レオン 完全版 [Blu-ray]

監督 : リュック・ベッソン 
出演 : ジャン・レノ  ナタリー・ポートマン  ゲイリー・オールドマン  ダニー・アイエロ  ピーター・アペル  マイケル・バダルコ  エレン・グリーン 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
4.46
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本棚登録 : 462
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113742955

感想・レビュー・書評

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  • \§\ 傷ましい純愛 /§/






    「愛する映画を5本あげて下さい」と言われたなら確実に入る作品。

    ベッソン監督を知ったのは1990年の「ニキータ」だったが、あとで知ることになった音楽を担当しているエリック・セラ。
    ベッソン作品の殆どの音楽をセラが担当しておりこれが実に良い。私個人の趣味として、肌に合う音造りをして下さっている。


    「ニキータ」も「レオン」もサントラ盤を真っ先に買い求めた程である。


     文字の読み書きが出来ないという事から推して、レオンがどのような生い立ちにあるかが分かる。
    しかし狙いは外すことのない優れたスナイパーである彼。
     心優しき男は1度の恋に破れて以来、世捨て人のように生きることを決めたのかもしれない…。


     同じアパートに住むマチルダが家族を失い、
    まるで翼の折れた小鳥のようにレオンに縋ってくる。

     あのドア越しでの表情演技といい、
    レオンの前で弟を失った話をするときの泣きの演技といい、
    「恋をしたみたい…❤」とレオンに告(こく)るシーンといい、

    幼いポートマンの演技が本当に光っている!


     忘れてはならないのは麻薬取締局捜査官:スタンフィールドを演じたオールドマン。

     ここでのキレっぷり、イッちゃってるぶりは最高だ。
    私は本作を何度観ているだろう?
    印象に残ったスタンフィールドの台詞を、
    原語のイントネーションそのままに覚えて再現できた頃もあった程だ(笑)


     また、ダニー・アイエロ扮するトニーという存在も大切な役どころ。
    彼は若きレオンが傷心した頃から面倒をみている(影の仕事の斡旋?)との設定になっている。

     殺しの報酬で得たお金はすべてこのトニーが管理し必要に応じてレオンに渡している形。
    「おいおい、おじさん!レオンのお金、有耶無耶にしなさんなよ!」と内心で思いながら観ていたものだ(笑)

     現に劇中、トニーがレオンに言っていたシーンがあったような気がする。
    ■「銀行は潰れるが、このトニーに預けておけば大丈夫さ!」ってな感じだったかと?


     レオンが丹精して育てていた観葉植物1つを持って逃げのびたマチルダ。
    寄宿舎の庭の片隅にそれを植えてやるラストシーンにかぶさってくる、STINGの♪Shape Of My Heart♪ ここでいつも涙線が決壊してしまう。

     この曲のギターのイントロが流れてくるだけでも、もう、うるうる(;_;)となってしまう連鎖を植えつけられてしまった。


     これは『傷ましい純愛映画の秀作』である。



    【追記】

    拙ブログにて本作『レオン』を取り上げております。
    もしよろしければそちらもお訪ね下されば幸いです。
          
    *当該記事リンク先URL;こちらまで
        ↓      ↓
    http://aiyoeienni.at.webry.info/201305/article_1.html

  • 家族を殺された少女と、同じアパートに住む殺し屋の男のアクションラブロマンス。弟の敵をとるために殺しのテクニックの教えを乞う少女と、過去に犯した罪を背負い殺し一筋に生きてきた男。やがて二人の間には深い絆がはぐくまれていく。。。

    まず不器用な殺し屋を演じるジャン・レノがいい。ヒロインのナタリー・ポートマンもおませながら、やはりどこか危うい幼さを見せる少女を好演。そして敵役のゲイリー・オールドマンのちょうどいいエキセントリックさ。

    その三人を軸に、殺し屋修行の日々をユーモラスに、時に残酷に綴ってゆく。凄腕の殺し屋ゆえかアクションは瞬殺、淡々と描かれる静の中の一瞬の動。ぐっと抑えた演出が逆に深い情緒を感じさせる。二人には幸せになってほしかったけどなあ~

  • 超名作、という評価は、既にもう言わずもがな、というか、まあ確固たるものになってるんではなかろうか、この2021年現在も、とか思うのですが、どうなんだろう?

