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- / ISBN・EAN: 4988102859435
感想・レビュー・書評
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戦後まもない結核療養所の物語
療養所という小さな世界の退屈な時間の流れ
「やっとるか?」「やっとるぞ」
「がんばれよ」「よぉしきた」
独特なやりとりが何度も繰り返され、そのたびに少しずつ微妙に意味合いや関係が変わっているのが面白かった
けれど
大きな山も谷もないストーリーがなんとも眠かった
眠たい時に見るべきではなかったな……
時代は終戦直後
山奥の療養所にも
女性はオシャレが許され
若い男は新しい時代を求めてやまない
時代感があった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作とは、すこし違うけどオリジナルの良さは損なわれていない。
数ある太宰作品の映像化の中では、かなりの良作。 -
音楽も美術も俳優陣もとてもステキ。とはいえ淡々としてるし、かみ合ってるのかあんまし理解できない会話や細部だし、うーんどうなのこれは……とおもいつつ3回くらい見てしまったので結局のところ好きなんだろうな。
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キャストを楽しむ映画かしら。窪塚男前……
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太宰治の映画化作品。太宰にはめずらしく明るく爽やかな作品なんだけど、それが映画にもよく出ていてよかった。キャストもはまり役だった。
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借りるときに斜陽(映画)が頭をよぎったけれど、杞憂でよかった。
キャストがいい。
話も暗い、画も暗い、でも、映画としては暗くない。
こんなことが身近に起きているとしたら、、とぞっとしてしまうけれど。
「やっとるか」
「やっとるぞ」
「頑張れよ」
「よーしきた」 -
さいしょの1分であ、これあたりと分かった。
内容は別になんてことない。でもこの太宰さんの小説まだ読んだことないから読もっと。
映像と音楽のセンス‼そして時にユーモア。キャスト良し。
主人公知らない子。まつげながい。顔きれい。演技はどこか満足できないけど、人間的な魅力でカバー。
竹さんすてき。大人。色っぽい。なのにおぼろげなかんじもあって良い。
まーぼー。仲里依紗に似てると思ったら仲里依紗だった。この子きらい、見てていらいらする。そういう役だからはまり役なんでしょうけど。でもいらいら。髪型が時代にあってなくて逆に良い。センス‼
ふかわりょう。頭の良いバカ。おもしろい。上手に使うな〜。
窪塚洋介。ああ好きだ。窪塚くん久しぶりに見た。さすが。台詞ない最後のシーンだけでも、魅せる。 -
演劇を観ているようだった。
布団部屋でひばりとマァ坊が電気を付けたり消したりして争うところ。ヘッドホンで観てたので音の鳴り方がぐるぐるまわっておもしろかった。
菊池成孔さん音楽ということで、作品に音楽がすごく合ってて、効果的だった。音楽よかったなぁ。
染谷将太、川上未映子、窪塚洋介、仲里依紗、キャストがさいこう。染谷将太くんのあの色気。おそろしい。
うちとおそろいのこけし。
あー、いやらし。
20121112 -
太宰特有の語り口調で綴られた世界観。
個人的には大好きです。
少年ぽさが魅力の染谷君の少しまた違った背伸びした感じがまたそれはそれで魅力的でした。
川上未映子の竹さんも、美人すぎず、でも雰囲気があり、凛としたマドンナ感は絶妙。
結核病棟という囲われた暗いイメージの舞台で繰り広げる青春ものとしては、さわやかで、明るく、逆にこの中の一員になりたくなってしまう不思議な感情が現れてしまいました。
音楽、映像、役者、すべて世界観が独特に彩られ、私は何度でも観たいと思いました。 -
川上未映子、美人。思っていたよりも、ずっと大人しそうな、女性的な、竹さんにピタリとはまり役。健康道場という場所の不健康な元気さが不気味であった。原作も読みたい。