音楽堂

アーティスト : 矢野顕子 
制作 : 吉野金次 
  • ヤマハミュージックコミュニケーションズ (2010年2月9日発売)
4.13
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本棚登録 : 54
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4542519005245

感想・レビュー・書評

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  • 矢野さんのいくつになっても健在の遊び心ってすごいと思う。ユニークさを真剣に歌う。深い愛情を持って歌う。人柄には皮肉や風刺もあって、スパイスがきいている人。それら全てが絶妙に絡まって聴く人を微笑ませてしまうんだよね。泣かせてしまうんだよね。ほんとに好き。

    (20120814)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ユニークさを真剣に歌う」
      そう、そうなんです。
      耳で聴いてる筈なのに、目からウロコでした。
      「ユニークさを真剣に歌う」
      そう、そうなんです。
      耳で聴いてる筈なのに、目からウロコでした。
      2012/09/14
  •  予約しておいた矢野顕子のニュー・アルバム『音楽堂』(ヤマハ/3150円)が届いた。本日発売の、ピアノ弾き語りシリーズ第4弾。
     私にとって、予約してまで新作を買うアーティストは、いまでは矢野顕子ただ1人である。

     矢野顕子のピアノ弾き語りシリーズは、これまでに『SUPER FOLK SONG』(1992)、『Piano Nightly』(1995)、『Home Girl Journey』(2000)の3作が出ている(番外編的に『出前コンサート』のライヴ盤もあるが)。

     3作とも大傑作であり、いずれも名匠・吉野金次がレコーディング・エンジニアをつとめている。この第4弾は4年前から企画がスタートしていたそうだが、吉野が2006年に脳梗塞で倒れたため、彼の回復を待って制作が再開され、シリーズ前作からじつに10年ぶりのリリースとなった。

    ■収録曲目(カッコ内はオリジナルアーティスト)
    01. グッドモーニング(くるり)
    02. へびの泣く夜
    03. 椅子(上條恒彦)
    04. 春風(くるり)
    05. 犬の帰宅(ムーンライダーズ)
    06. 嘆きの淵にある時も(岡林信康)
    07. おかあさん(唱歌)
    08. Say It Ain't So(WEEZER)
    09. きよしちゃん
    10. My Love
    11. 右手(ELLEGARDEN)
    12. Vincent(ドン・マクリーン)
    13. さあ冒険だ(和田アキ子)
    14. Green Tea Farm(上原ひろみ)
    15. いい日旅立ち(山口百恵)

     まだ2~3回しか聴いていないが、本作もすごくいい。過去3作を好きな人なら満足のいく仕上がりだと思う。

     本作を堪能するコツは、(住宅事情が許す範囲で)大きい音量で聴くこと。まるでホールの客席にいるように、ピアノの艶やかな音に包まれる感じが味わえる。
     うーん、さすが吉野金次(この人のすごさを示す逸話は多いが、立花隆の『青春漂流』で若き日の吉野氏が取り上げられているので、興味があれば一読を)。

     後日ゆっくり感想を書きたいが、とりあえず、いまの段階で気に入った曲を挙げる。

     「へびの泣く夜」は、幾多の名曲を生み出してきた作詞・糸井重里/作曲・矢野顕子の黄金コンビによる新曲。ピアノ弾き語りシリーズに、このコンビの新曲が収録されるのは初めて(「SUPER FOLK SONG」は新曲ではなかったので)。傑作。

     中田喜直作曲の唱歌「おかあさん」が、びっくりするくらいよい。古い唱歌が、こんなにも透明で切ないなんて……。子をもつ母が聴いたら泣くね、きっと。

     「きよしちゃん」は、深い交友のあった故・忌野清志郎のガン闘病中に、彼を励ますために作られたという曲。泣ける。終盤に、「どうしたんだ Hey Hey Baby」というフレーズ(もちろん、「雨上がりの夜空に」からの引用)がささやくようにリフレインされる。

     ELLEGARDEN(エルレガーデン)のカヴァー「右手」は、終盤のドラマティックな盛り上がりがすごい。矢野顕子のヴォーカリストとしての底力を示した熱唱である。

     猫が青空にジャンプするジャケも超キュート。
     動物写真家岩合光昭氏の作品で、ギリシャのミコノス島の猫だそうだ。 

    ■追記
     何回も聴き込むうち、最初は地味に思えた「椅子」や「春風」が、じんわりと心にしみわたってきた。
     「春風」が入っているからというわけでもないが、ピアノ弾き語りシリーズ4作のうち、本作には全体に春のイメージがある。
     私の勝手な印象にすぎないのだが、『SUPER FOLK SONG』は秋、『Piano Nightly』は冬、『Home Girl Journey』は夏に似合う気がする。なので、これでようやく四季が全部揃った、という感じ。

  • Super Folk Song", "Piano Nightly", "Home Girl Journey"に続く、矢野顕子の弾き語りシリーズ第4弾。企画はもっと早くあったそうだが、エンジニアが病に倒れたことでリリースが数年遅れ、回復を待って漸くリリースされたらしい。因みにタイトルの「音楽堂」は本作が録音された神奈川県立音楽堂だそうだ。カバー曲を中心にしながらオリジナルとは全く違う曲に生まれ変わらせる大胆なアレンジ、奔放な歌声、心地良く耳を捉えて離さないピアノの音・・・このシリーズに共通する魅力は今回も健在。私は彼女の弾くピアノの音、特に本シリーズの音がとても好きだ。矢野顕子がリリースを遅らせてまで回復を待った吉野金次というエンジニアはこの音を録音するために欠かせない人なのだとう。結果として氏が回復を果たし本作がリリースされたことに感謝したい。

  • 矢野さんのは独特の世界観とその語り口にハマってしまうと抜け出せないよね…

  • このアルバムで矢野顕子に初めて触れて、世界観に感動しました。
    ELLEGARDENの右手は元々いい曲だけど、さらに解釈が広がった。

  • 帰り道バスはなぜか動かなくなってしまいました ( ̄ロ ̄lll)おーいだいじょぶかー!!!!詩が気になり画を想像しながら聴いた。ほぼカバー曲。へー

  • 彼女のアルバムは新曲なのかカバーなのかが
    分からなくなるくらい自分の歌になっているのが
    いつもすごいと思うところ。

    コンサートが楽しみだ♪

  • あっこちゃんのアルバムは聴けば聴くほどしみ込む系です。
    きっとこの後自分の中の評価があがると思う。

    Say It Ain't So と へびの泣く夜 が好き

  • ピアノ弾き語りシリーズ第4弾。前作から間があいたのには、大きな理由がありました。病に倒れた、絶大な信頼を置いているエンジニア・吉野金次さんの復帰(させた)を待ち、神奈川県立音楽堂でレコーディングされました。海外での録音の前2作と違い、日本の「音楽堂」の空気感での演奏を存分に味わえます。

    お楽しみの曲目ですが、くるりの名曲「春風」収録が嬉しく、忌野清志郎さんのために作った曲(終盤がカッコいい)も沁みます。
    目玉は、一般に曲目を募集した中から採用したという、和田アキ子の「さあ冒険だ」(作詞:森高千里・糸井重里 作曲:カールスモーキー石井)でしょうか。とっても勢いがあって、元気になる曲です。

    前作のラストは奥田民生の「さすらい」でしたが、なんと今回は山口百恵の「いい日旅立ち」!これも曲の終わりのアレンジがカッコいい!作者の谷村新司さんと最近イベントで共演した時に歌ったのがきっかけだそうです。

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