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- / ISBN・EAN: 4988113742955
感想・レビュー・書評
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\§\ 傷ましい純愛 /§/
「愛する映画を5本あげて下さい」と言われたなら確実に入る作品。
ベッソン監督を知ったのは1990年の「ニキータ」だったが、あとで知ることになった音楽を担当しているエリック・セラ。
ベッソン作品の殆どの音楽をセラが担当しておりこれが実に良い。私個人の趣味として、肌に合う音造りをして下さっている。
「ニキータ」も「レオン」もサントラ盤を真っ先に買い求めた程である。
文字の読み書きが出来ないという事から推して、レオンがどのような生い立ちにあるかが分かる。
しかし狙いは外すことのない優れたスナイパーである彼。
心優しき男は1度の恋に破れて以来、世捨て人のように生きることを決めたのかもしれない…。
同じアパートに住むマチルダが家族を失い、
まるで翼の折れた小鳥のようにレオンに縋ってくる。
あのドア越しでの表情演技といい、
レオンの前で弟を失った話をするときの泣きの演技といい、
「恋をしたみたい…❤」とレオンに告(こく)るシーンといい、
幼いポートマンの演技が本当に光っている!
忘れてはならないのは麻薬取締局捜査官:スタンフィールドを演じたオールドマン。
ここでのキレっぷり、イッちゃってるぶりは最高だ。
私は本作を何度観ているだろう?
印象に残ったスタンフィールドの台詞を、
原語のイントネーションそのままに覚えて再現できた頃もあった程だ(笑)
また、ダニー・アイエロ扮するトニーという存在も大切な役どころ。
彼は若きレオンが傷心した頃から面倒をみている(影の仕事の斡旋?)との設定になっている。
殺しの報酬で得たお金はすべてこのトニーが管理し必要に応じてレオンに渡している形。
「おいおい、おじさん!レオンのお金、有耶無耶にしなさんなよ!」と内心で思いながら観ていたものだ(笑)
現に劇中、トニーがレオンに言っていたシーンがあったような気がする。
■「銀行は潰れるが、このトニーに預けておけば大丈夫さ!」ってな感じだったかと?
レオンが丹精して育てていた観葉植物1つを持って逃げのびたマチルダ。
寄宿舎の庭の片隅にそれを植えてやるラストシーンにかぶさってくる、STINGの♪Shape Of My Heart♪ ここでいつも涙線が決壊してしまう。
この曲のギターのイントロが流れてくるだけでも、もう、うるうる(;_;)となってしまう連鎖を植えつけられてしまった。
これは『傷ましい純愛映画の秀作』である。
【追記】
拙ブログにて本作『レオン』を取り上げております。
もしよろしければそちらもお訪ね下されば幸いです。
*当該記事リンク先URL;こちらまで
↓ ↓
http://aiyoeienni.at.webry.info/201305/article_1.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族を殺された少女と、同じアパートに住む殺し屋の男のアクションラブロマンス。弟の敵をとるために殺しのテクニックの教えを乞う少女と、過去に犯した罪を背負い殺し一筋に生きてきた男。やがて二人の間には深い絆がはぐくまれていく。。。
まず不器用な殺し屋を演じるジャン・レノがいい。ヒロインのナタリー・ポートマンもおませながら、やはりどこか危うい幼さを見せる少女を好演。そして敵役のゲイリー・オールドマンのちょうどいいエキセントリックさ。
その三人を軸に、殺し屋修行の日々をユーモラスに、時に残酷に綴ってゆく。凄腕の殺し屋ゆえかアクションは瞬殺、淡々と描かれる静の中の一瞬の動。ぐっと抑えた演出が逆に深い情緒を感じさせる。二人には幸せになってほしかったけどなあ~ -
映画館へ観に行った
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2013.4/21
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マチルダのレオンの関係性。
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何度も見たくなる。スティングの曲がめちゃくちゃ良い!どこにいてもマチルダを助けるレオン、代わりに仇をうってくれたレオン。本当にかっこいい