ヴィクトリア女王 世紀の愛 [DVD]

監督 : ジョン=マルク・ヴァレ 
出演 : エミリー・ブラント  ルパート・フレンド  ポール・ベタニー  ミランダ・リチャードソン  ジム・ブロードベント 
  • Happinet(SB)(D)
3.56
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953035959

感想・レビュー・書評

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  • 即位直前からのヴィクトリア女王の若き日を描きます。
    当時のファッションが凝っていて面白く、今の感覚からは離れていますが、なかなか素敵です。

    わずか18歳で女王の座に。
    母親の愛人に摂政とするように迫られていたとは知りませんでした。
    意志強くはねのけますが、父を早くなくし、少女の頃から圧力をかけられていたのなら、幸せじゃなかったんですねえ。

    従兄のアルバートに好意を抱き、最後は自分から結婚の意図を示す。
    アルバートの方からはプロポーズ出来なかったらしいですね。
    恋愛結婚なのが微笑ましい。
    そして賢明なアルバートが、心からヴィクトリアを支えようとするのに感動。
    ヴィクトリアが若気の至りで身近なお気に入りに拘り、国民の評判を落としたときにも、上手く補佐する。
    最初は夫が自分に黙ってやったと、誇りを傷つけられて怒るヴィクトリアですが。
    暗殺の危機に身を挺して守ってくれた夫に、あらためて信頼を誓うのでした。

  • ストーリー:5  盛り上がり:3  テンポ:6  緻密さ:4
    映像:7    音楽:7      満足感:4

    美術や音楽はきれいでした。
    特に王政にも、恋愛にも特化している感じではなかったので、なんとなく雰囲気で。
    「ヴィクトリア」という女王がいた、という話です。

  • とても綺麗な映画です。
    期待していたものが観られて満足しました。
    ただ、作品に歴史的な知識を求める方には少々物足りないかもしれません。

    こちらの映画製作の発案者がセーラ元妃であり、作品中にベアトリス王女殿下が出演されているそうです、残念ながら見逃してしまいましたが。

    原題は『The young Victoria』であり、イギリスが「太陽の沈まぬ国」と称される強大な国家であった19世紀に、18歳で即位後、63年7ヶ月と最長の在位期間を誇った女王の若かりし頃を描いています。
    夫のアルバート公は40代半ばにして腸チフスで崩御され、以後長く喪に服すことになる女王の恋愛期ということになるのでしょうか。

  • 物足りなかった。

    「ヴィクトリア女王の結婚話」くらいの、軽~い題名の方が合っていると思う。

  • 英国のヴィクトリア女王を主人公にした作品。
    王配のアルバートがともかく男前。
    顔というよりいうことがイチイチ男前です。
    惚れてまう…やろ!

    ヴィクトリア女王は近代の、立憲君主制で議会制民主主義を布いた方で、まあいろいろすごかったみたいですが(ヨーロッパの祖母と呼ばれたり、在位が60年を軽く超えてたり…まあいろいろ!)、この映画では原題の「YOUNG」とあるように、若きヴィクトリアとだんな(王配というらしい)のアルバートとの馴れ初め物語ですね。とてもかわいいです。女王としての理想はしっかりもっているのですが、若いので周りの古だぬきになんだかんだなんでともかく大変。そこを上手いこと支えるアルバート。いいわあ…。

    話にあまり関係ないけど、アダルトチルドレンの塊みたいな母がうざいです(笑)

  • 以前に予告は見かけたことがあって、そのときは(なぜか)エミリー・ブラントがあまり好きではなかったのでスルーしていたのですが、こちら、脚本がダウントン・アビーのジュリアン・フェロウズです!もう、それだけで見る価値が!!

    ヴィクトリア女王が即位するまでと、即位してアルバートを結婚するまで(そしてその後の数年)を忠実に描いた作品ではありますが、メルバーン卿は作中ではやたらイケメンですが、実際はヴィクトリアの40歳年上だったとか。

    血筋から逃れられない者の運命、そしてその運命をどう受け入れるか、といった普遍的な話から、当時の文化や政治の様子、それにラブストーリーの要素を含んだ、とても素晴らしい映画でした。

    ルパート・フレンド演じるアルバートが、完璧な王子で夫で、何度も悲鳴をあげたくなるくらい格好良かったです。雨の中の乗馬やら、馬車から降り立ったときのコートやら、なぜか犬2匹を連れての登場シーンやら、ワルツの練習シーンやら、可愛くて格好よいところはたくさんありましたが、やっぱりヴィクトリアを庇って撃たれた直後のシーンが。

    「I love you till my last breath」はよく聞かれたセリフですが、やっぱりロマンチックで悶えました。19世紀イギリスものがお好きなら、まず間違いなく気に入っていただけるのでは、と思います。

  • 2017/3/31

  • イギリス女王ヴィクトリアは父の多数いた兄弟がみんな子を残せなかったとこから、王位継承者と目される。しかし、母は家令のコンロイのいいなりで、ヴィクトリアには階段も一人で歩かせず、寝室も一緒という息苦しい待遇に閉じ込め、やがてはコンロイとともに娘を操る摂政になることを目論んでいた。
    そんな母を嫌う叔父の現国王や母の兄でヴィクトリアを利用しようとするベリギー国王の伯父などがいる中で、ヴィクトリアはなんとかコンロイを遠ざけ、女王に即位する。
    やがて首相のメルバーン子爵に心酔していき、彼の間違った導きにもより、国王の権威を落とす。
    周囲の声もあり、かねてより手紙のやり取りをしていたレオポルド伯父の勧めるザクセン=コーブルク=ゴータ公国のアルバートと再会し、結婚する。
    二人は衝突もありつつも、子宝に恵まれ、共同統治することになる。

    ヴィクトリア女王の幼少期もまた、利用しようとする親族がいて、不遇な状態だったことを初めて知った。
    俳優が美男美女でセットも衣装も豪華で綺麗な映画だった。

  • 映画の公開時点では、イギリス王室最長在位期間を誇ったヴィクトリア女王さんの半生を描いた作品。
    今はエリザベス二世さんが彼女の在位を追い越しています。

    すっごく正統派に描いていたし、ヴィクトリア役のエミリー・ブラントさんがとても女王役に合っていたし、ポール・ベタニーさんがいると映画が締まるのは相変わらずだったので、とても良かったです。

    結婚相手によって、その人個人の評価もあがるってことは、本当に素晴らしいことだと思う。
    旦那さんが若くして亡くなられたのは残念だったけれど、良き伴侶に恵まれて、ヴィクトリアさんは良かったと思いました。

    時間的にもちょうど良いし、やや踏み込みが足りない感じはあるけれど、この時間なら仕方ないと思う。
    ま、また観たいってほどじゃなかったけれどね(笑)

  • 歴史上の人物として、大英帝国を象徴する女王としてヴィクトリア女王は知っていても、人物としては知らなかった。接する人がみな政治的な思惑から近づいてくる立場というのが孤独なものだと感じた。だからこそアルバートとの信頼関係が彼女に心理的な安定を与えたのだろう。

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