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Amazon.co.jp ・音楽 / ISBN・EAN: 0827590540026
感想・レビュー・書評
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『ヨーロッパに新たな分断が生まれている。
かつての鉄のカーテンとは違って、今回の「壁」は異質なものに対する強い拒否反応。
西ヨーロッパではイスラム教徒、東ヨーロッパではユダヤ人とロマ人、同性愛者が標的になっている。
オランダでは3月3日の地方選で、イスラム教徒排斥を唱える極右の自由党が主要都市で躍進。
続いて4月11日にはハンガリーで国会議員選挙の第1回投票が行われ、「ユダヤ資本」が「世界をむさぼり食おうとしている」と攻撃するフィデス・ハンガリー市民連盟が、過半数の票を獲得した。
フィデスよりもあからさまに反ユダヤ主義を掲げる極右政党ヨッビクも、今回初めて26議席を獲得し、従来の政権与党である社会党と2議席差に迫った。
初の国会進出を果たしたヨッビクの幹部たちは、ネオナチ風の制服を着て登院したいと考えている。』(Yahoo!ニュースより)
世界的不況の煽りを受け失業や所得減に苦しみ、スケープゴートを求め嘗てと同じ有害な政治を生み出す。
音楽を聴いている限り、全く以て、欠片ほどの不安も感じない。
何が起ころうとも、圧倒的な強度を持つエネルギーを感じる。
どれだけ社会情勢が酷くなろうとも、悦びが溢れ、魂が眼も眩むばかりの煌めきを放つ。
伝統的な音楽と新しい感性のマリアージュ。
ジャンルを横断するハイブリッド化。
これらを可能にするテクノロジーの発展とローコスト化。
これは紛れもない事実だ。と、僕は思う。
もう直ぐ50才になろうとしている僕であっても、親子ほど違う若いバンドマンの音を素直に受け入れられる。
世界的不況の煽りを受け失業や所得減に苦しみ、スケープゴートを求め嘗てと同じ有害な政治を生み出す。
脳天気極まりなく、楽しむ。
所得減…うん、確かにそうだ。日々の暮らしは決して楽ではない。
では苦しんでいるか、と言えば決してそうとは言い難い。
ちょっとした工夫と機転さえあれば、つまりは愛情さえあれば、常に世界は捨てたもんじゃない。
何に対する愛情か?
それはおそらく「名もなきもの」、「名状し難いもの」への愛情ではないだろうか。
なぜならば、そもそも愛情そのものには名前がないからだ。
カナダでは一体、何が起きているのだろう。
Godspeed You! Black Emperorを生んだ。A Silver Mt.Zionが此処で生まれた。
K'Naanはソマリアからカナダへ渡った。
トロントには沢山の素敵なレゲエ・バンドがある。
そしてBroken Social Sceneだ。
Water in Hell を聴いていると、その切なさに胸が裂けてしまいそうだ。
From what I can tell
There's water in Hell
本当にその通り。
地獄にだって水がある。
Romance to the Grave を聴いて、癒やされることとは勇気づけられることなのだとも知る。
When I'm right, I'm always wrong beneath the wise
Rolling through the way賢くない僕は決して間違っているとは思えない。
そして爆音でMeet Me in the Basementに撃たれる。
世界的不況の煽りを受け失業や所得減に苦しみ、スケープゴートを求め嘗てと同じ有害な政治を生み出す。
そんなに仮想敵が必要なのか。
自分ではないものの血が流れないことには、その苦しみは消えないというのだろうか。
バカ言ってるんじゃない。
Broken Social Sceneを聴けよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3振でもなく、ホームランでもない。やはり2塁打。素敵だぜ。
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2010/7
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