- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988102826437
感想・レビュー・書評
-
ロサンゼルスの犯罪のプロ、ジョー・カボット(ローレンス・ティアニー)は大掛りな宝石強盗を計画し、彼の息子ナイスガイ・エディ(クリス・ペン)とダイアモンド専門の卸売り業者に押し入るべくプロの悪党たちに声をかけた。
計画を成功させるため、コードネームで呼ばれるMrホワイト(ハーベイ・カイテル)、Mrオレンジ(ティム・ロス)、Mrブロンド(マイケル・マドセン)、Mr.ピンク(スティーブ・ブーシェミ)、Mrブルー(エディ・バンカー)、Mrブラウン(クエンティン・タランティーノ)が集まった。
周到に練られた彼らの計画は、襲撃現場に警官が待ち伏せていたため失敗に終る。
ホワイトと瀕死の重傷を負ったオレンジが集合場所の倉庫に必死でたどり着いた時、ピンクもやって来た。
そして彼らはブルーが行方不明で、ブラウンは逃走の途中で死んだことを知った。彼らの中に仲間への不審の念が沸き上がる。
クエンティン・タランティーノ監督が、香港ノワールやヤクザ映画にオマージュを捧げた衝撃のヴァイオレンス映画。
最初のマドンナの歌の解釈やチップを支払う払わないを強面のギャングが大真面目に話し合うシーンやコードネームの色をめぐる大人気ない言い争いなど、ブラックユーモアとうんちくたっぷりの会話の中で、それぞれのキャラクター(義理人情にあついホワイト、クールでサディストのブロンド、口が達者でしたたかなピンク、など)の性格が明らかになっていく過程と裏切り者が誰かを明らかになっていくサスペンスが、徐々に臨界点に達して衝撃の結末にもつれ込むまでを、時系列がいったりきたりしながら展開していくユニークな語り口と過激なヴァイオレンスで、新たなノワール映画のクラシックになりました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆~ クールに見えて何処か可笑しい8人衆~☆
宝石店強盗計画を企む親玉はジョー、その息子エディ。
そして、個性的な6人の男、計8人の強盗団。
この8人、頭がいいのか悪いのか集まると下らない話で盛り上がる。
マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」の内容について
独自の珍解釈で議論したり、チップを払う払わないで言い争ったり、
各自のコードネームを色で決める際はピンクはイヤだ女みたいだ、
ブラウンはク○みたいな色だと揉める始末、
こ、これが今から強盗する連中なのかと妙に心配になる。
案の定、計画は失敗、なんと8人の中に警察の犬が潜入していた。
で、今度は誰が裏切り者なんだってことで修羅場となります。
出演者全員個性的で十分楽しめた作品でした。
さすがタランティーノ!傑作です。 -
もう10回ぐらい見た。
ハードの中にある、ソフト。 やっぱり良い映画はいつ見ても良いね、うん。
音楽がかっこよすぎる。 -
GYAOで視聴。
封切で観に行って以来だから約30年振りに再鑑賞。冒頭のライク・ア・ヴァージンの件が懐かしい。当初は斬新な構成とタイトな演出に身震いするほどの興奮を覚えた記憶があるが、今観るとそれ程でもなかったなあ。ハーベイ・カイテルはじめ、ティム・ロス、スティーブ・ブシェーミ等個性的な役者揃いで如何にも低予算というB級的雰囲気はそれなりに楽しめるが。脚本はやはり良くできていて色褪せていない。 -
タランティーノのデビュー作。ギャング映画の傑作という触れ込みで借りた。退屈であった。長い長い会話、一向に躍動感のないストーリー、俗悪な演技。これがタランティーノの映画なら、おれには合わないようだ。
-
タランティーノの作品。彼らしい暴力ありのギャング満載の映画。
-
1992