    自分は43歳のオッサンなので、まあこの映画がリアルタイムだったときの世間の衝撃たるやとんでもなかった!ってのはバンバン記憶してますが、今の2021年を生きる若者たちにとっては、この映画は、名作たりえるんだろうかな?どうかな?とか、ちょっと思っちゃいますね。どうなんだろうなあ~?

    最近、ひっさびさに観返したんですが、いやまあ、やっぱ、完璧でした。すんばらしい。ま、永遠の名作です。間違いなく。ま、自分の中だけでの評価なんですけどね。映画史的にどんだけ意義のある作品なのか?ってのは、ま、全然わかりませんが、自分基準では間違いなく永遠の名作。それはもう、バンバンにバンバンですね。いやはや、すっごい映画でっせ。

    ストーリーとか、改めて観返すとですね「まあまあ無茶苦茶やなあ、、、」とか思うんですよ。特にあっこ。マチルダが、ピザの配達員に扮して?「差し入れのサービスでーす」みたいな感じで、麻薬取締局に侵入して、スタンスフィールドぶっ殺す!みたいなノリでガンガンいくやないですか。んで、男子トイレでスタンスフィールドにアッサリと待ち伏せされて危機一髪!でもそこにレオンが颯爽やってきてサッと助けてそのまんまアッサリと麻薬取締局からレオンとマチルダは脱出しました、ってあの場面。無茶苦茶や。無茶苦茶すぎる。なにもかもが。

    ま、そんな無茶なストーリーにツッコミいれるのが野暮なくらいにキレッキレの映画ですね。なんやろ?スピード感?演出?なにがこんなに、ええんだろうなあ、、、?わからん。わからんが、とにかく良い。

    この時、ナタリー・ポートマン、13歳!だったみたいです。13歳!(ちなみに映画の中でのマチルダの役どころ年齢は、12歳だそうで)しかも、この映画が、映画デビュー作!とんでもねえ。とんでもねえ。マジぱねえ、ってこのことですね。自分は、スタンリー・キューブリック監督の「ロリータ」は未見なのですが、ま、この映画のナタリー・ポートマン、、、ま、そういうこと。ですよね、、、?多分。多分。色んな意味で非常に危険な魅力が、ほとばしるほどに全開です。ホンマに凄いです。超・フォトジェニックだぞ、この時のナタリー・ポートマンの圧倒的な魅力。

    それをまあ、リュック・ベッソン監督、、、完璧に記録しましたねえ、、、偉業だ。偉業過ぎる。アンタは偉い!マジ偉い!と大絶賛。いやもう、やっぱ、この時のマチルダはホンマ凄い。ナタリー・ポートマンはホンマ凄い。永遠のハマり役、ですね。なんせコレでデビューでっせ!?というねえ、、、ちなみにナタリー・ポートマンは、色んな意味で、この時の役どころは、本人的には色々と思う所が、、、あるみたいですよね。しゃあないよね。13歳で「コレ」だもんなあ、、、本人が、そう思うのは、そらもう、しゃあないよなあ、、、底を含めても、二度と再現できない、そして今後も「こういったのは難しいだろう」という意味で、ま、永遠を当時のフィルムに閉じ込めた、って事だと思います。

