コララインとボタンの魔女 スペシャル・エディション [DVD]
- Happinet(SB)(D) (2012年5月26日発売)


- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953036017
感想・レビュー・書評
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ストップモーションアニメとは思えないほどの生命感。
匠の技極まれり。
ここまで変幻自在にやるのにどれだけの手間と時間をつかっているのだろう。
あとは、場面毎、キャラクターごとの演出の仕方。
特に照明の多様な表現によって、この世界をリアルにファンタジックに描きだしているのだと思う。
だからこそ、夜の場面や室内の暗い場面は日光だけではなく様々な色の照明が使えて良いのかもしれませんね。
キャラクターの造詣は少しグロテスクだつたりクセがある。小さな子供が好きと思えるようなものではなく、ある程度の年齢になって共感できるというタイプなので、ウチの子供たちは「なんかこわいからこれはいいや」となって食わず嫌いで終わりました。
なので、ティーンネイジャー以上におすすめなのかなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
CORALINE
2009年 アメリカ
監督:ヘンリー・セリック
原作:ニール・ゲイマン
コンセプトアート:上杉忠弘
出演(声):ダコタ・ファニング/テリー・ハッチャー/ジョン・ホッジマン/イアン・マクシェーン
監督が『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリックで、ストップモーションアニメのパペットアニメーションとくれば、これはやっぱり見ておきたいでしょう。主人公コララインの見た目は、日本人の感覚的にお世辞にも可愛いって感じじゃないですが(笑)、作品としてはすごく面白かったです。
ストーリーの大筋は、謎の扉から別世界に繋がっているファンタジーの王道なんですが、まったく古臭さは感じないし、キャラ設定も世界観もすごくよくできています。扉の向こう側にある別の世界では、優しいママとパパがいて、変な住人たちも愉快なエンターティナーになり、おしゃべりな男の子は無口に、なにもかも主人公にとって都合の良い理想の世界として存在しているのだけれど(目がボタンになってること以外は)、その何もかも上手くいってるその感じがすでに胡散臭く、やがてそれが罠だと彼女は気づく。そこからママに化けていたボタンの魔女とコララインの戦いが始まるんですが、なかなかハラハラドキドキ、手に汗にぎって主人公を応援しちゃう。
映像的にもすごくキレイで、まだコララインが騙されていた頃の別の世界のほうで、夜の庭で繰り広げられるファンタスティックな光景や、ネズミのサーカス、地下の劇場でのショーなんかは、すごく見ごたえがありました。わがままばかり言っていたコララインが、最終的に、自分の都合のよい別の世界より、ホンモノのパパとママのいる世界を選ぶくだりとか、すごく自然に共感&感動できたし。別の世界での戦いから帰還して成長した少女のジュブナイルものとしては、二本立てで一緒に見たティムバートンのアリスなんかより、こちらのほうが数段上出来でした。
(2010.09.20) -
最初の人形を作っていくところ,縫い物の様子からすべて素晴らしいアニメの世界.
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2022/02/17
面白かった -
想像以上に面白かった
ストーリー的に特記すべきところは無いけど表現の技法が詩的で良かった。
小さい窓からの通路は何故ここだけやけに現実世界でもイメージしやすい感じなんだろうなと思ったらラストの蜘蛛の巣回収。素晴らしい。
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怪しいピンクパレスアパートに引っ越してきたコラライン一家。家族に不満を持つコララインは開かずの扉から別世界に導かれる。そこは家族がみんないい人になっている世界だったが。。。
ダークファンタジー的な世界観とアニメの雰囲気がピッタリ。キャラクターもみな造形がいい。
しかし、目がボタンになるって怖いよなぁ。。。 -
面白かった。理想の生活と現実の自分第一の両親と、どっちがマシか。自分第一の両親はおかしい。なぜなら、本当に子供のために暮らすなら、稼がないといけない=子供(ココライン)ばかり相手することはできない。ココラインがそこに気づいていたかは謎だが、魔法と見抜けるか否か。魔女にとらわれてしまった子供と、ボタンという盲目の眼になってもいいと思ってしまわなかったココラインの差が気になる。