ABBOT KINNEY

アーティスト : LOVE PSYCHEDELICO 
  • ビクターエンタテインメント (2010年1月12日発売)
4.14
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感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988002588305

感想・レビュー・書評

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  • デビュー10周年、
    2010年発表の
    区切りとなる通算5作目。


    ちょうど10年ほど前に
    いわゆるオシャレさん御用達の音楽として一躍脚光を浴びた彼ら。


    しかし本人たちの意識や
    やろうとしてることは
    まったくその逆で、

    実は流行を追わない
    普遍的で土着的なものを大事にする
    昔かたぎな
    ミュージシャンなんですよね。



    で今作は
    そういう彼らの
    人間的魅力が顕著に出た作品です。


    イギリスの曇り空のように
    どこか陰りを帯びたサウンドが
    デリコの「味」でもあったわけだけど、

    今回は
    ロサンゼルスに実際に存在するストリート名を
    タイトルに冠したことからも分かるように、

    カントリーミュージックをデリコ流に昇華した
    カラッと乾いた
    なんとも風通しのいいサウンドに仕上がってます。


    アコースティックかつ
    ヴィンテージな触感にこだわり、
    生楽器がふんだんに使われていることで
    人間的な体温を感じられるし、

    世界的なパーカッショニスト、レニー・カストロの参加以外には、
    ギター、マンドリン、ウクレレ、
    ペダル・スティールに至るまで
    すべて自分たち自身で演奏したことからも
    楽しみながら
    音にこだわった姿勢が見えます。
    (だから音がいいんです!)



    心地いいリズムに
    街に出て何か新しいことを始めたくなる
    『Abbot Kinney』


    心弾むマンドリンの調べと共に、
    何物にも代え難い
    たった一人の「君」との日々を歌った
    『Beautiful days』


    映画『天使の恋』の挿入歌に使われた
    ハードボイルドな
    『Here I am』


    英語と日本語が見事に融合した歌詞と
    メランコリックな音色が心地よく耳をくすぐる
    『Secret crush』


    力強さの中に秘められた
    美しいメロディーが光る、
    ドラマ「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」の
    オープニングテーマ
    『Shadow behind』


    夜空に散りばめられた星屑が
    目の前に浮かびあがる
    『Bring down the Orion』


    ライブ映えするパンチ力にあふれた
    疾走感溢れるロックナンバー
    『This way』


    C.C.R.の名曲の
    デリコ流カヴァー
    『Have you ever seen the rain?』



    など自由でリラックスした気分をくれる
    12曲の音の旅。


    ドライヴやお散歩ミュージックに
    ピッタリですよ♪

  • 2019#35(中古)

  • 1. Abbot Kinney
    2. Beautiful days
    3. Here I am
    4. Secret crush
    5. Shadow behind
    6. I'm done
    7. Hit the road
    8. Bring down the Orion
    9. Happy birthday
    10. This way
    11. Dr.Humpty Brownstone
    12. Have you ever seen the rain?

    映画『天使の恋』の劇中歌「Beautiful days」「Here I am」を含む、`LOVE PSYCHEDELICO`の5thオリジナル・アルバム。`ルーツ・ミュージック`や`ナチュラル`をテーマに、原点回帰といえるアコースティック・サウンドを体現。心地良くスタイリッシュな楽曲が満載です!

  • もう何度も言っているような気がする、アコースティックが好き、という嗜好。

    このアルバムは、彼らの中で、アコースティックアルバムだと思う。

    ならば、この作品が個人的に一番好きなのかといったら、そういうわけではないから残念だ。

    最近気づいた、シンプルな音の中に埋め込まれた、緻密な音作り。それを矛盾でもなく、自然な形にしている、とてつもなさ。音楽への熱意。愛情。そして信頼と、信念。

    そういう飽くなき探求の末に辿り着いた哲学のような、一音一音、つまり一瞬の積み重ねの、音楽。

    ギター、ヴォーカル、ドラム、その背後で囁くような、コーラス。
     それらの寸分違わない丁寧さ。


    そう。丁寧なのだ。とてつもなく情熱的に、丁寧なのだ。

    その理性観と野生感が共生していて、もはや生き物そのものだと思う。

    その手の抜かなさを、私は絶対的に信頼している。

  • ハッピーになれる。気合はいる!

  • ジャケがツボなCDは
    内容も良いという持論があるんですが
    まさしく!!!

    めっちゃめちゃ良いです
    肩の力が抜けてて
    スルっと聴けます

    Abbot Kinney
    Beautiful days
    Here I am
    This way

    が大好き

  • 3曲目がいいな 

  • 前作よりもかなりリラックスした印象を受ける。
    全体的に肩の力が抜けた楽曲に耳を傾けているうちに、自然と身体が反応してしまう。
    一曲目のAbbot Kinneyの一音目が耳に飛び込んだ瞬間に顔がニヤけてしまうほどの陽気さ。

    素晴らしいアルバム。

  • 何度聞いても飽きない曲。苛苛してても陽気になれる。

  • もぅ、ノリノリね。
    ドライブしながら大音量でかけたい一枚です。
    声も、ギターも好き!!

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