    あと、ゲイリー・オールドマン。超絶極悪悪徳キチガイ刑事、ノーマン・スタンスフィールド役。うーむ。良い意味で最悪に最高なキレッキレの役どころ。これまた凄い。これまたハマり役過ぎる。「ホンマに魅力的な悪役」を、演じ切ってるなあ、、、という驚嘆。あの、麻薬?だかなんだかよお分からんカプセルを、水も飲まずにそのまんまエビ反り姿勢で飲みこむあの大仰演技。素晴らしすぎる。素晴らしく正しく狂ってる感、ホンマに最高です。サイコパス、ではないですよね?サイコパス、とはちょっと違う気がする。そーゆー方向での狂いかたではない気がする。ただただ、キレている。何かが。いやもう素晴らしい。

    あ、ジャン・レノも当然最高なんですが、すみませんレノさん。やっぱ、、、マチルダ役のナタリー・ポートマン。スタンスフィールド役のゲイリー・オールドマン。この二人が、自分にとっては魅力の塊の二人なんで、主役の筈のレオンが、ジャン・レノが、ちょっと存在感色褪せてしまう、、、ホンマごめん、って感じ。

    この映画、DVDで観た時に、アメリカ公開当時?の、オリジナルの劇場予告が映像特典で収録されていたんですよね。それを観たら、ホンマの最初の最初は、レオンとスタンスフィールドの二人の対決モノ、みたいな予告編のつくり、だったのが興味深かったです。あのオリジナル予告編では、マチルダは完全に添え物的扱いだった。

    それが、日本での劇場公開版予告では、もうハッキリと、レオンとマチルダの物語、みたいなイメージになってました。んで、実際、その後のこの映画の評価って、そっちがメインになってますよね?レオン&マチルダがメインで、スタンスフィールドは第三の立場的な。

    あとは、映画本編が始まる前の俳優の名前の列挙シーン、映画の最後のエンドロールでの俳優の名前の列挙シーンでも、
    1、ジャン・レノ
    2、ゲイリー・オールドマン
    3、ナタリー・ポートマン
    でした。この映画公開時の「俳優の格」みたいなもんでは、やっぱまだ、ナタリー・ポートマンよりゲイリー・オールドマンが上位、だったんでしょうなあ。ま、なんせね、ナタリー・ポートマン。これが映画デビュー作だし。しゃあない順序だったんだろう、とかね、そんな事とか、つらつら思ったりもしたのでした。

    まあしかし、文句なしに永遠の名作です。死ぬまでに、あと10回は観返したいですね。いやあ、ホンマに素晴らしいでっせコレは。

  • レオンをずっと観たいと思っていたのですが、
    観る機会がなく、やっと今回ジックリ観ました。
    思いっきり感情移入してしまった。
    どうやら「孤児映画」に憑りつかれているのか、こういう映画を観る機会は増えました。(殺し屋関係も)

    レオンの殺し屋としてのストイックさとマチルダの子供心や依頼心みたいなのが交差していて、凄くグッと来てしまいました。
    最後の悲しくなるシーンの撮り方もカッコ良かった。
    そして、鍵になる観葉植物も。
    良い映画を観ました。

  • 映画館へ観に行った

  • 監督のもつ、ロリコン性質のようなもの(のきもちわるさ)を、感じました…だがレオンは好きだ

    ・レストランでマチルダが大笑いする意味  
    がわからなかったのと
    ・「君のおかげで生きる幸せを見つけた」って、それを言っちゃうんだ?!
    好みの問題ですが……

  • 2013.4/21

  • 殺し屋と少女のお話です。
    ちょっと背伸びしているけれど
    まだまだ子どもなマチルダの可愛さが際立ちます。
    殺し屋なのに(だからこそ?)規則正しい生活をし、
    観葉植物を愛するレオンもまた人間味があり素敵です。

    敵役のちょっとラリってる感じもまた
    物語の悪役としてはとても好きです。特にのれんくぐる時の
    テンションの高さに、笑う場面ではないけれど笑ってしまった。

    一度は観ておいて損は無い1本だと思います。

  • マチルダのレオンの関係性。

  • 何度も見たくなる。スティングの曲がめちゃくちゃ良い!どこにいてもマチルダを助けるレオン、代わりに仇をうってくれたレオン。本当にかっこいい

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