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- / ISBN・EAN: 4988021133777
感想・レビュー・書評
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なににびっくりしたって、エンドロールで「ARATA」の名前を観た時。「この私がARATAを観逃すわけない!」と思い、でもどこで出てたのか全く分からず、しかし本編を観終わってから予告編を観直したら「そうだARATAも出てるなら観よう、と思ったんだった」ということを思い出した。
前置きが長くなったが、この作品のある一端の重要な部分を担う人物が首から下だけ登場するんだが、観ていて「なんていい声で、顔が見えないのにいい芝居だってわかる演技をする俳優なんだろう。誰だこれ?っていうかこういう登場の仕方での出演依頼ってどうしてるんだろう?顔が出ないんだからそんな有名どころには依頼出来ないよなあ、しかし確実にこの人芝居巧いなあ」と思っていたその人こそがARATAであった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
横浜聡子さんの名前を知ったのは『俳優 亀岡拓次』の頃だったと思うけど、同世代の女性監督ということで気になってました。次に『バイプレイヤーズ』で、テレビドラマの監督もするのかーと(テレ東なので未見)。『ひとりキャンプで食って寝る』は夏帆出るし放映前から楽しみにしてた(こちらはBSで観てます)。
というわけで『ウルトラミラクルラブストーリー』を観ることに。松山ケンイチは嫌いではないけど麻生久美子が苦手だから食指が伸びなかった作品。同様に『時効警察』もオダギリジョーは好きだけど…と。麻生久美子でマトモに観たのは『カンゾー先生』ぐらい。理由は脱いでるから(苦手ちゃうんか)。
音楽だと冒頭5秒、映画だと冒頭5分で直感的にどうなのか「わかる」時がある。他の方もあると思う。
この映画は冒頭の部屋のシーンからヤバい空気で……観ていくとドラッグ映画だった……。
ブクログでの評価が非常に低い作品ですけど、これはほんとそうでつまらなかった。
映画もアート作品だから、絵画や音楽と同じで何をしても良い。自由。
(この作品は違うけど)例えば夢オチの場合ダメと言われることが多いが、私はそうは思わない。ラストが現実で、メインで描かれる夢の部分が面白ければ別に良い。
この作品は、そもそもの途中の好き勝手やった部分がつまらない……。まあ面白い点が完全にゼロではないけれど。
「好きにやってみました、えへへ」みたいな作品だと本当に自己満足。アートは自己満足で良いけど、じゃあ監督本人にこれを観せて本当に面白いと思ってんの?って訊きたくなる。
全編津軽弁なのは良かった。こういう作品はもっと作られるべき。何言ってるかさっぱりだったから、字幕がついていてありがたかった。
そしてこんな内容なのに原田芳雄とか藤田弓子とか良い俳優さんがよく出たよな!音楽も大友良英だし、ARATAもあの出演方法でよく出たな……。
横浜聡子監督の才気が感じられないわけではなかったから、前作の『ジャーマン+雨』の方が良いのかもしれない。けど『ウルトラミラクルラブストーリー』は、あんまり好きな作品ではなかったです。
それで、感覚的にATG映画と似たようなところも若干感じたので、横浜聡子監督がどんな映画が好きなのか調べてみました。
デプレシャン、カラックス、キアロスタミ、あと羽仁進らしいけど…それでどうしてこうなるのかわからん。ATGや羽仁さんの作品は私も好きだけど、別に好き勝手にやってるわけではないし、きちんとストーリーがあるしなぁ。 -
ポップなタイトル名と、その内容にギャップを感じる人が多いかもしれない。
なにより全体を通しての津軽弁。あれは、言語は音として聞いて内容は感性で受け止めろってことなのか。
ちゃんと理解しようとする程ストレスがかかる。
ARATAの使い方が自然で笑えた。警察、なんで捕まえないのww?
でも最後のシーンに唖然。最後まで見て思ったのは、生命の危機に触れながらも一人の女性を想い続けた青年の一生、という意味でウルトラでミラクルってタイトルにしたのかなってこと。
町の皆さんが陽人をまるまる受け入れてくれてるけどそれは25歳でまだ若くかわいげがあるから?
あっちゃん(母親)亡き後の彼がこの町に住み続けられる自立の道はあるのか。先行きがあやしい。
映画だからそこまで考えなくてもいいかもだけど。
陽人が再び死ぬことで物語は終わりに向かい、それぞれがそれぞれの道を歩みだす。
陽人の一途さ、ADHDの役を清々しく演じた松ケンに拍手★ -
とっても不思議なお話でした。掴めそうで掴めない、そんなお話。
キャラクターとか舞台設定とか、殆ど詳しく説明されないままどんどこお話が進んでいく感じです。
結局のところ、町子さんは陽人くんのコトについて知っていたのかしら?生き返った時点で知るコトになったのかしら?
私が作品を見る時、日々の消化物が多いせいで大抵早送りで見るのですが。あ、何喋ってるか分かる程度の早送りができるのですよ、ウチのデッキさん。助かってます。…じゃなくって。
で、今回もその態で見始めたんですが、津軽弁が何て喋ってるのかが分からな過ぎて、途中から通常運転で見ました。ていうか、通常運転で見ても若干、何喋ってるのか分からなかった…。 -
タイトル通り
ウルトラミラクルラブストーリーでした。
いや、
ウルトラミラクルどころじゃない(笑)
青森弁(?)も初めは聞き取れないけど
だんだんわかるようになるから
あら不思議。
松ケンがかわいい。
やっぱ演技がうまいです、この人。
麻生さんの途中からの
変わりように
ちょいびっくり‥(笑)
好きな人の為に
進化する。
心臓がなくても
人は人を愛せるってことか?
好かれたい。
ずっと一緒にいて欲しい。
結婚して欲しい。
首なしくんはARATAなんかな?
首なしくん‥首がなくても
かっこいい(笑)
考えても理解はできない。
感覚で見る映画。
たまに涙が出そうになる。
しかし‥オチはないね。
あれは嫌。
もう絶対嫌。
観たことを後悔させる‥(笑)
どうじに二人も
すきになるなんて信じられない
ぼくは一人でも
多すぎるくらいだ -
奇をてらっただけの、なんて悪趣味な映画。。。
青森弁で語られる「じゃがいもの作り方」の録音テープは、詩みたいで良かった。 -
何がしたいんだかよく分からない映画でしたねぇ…農薬被って死んだと思ったら生きていますし…ファンタジー? SF? この設定は何なんでしょう!!
↑と怒り心頭かと言えば決してそういうわけでもなく、っていうか、大して集中せずに観たのでもう内容のほとんどを思い出せないんですけれども、主演の二人は素晴らしかったと思います! 全編津軽弁というだけあって、松ケンさんは演じるの難しかったんじゃないでしょうか…とか、色々考えながら観ましたけれども、演じたお二人でさえ、当映画のストーリーがどういったものなのか、説明するのは難しいんじゃないでしょうか…。
そんなわけで新人監督さんのデビュー作でした。近々、新作も公開されるとかいった情報を新聞で見かけて当映画を観てみたわけですが…意味不明の一言!
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー