私の中のあなた [DVD]

監督 : ニック・カサヴェテス 
出演 : キャメロン・ディアス  アビゲイル・ブレスリン  アレック・ボールドウィン  ソフィア・ヴァジリーヴァ  ジェイソン・パトリック 
  • Happinet(SB)(D) (2010年2月19日発売)
4.02
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  • (1)
本棚登録 : 1586
レビュー : 303
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953035584

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  • MY SISTER’S KEEPER
    2009年 アメリカ
    監督:ニック・カサヴェテス
    出演:キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン/ソフィア・ヴァジリーヴァ/エヴァン・エリングソン /ジェイソン・パトリック/トーマス・デッカー/アレック・ボールドウィン/ジョーン・キューザック

    久しぶりに映画館で号泣しました。涙腺弱いひとはDVDで見ることをお薦めします。日本語タイトルのセンスはどうよ?と思いますが、すごく良い映画でした。

    幼い頃に白血病を発病した姉ケイトのために、ドナーとして創られた妹アナ。そのアナが11歳のときに、ついに姉に対しての臓器提供を拒否し、弁護士を雇って母親を訴える・・・というと、なんだか法廷もののヘビーな話のようですが、実際は家族の絆や、その家族の「死」をどう受け入れるかというのが主軸になっています。どうしてアナがそんなことをしたのかというのは、まあ大体予想はつくのですが、それが沢山の回想を交えて明かされていきます。

    ある意味、安楽死問題にも通じるものがあり、様々な治療で延命するも、それが悪あがきに過ぎず、いたずらに死を先送りにし苦痛の生を生きることが、必ずしもケイトにとって幸福とはいえないわけで、ただそれを盲目的に否定したい(どんな形であれ生きながらえさせたい)と願う母の過剰な愛情も、けして間違ってはいないと思う。それでも、死を選びたいケイトの気持ちを、いちばん理解してくれたのが彼女の幼い弟妹であったこと、彼らの姉に対する愛情もまた、母のそれに負けず劣らず深い。どちらが正しいとか間違っているとかじゃなく、みなケイトを愛していて、ケイトもまた家族を愛していたことがひしひしと伝わってきて、どのシーンも涙なしには見れません。

    アナの訴えを子供の戯言と退けず弁護を引き受けた弁護士や裁判官、すべての登場人物に人間味があって、愛がありました。キャストも子役たちは言わずもがな、脇の大人たちも皆すごく良かったです。

    ケイトがただ闘病だけして亡くなるのなら寂しかったかもしれませんが、ちゃんと恋愛のエピソードを入れてあったのも良かった。「癌にならなければ君に出会えなかった。癌になって良かった」って、すごい殺し文句!

    妹に死は怖くないのかと聞かれて、死んだ恋人が待っていてくれるから死は怖くないと姉が言ったときに、妹が、じゃあ私のことも待ってて、って約束させるシーンがいちばん泣けました。迷って会えないといけないから、って待ち合わせ場所を決めるんですよ。まるでピクニックの約束でもしているみたいに。死が、本当にそのようなものであればいいのにと思います。
    (2010.01.26)

  • Amazonより
    アナ、11歳。白血病の姉・ケイトを救うために、ドナーとして“創られて”生まれてきた。ケイトに生きて欲しい―その想いは、家族みんな同じだと疑わなかった母・サラは、ある日信じられない知らせを受ける。「もう、姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」とアナが両親を訴えたのだ。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事・・・。


    <ここからネタバレ>
    ーーーー
    主人公は妹のアナでもあるのだが、白血病のケイトが実は主人公であったと、わたしは思う。

    ケイトのことを皆が誰よりも愛していたからこそ、ケイトはいつも笑顔で、家族を愛していた。
    愛の形はひとつじゃないし、生きる形もひとつじゃないし、ハッピーエンドもひとつじゃない。
    最後に皆に支えられ助けられていたケイトが、家族一人ひとりのケアをするシーンが一番感動した。

    そして、ケイトの死後、ラストシーンでアナがこう言い残す。

    なぜケイトは死に、私たちは残ったのか。その答えはない。死は死、誰にも理解できない。
    私は姉を救うために生まれたが救えなかった。
    だがそのことは重要なことではない。
    重要なのは私にすばらしい姉がいたということ、いつかきっとまた会えるということ。

    この言葉にひどく頷いてしまった。

    私たちは「救えなかった」という点ばかりに目をやってしまうのだけど、それ以上に大事な視点があるのだと教えてくれる映画。


    あ〜、久しぶりに号泣したな〜。

    また、いつか、見よう。

  • 姉のドナーとして生きるべく望まれた次女が、自分の人生を生きるため両親を訴える、というキャッチだったので、クローンや人口移植など医療に関わる問題をテーマにしているかと思って見た。が、最後まで見ると、白血病と闘い続けたがもう限界と考える長女と、どんな犠牲を払っても子供の命を助けたいと必死の母親との感覚のズレを家族愛で解決した物語なのかな、と少し肩透かしだった。たぶん母親を除き、ほかの登場人物がみな物分かりが良く、善良すぎてリアリティに欠けているせいだろう。実際に介護者を抱えている家族は、力になって助けたいという思いと、自分の生活が犠牲になっているという負の相反した思いを抱えながら生きているのでは。その部分が見えず、きれいごとのように思えて残念。ただ、アメリカなどではドナーとして子供を作ることは珍しくないと今回知ることができ、発展する医療が伴う問題(患者の幸せを考えない延命なども含めて)を考える要素はたくさん詰まっている映画だと思う。原作ではラストが違い、次女が不慮の事故によって脳死となり、長女が生き残るようなので、原作を読んでみたい。

  • 姉のドナーになるために生まれてきた妹の権利と、姉の命の重さ、どちらを取るのかというのが表面的なテーマですが、実際のところは死と戦い続ける現代の風潮に「ちょっと待てよ」と問いかける作品だったと思います。

    患者はもう死を受け入れているのに、周りの人間が「諦めるな」、「まだ生きるんだ」と励まそうとする。しかし、死を受け入れてしまった人はもう精神的に成熟していてニコニコしているだけだったりします。最後の親族と一緒にいた時間、母と二人きりになった時間が象徴的でした。当初不利だった裁判の勝訴判決も、子供が命の重さを理解した上で死を選ぼうとしていると認めたものでしょう。いい人生だった、と総括できる人はやっぱり幸せなんだと思います。

  • 子供がそんな家族を裏切るなんて!!!
    って思ってたけど、。、、裁判の本当の理由が何よりも家族を大切に思うケイトの強い思いだったなんで…

    お父さんがケイトを海岸に無理やりつれて行くシーン。
    必死に止めるお母さんに「絶対つれて行く!止めるなら離婚する!」とまで言ったあの時、、、もう号泣。

    お父さんの気持ち。
    お母さんの気持ち。
    兄弟の気持ち。
    みんなの気持ちが痛いほど伝わる映画でした。

    いい映画だった。

  • 概要:
    アナは、白血病である姉ケイトのドナーになるためにこの世に生まれてきた。肝臓の提供を求められたアナは両親を訴えることに…。バラバラになっていく家族、ケイトの願い…。倫理観の問題をテーマに、家族の絆を描く。

    感想:
    ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァの演技がすばらしすぎる。子役がみーんなよかった。
    もっと重たい映画かと思ったけど、回想シーンではほほえましい家族の様子が見れて幸せな気持ちになった。全体的に色彩がとても鮮やかなところも影響しているかも。キャメロンディアスがお母さん役ってことにびっくりしてしまった。「愛情」とか「家族」とかがテーマになっている。いい映画。4.5点をつけたい。

  • 泣いたー。想像以上によかった。
    オープニングのページをめくる映像もよかった。

    白血病の姉を救うためにドナーとしてこの世に生まれてきた妹が、両親に対して裁判を起こすって言う内容。
    でも実際は病人のいる家族のそれぞれの葛藤や家族への思いの深さを上手い具合にみせてくれてた。
    なによりもよかったのはやっぱり白血病のお姉ちゃん。
    健気…。後半は彼女が笑顔なだけで泣けた。笑

    みんな頑張って生きてるんだなと、わたしも頑張ろうとこの映画では素直に思えました。
    そしてあの少女アビゲイル・ブレスリンがリトルミスサンシャインの子だったとわ。驚き。

  • 生と死:愛と絆について深く考えさせられた映画。良作。

    * 白血病になってしまった姉
    * 懸命に我が子を救う為にもがく母親
    * 姉を救うべくして生まれた妹

    最初は妹の自分の命しか考えてない主張/母親の姉しか見えてない生き方に
    若干の苛立ちと憂鬱さを感じながら鑑賞…

    でも話が過去の話も交えて進むにつれて、家族1人1人の本当の気持ちが見えてきて
    終盤には自分の気持ちを主張してたのではなく、大切な家族・姉を救う為に
    それぞれの葛藤と苦しみながらも“命”に対して向き合っていたんだと理解して涙が出た。

    姉ケイトが本当に強くて、誰よりも家族みんなの事を考えていたし
    妹アナもケイトの気持ちに答えようと苦悩しながらも行動に移し
    兄も家族をしっかり見続けているこんな3人の兄妹愛って素敵だな本当に思った。


    内容も良かった上に、話の展開とテンポがすごく上手い。
    エンドロールが流れた時には本当に気持ち良く観終えて満足感があったし
    自分自身色々な気持ちが込み上げて来ました。

    ☆5つ迷う事なく出せる映画でした!

  • 素晴らしい作品。

    小さな頃は好き嫌い、良い悪いがはっきり言えたけど、
    大人になるにつれ、その辺が判然としなくなってくる。

    命を取り巻くテーマがそのひとつだ。
    例えば、赤ちゃんポスト。死刑制度。クローン羊。
    喉の奥に小骨が引っかかったような気持ち悪さがある。

    本作でも命を題材に、様々な登場人物の群像劇が実に丁寧に描かれているが、
    彼らひとりひとりの善悪は極めて曖昧だ。

    強い意志で14年間、白血病の長女を守り続け、
    しかも体外受精で「移植用」の次女をも生み出した母親は悪?善?
    それを是認した父親は?教唆した医師は?
    姉が助かる可能性を捨てて「自分の身体を守りたい」と移植拒否の訴訟を起こした次女は?

    結局のところ、善悪という相対的でしかない価値観が意味をなさなくなるとき、
    僕らはきっと相対的ではなく、絶対的な何かに触れているのだと思う。

    命も愛も、その人のものでしかあり得ないという絶対的の尊さ、力強さ、儚さに、
    僕らは息をのみ、心を打たれ、悶絶しながら、止めどなく涙を流す。

  • ず~~~っと観たかったのに、中々タイミングが合わずに観そびれていた映画。
    やっと観れました。
    文句なしに素晴らしい映画。
    終始泣き通しだったけれど…
    また観たいな…
    色んな人に観て欲しい。

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