ヴィターリー・カネフスキー DVD-BOX

監督 : ヴィターリー・カネフスキー 
出演 : パーヴェル・ナザーロフ  ディナーラ・ドルカーロワ 
  • 紀伊國屋書店 (2010年8月27日発売)
4.14
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215038775

感想・レビュー・書評

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  • 母に借りたdvdbox
    「動くな、死ね、甦れ」を観た後「ぼくら、20世紀の子どもたち」を観たのは奇跡のような映画体験だった。
    この二人は地球じゃない場所にいるような気がした。

    ヴィターリー・カネフスキーはストリートチルドレンと話す言語を持っているのだろう。

  • つい最近バラ売りしだした模様 通りで安くなってた訳だ 納得

  • 名画座で、ソ連の伝説の映画監督ヴィターリー・カネフスキーの3部作を見た。
    「動くな、死ね、蘇れ! 」
    「ひとりで生きる」(動くな~の続編)
    「ぼくら、20世紀の子供たち」(ドキュメンタリー)

    題名、内容、美しい映像…すべてが衝撃。(特に「動くな~」)
    誰かと一緒に見たりしなくてよかった。感想なんてとても言えない。あのラストを見たあとでは、しばらく何もかもを見失ってしまいそうになる。
    でも、映画好きな人なら絶対見ておくべき映画だと思う。今まで見ていたのは偽物で、これが本物の映画だったんだ、と、本気で思った。
    寒い国ゆえの暗さなのか。多々出てくる主人公が無言でじっとしているシーンが良い。そして…いや、やっぱり私には何も語ることはできない。

  • 抑留者とソ連の寒々しさと子供の無鉄砲さが恐々としている

  • 名作「動くな、死ね、甦れ!」収録。

  • <『ひとりで生きる』のみのレビュー>

    気球を飛ばしている夜空にサーチライトが乱道するショットが本当に美しい。

    前作で、2人が正対して向かうコミュニケーションの現場は、列車車輪ごしだった。今回は、霧の中で出航する船と波止場。その断絶の幅が広がるシーンが、この映画の結末を物語っているようでなんとも悲しかった。

    スターリン?の像の周囲を裸の男女が四つん這いになって、ぐるぐる回る。その像の中で、ワレルカは死んだはずの母親やワーリア(ガリーア)と出会う。すごい舞台設定と演出。すごいなー。

    新調ジャケットを着て、青空でブランコに乗ったり、十字架?の形をした電線?の乱立する線路を歩いたりするワレルカの姿に、感動を禁じ得ない。


    【ストーリー】
     町には新たな軍の駐屯があった。母は新年の宴に少年の可愛がっていた豚を殺め、調理した。目の前で悲鳴をあげる豚の“彼女”に涙する少年に同情するのは、前作の最後に死んだガリーヤの妹ワーリヤだけだった。
     夜空に気球で革命の英雄たちの旗が揚げられ、子供たちの集まる中、2人は無邪気に追いかけっこをする。転んで鼻血を出すワレルカの顔を覗き込むワーリヤは、照れて唾を吐きかけるのだった。
     職業訓練校に通っていた2人は、そこを牛耳るレックス校長に呼び出された。一人の少女が輪姦されていた現場に、ワレルカが居合わせたからだ。参加していない彼と、その少女だけが、なぜか校長に咎められる。怒った彼は、ワレルカを退学にする。校長は、「罰」として、色情狂の少女を犯す。
     ワレルカには日本人抑留者の友人ヤマモトがいた。運命に耐えるのみの彼が、少年には不可思議だった。
     ある日、納屋の中で、ワレルカとワーリヤはお互いの磁力が惹かれあうように、無言で結ばれる。しかし、少女は彼が亡き姉を忘れられないのを知っていた。
     ワレルカは故郷を捨て、アムール河を北上する旅に出る。未知の叔母を訪ねて、隣人ソフィアの家に転がり込む。その誘惑の眼差し、そして美しい娘タマラの存在が彼を引き留めさせた。
     造船所で働くことになったワレルカは、護送される囚人の中にヤマモトを見かける。スターリン暗殺未遂の罪をかぶせられていた。
     ソフィアの家族とモスクワへ行こうという時、ワレルカはワーリヤと再会する。しかし、彼は彼女からの手紙は全て捨てていた。それでも迷った挙句、彼女が乗るカムチャツカ行きの船まで追うのだが、乗船は許されず、船は出航する。すると、港の無線で、女の子が身を投げたとの連絡が入った。
     世界中から絶賛で迎えられた「動くな、死ね、甦れ!」から2年がたった。主人公ワレルカも15歳、少年期に別れを告げようとしていた。前作はまるでカラーのように色味豊かな白黒だったが、今回はぐっと色調を抑えたカラーを駆使して、長い冬に閉ざされる極東ロシアで生きる少年の心中をじわりと滲ませる。
     前作に較べれば、表現にある種のあざとさを感じなくもないが、それでも、厳粛な風景に重ねるように見事に描かれる少年の心のうつろいには、感動することこの上ない。

  • 早稲田松竹にて、「ひとりで生きる」「ぼくら、20世紀の子供たち」「動くな、死ね、甦れ!」の順番で鑑賞。「ぼくら~」は後半寝てしまい、肝心な『二人』が見れなかった。他2本が大傑作すぎるので、いつかまた名画座でやるときは観に行こう。

  • @早稲田松竹
    ワレルカへの共感は無理。だから最後の独白はドキッとした。
    ロシア(映画)の空気は好きだ。
    動くな、死ね、蘇れ!★★★/ひとりで生きる★★★★/ぼくら、20世紀の子供たち★★

  • 「動くな、死ね、甦れ!」を観ました。
    素晴らしく、悲しい、映画。
    ガーリヤが可憐なあまり、悲しすぎる。
    可愛さや美しさは、ある時とたんに残酷になる。

    でも、間違いなくラブストーリーだと言ってあげたい。
    そう思います。

  • きっとたくさんの人が待ち望んでいたDVD、「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで生きる」「僕ら、二十世紀の子どもたち」の三本入り!
    「動くな、~」のタイトルに惹かれてミニシアターで3部作いっき見した
    個人的に「僕ら、二十世紀~」がもっかい観たいです

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