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- / ISBN・EAN: 4527427645790
感想・レビュー・書評
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「桐島、部活辞めるってよ」が話題の、吉田大八作品。
実在の人物をモチーフに、軽薄で間抜けなクヒオと女たちの在り方を、あくまでサラッとコメディータッチに描く。
「Don't kill you!」ってボロを出すところとか、爆笑。
嘘つきって言うのは、自分の言っていることだけじゃなく、自分の在り方さえも定まらずに「真」とか「偽」とか関係ないんだということ。誇大妄想に似たアメリカ信仰も滑稽で、でも現実には、アメリカに憧れる日本人ってのは、このくらいいかがわしいものでも信じるんじゃないか、と思ってみたり。そう思うことが、クヒオを含めた監督の「はぐらかし」の術中にハマっている気もする。
このあとにパーマネント野ばらがあって、桐島があると考えると、この人は相当にリアルとファンタジーの狭間を描くのが上手だと思う。 -
『力道山』に続いて実話ベースの映画。どうみても日本人の米軍服を着た結婚詐欺師クヒオ大佐の悲哀にみちたコメディ。監督は『桐島、部活やめるってよ』でブレイクした吉田大八、主演は当時ブレイクしかけてた堺雅人。
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もっとエグい詐欺を想像したけど、大した事ない。あと、湾岸戦争のシーンの意味が解りづらい。安藤サクラをもっと観ていたかった!
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クヒオ大佐には騙している自覚が薄いというか、本人自身がむしろ一番に「自分はクヒオ大佐だ!」と信じ込んでしまっているような気がした。
だからこその笑いだったり、切なさだったり。
松雪泰子演じる、しのぶさんの一途さは羨ましくさえある。 -
世界平和のために"京(けい)"単位の秘密資金動かし真剣に人類救済を考えている人に返済義務のないお金を融資するというハナシに乗ってなぜだか知らないが何千万円もつぎ込んだ人が間接的な知り合いに居る。
泥棒が泥棒と名乗らないように、詐欺師は自らを詐欺師と名乗ることはない。なぜなら、詐欺師は自分のことを詐欺師とは思っていないのだから。
今もこの日本のどこかでM資金だの秘密資金だの、融資詐欺にひっかかっている人が多いのだろうなぁ……と余計なことを考えて観ていたからこの映画の本当の面白さはわからなかった。 -
うーん。楽しみ方がわからないまま終わってしまった感じです。キャストさんはとてもよい感じだったのですが…。