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- / ISBN・EAN: 4948872680424
感想・レビュー・書評
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かなり難しかったですがその分面白かったです。ミステリ小説好きにはたまらないと思います。もっと続篇希望だけど、今の時代こういうゲームは作るのが難しいのだろうな…。
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何者かにビルから突き落とされ、意識だけ冥界に飛ばされた天才検事が事件の記録書であるアカシャを読み解いて犯人を突き止めるといった内容で、
チュートリアル+4作(最終話の回答は次回に続くという消化不良)の短めの推理小説を読んで犯人を当てるんですが、よく分からんけど犯人はなんとなくこいつだー!っていうゴリ押しが全く通用しない骨太作品。
小説を読んでキーワードを抜き出し、それを掛け合わせてヒラメキという回答のパーツを作っていき、最後に調書の謎にそれぞれ対応する回答パーツをはめていかなければならず、ヒントを見ただけで解決ランクが下がってしまうのでめちゃくちゃ頭を使います。このキーワードの抜き出し作業がめっちゃむずい。
最初のチュートリアルだけでもめちゃくちゃ難しい。
ミスリードも多く、キーワードは総当りで何とか抜き出したとしてもなかなか真実にたどり着けません…。その分正解したときの感動と悦びときたら。
小説もそれぞれプロの推理小説家が担当しているので豪華推理小説アンソロジーって感じで推理小説の知識が無いながらに執筆者様事に結構個性があるんだなぁとか思ってみたり。個人的には切断された五つの首が好き。
ただ、事件は冥界で記述書を読んで解決しているので犯人を突き止めても本人達が居ないため動機が一切分からないのが少しもやっとします。
火サスとかでの「あいつは私の…」みたいなあれが無いだけでこんなにもモヤッとするものなのかと。犯人の突然始まる独白は意外と大切なんだなと実感させられました。
最後の事件は続編に収録っぽい感じで終わってしまったのでさらにモヤッとしますが
推理小説読んで本気で考えるっていうのが意外と楽しかったので今度何か読んでみようかな。 -
冥界に迷い混んで来た天才検事・芳川樹が現世への復帰を目指し未解決事件の記録書「アカシャ」を読んで事件の犯人を推理する、という新感覚推理ADV。我孫子武丸【盗まれたフィギュア】、竹本健治【明かりの消えた部屋で】、麻耶雄嵩【雪降る女子寮にて】、大山誠一郎【切断された五つの首】の4編収録。
シナリオは「推理編」と「解決編」の二編構成。まず、推理小説を読みながらキーワードを拾っていきます。その後、キーワードを組み合わせると仮説が生まれるので、それを適材適所に当て嵌めて調書を完成させ、トリックや犯人を言い当てればクリアとなります。当てずっぽうで犯人を当ててもクリア出来ない仕組みとなっているので難易度は高めです。かなり斬新なシステムで面白いのですが、キーワードの組み合わせがこじつけ的なものが多いせいで行き詰まってしまうことがあり、やや意地悪なところが難点です。
ベストは麻耶雄嵩の【雪降る女子寮にて】。ダイイング・メッセージの答えが実に麻耶雄嵩らしくて良いです。ややこじつけっぽく感じる部分もありますが、ダイイング・メッセージから芋づる的に謎が解けていくシナリオがお見事。
次点は大山誠一郎【切断された五つの首】。トリックの衝撃度はNo.1ですが、仮説を導き出すためのキーワードの組み合わせが理不尽で不満が残ります。 -
文章だけから推理するゲーム。ゲーム自体はおもしろいけどどれがヒラメキワードなのかわからない。警察ちゃんと捜査しろよとかアカシャちゃんとそこ記録しとけよとか思ったら負け。5話の解答編が有料とか2でとかどうなの?おまけ小説も続きは2でってどうなの?応援したくない売り方だなー。
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推理小説を読んで、犯人当てるゲーム
怪しいと思ったところでも、組み合わせが間違ってると
ヒラメキを生み出せずイライラしたり
ひっかけの間違ったヒラメキが結構紛らわしかったりするけど
ミステリの短編をじっくり推理しながら読んでる間隔を味わえて
結構面白かったです
ミステリを小説で読むときは犯人が分からなくても
先を読んでしまうんですが
これは犯人わからないとその先まで進めないので
本当に考えながら読めて頭使いました -
謎解き推理ゲームとしてはまさに言葉通りの内容。正直面白かった。
ただ、ひらめきが見つからないループにハマるとエンドレス。最後は作業になる。ひとつだけどうしても見つからなくて作業になりましたが、全体的に読み物としても楽しい。 -
2013.9.28
とにかく作家陣が豪華。
一読しただけでは全く見当もつかなかった犯人が、ヒラメキを見つけることでわかっていくのが面白かった。
ただ、途中で犯人やトリックの見当が付いた後も、ゲームを進めるために更にヒラメキなどを見つける必要がある場合、ちょっとしんどかった。。
コレとコレでヒラメくの⁉︎ということもしばしば。 -
犯人の動機は一切関係ない!……というところが斬新。
怪しいポイントを見つけ、トリックをあばき、犯人を特定する。
すべてクリアできて100点です。
空いた時間にちまちま遊ぶには不向き。 -
亡霊ハムレットだけ残して放置状態だったのを先日やっとクリア。
やはりミステリ好きには楽しいゲームです。
人気ミステリ作家オリジナルの短編シナリオを読み進めて自ら謎を解く!正に探偵気分です。
本だとダラダラ長くて解らなくなってしまうものもコンパクトに読めて、更には文章中のキーワードを組み合わせヒラメキを作っていく快感。
ピッタリはまった時のあの感覚は本当に嬉しいです。
内容は簡単なものからちょっと難しいめのものまでありますが比較的解りやすいと思います。
頭の体操にも持って来い^^
何より今まで何故こうゆうタイプのゲームが出なかったのかとも思います。
サウンドノベル感覚だけどそれとはまた違う独特のシステムでした。
ただ後半の話になればなる程謎の組み合わせを見つけるのがややこしくなるのでちょっと疲れてきます。
プラスして声優さんも出来れば普通の声優さんを使ってくれたら良かったなあというのも本音。
各キャラの喋る頻度は高くないにしろちょっと間が抜けてしまいます。
ですが是非是非更なる続編を作って頂きたい作品です。