    飛び上がるほど嬉しい事もあれば、泣きたいくらい悲しい事もあって、
    過ぎ去ってからやっと「全部終わったこと」に気づいてしまう。
    高校生がプレイするより、大人がやる方が感慨深いかも知れません。

    おっと、ゲーム性も十分にやりこみ要素があってお値段以上ですよ!
    P3、P3フェスをプレイされた方も是非。

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著者プロフィール

代表作に『ペルソナ』シリーズ、『真・女神転生』シリーズ、『世界樹の迷宮』シリーズ、『デビルサバイバー』シリーズを持つゲームメーカー。
『ペルソナシリーズ』最新作の『ペルソナ5』は全世界累計出荷数が200万本突破(2017年12月1日)!

「2018年 『オーディンスフィア ちいさな妖精女王(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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