RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]

監督 : 錦織良成 
出演 : 中井貴一  高島礼子  本仮屋ユイカ  三浦貴大  奈良岡朋子 
  • 松竹 (2010年10月13日発売)
3.60
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レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105061736

感想・レビュー・書評

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  • 監督、脚本 錦織良成

    大企業のエリート社員が、取締役に就任を目前にして、地元の小さな鉄道の車掌になる。社会人になって数年たって、もがき苦しみながら働くことに少し疲れた自分のような人間にとっては特に、非常に魅力的な設定だ。

    演技としては、中井貴一の演技が光っている。熱い志を持つ同僚に冷ややかな視線を浴びせ、社会の歯車の一つとして無感情で働くやや冷徹な人間から、周囲の環境の変化で、自分の人生を省みて、少しずつ優しい笑顔が戻って来る過程が、彼の表情一つでわかる。

    また、演出も素晴らしい。美しい山林や海を背景に走る電鉄は、社会の喧騒を忘れさせてくれる。特に、映画の冒頭、列車が走り出す中、音楽に合わせて車窓に順番に光が入り込む様子は、これから電車の物語が始まるぞ、と観ている人々の期待感を高まらせてくれる、秀逸な演出だと思う。

    ところどころで発せられる中井貴一の台詞も深い。ゆっくりでもいいから進んでいればいい、等々。

    ただ、物語の進行で少し違和感がある場面もあった。大企業をやめて田舎の電車の運転手になるわけだから、それを妻に話しておらず、だが妻は実は知っていた、というのもよくわからない。ここで家族関係をもっとうまく絡ませられたのかな、と思う。また、妻に内緒にしていたことを知った娘がなぜ怒るのか、不安になるならわかるが。これは本仮屋ユイカの演技力か、脚本か、もしくはその両方の問題だろう。

  • 山場がなんこも!話がいい!みてよかったと思える作品でした(^^)

  • 3月末に弾丸的に出雲に行ってきました。かなり昔の出来事に思えます。大社さんの他に思い出に残る事が2つありました。

    一つは夕食の居酒屋でお寿司を食べた時に使った醤油。さしみ醤油でかなり甘かった。その甘さがワサビの辛さに合って、刺身の味を引き立たせる。お取り寄せでお寿司や刺身を食べる時に使ってます。

    もうひとつは、一畑電車。通称、バタデン。また、乗ってみたい電車です。映画はその電車が舞台になってます。

    大手家電メーカーに勤め順調に出世街道を進んできた男、50歳を目前に故郷の母親が倒れたり、同僚の不慮の死とか様々な出来事が重なり、今までの人生を振り返りながら、今後の人生を見つめ直した時に幼き頃の夢を目指していく。今まで会社一筋で家族を顧みなかった。家族の絆も取り戻す。

    最後は皆がめでたしめでたし的に終わる。少し作られ過ぎた物語に感じなくもないけど、地元に親しまれながら自然の中を走る一畑電車がそんな事を気にさせずにおおらかにさせてくれる。

  •  出雲大社にお詣りのために一畑電車に乗った時に知った映画。
     一畑電車から見える風景は、田んぼや畑や山に宍道湖に原っぱに山。
     自然豊かな癒やしの景色です。

     
     田舎の母の闘病・介護問題を機にUターン就職して電車の運転士になる話。
     ええ話やった。
     奥さん(高島礼子)もハーブティーの技術を生かして起業。
     夫婦で夢が叶ったんだからすごいですね。現実にはあり得ないスペックの高い夫婦です。

      
     筒井肇(中井貴一)が中途採用の面接に行くと、もう一人志望者がいた!
     宮田大吾(三浦貴大)である。
     この宮田というのも筒井と同じく華麗な前歴があった。
     宮田の前歴は一畑電車で働き出してから分かることになるのですが、面接は二人同時に行っているのだから、筒井も宮田の面接のやり取りを聞いて知っているはずだ。
     物語の効果を上げるための進行でしょうが、よく考えると不自然。

     
     物語は、最初の大企業時代はストレスフルな展開ですが、転職を決意してからは順風満帆で安心して見ていられる展開。
     ただし、後半に映画を盛り上げるためのちょっとした危機・小さな大事件が起こります。
     田舎のチンチン電車とは対照的な現代的な事件です。
     よく考えると、スマホやSNSが発達した現代は、一億相互監視社会・密告社会・足の引っ張り合い社会なんですね。
    「今の時代で軍国主義なんかあり得ない」
    とバカなこと言う人がいますが、今の時代こそあり得るのです。
     それにしても、田舎の乗客数の少ないチンチン電車でも安全第一なんです。
     一方、日本の国民全員に責任を持つ総理大臣その人が権力を私物化して憲法に原発に軍事にやりたい放題。如何なものか!?
     一強独裁者には忖度しこびへつらい、一般庶民は相互監視で足の引っ張り合い。
     国民が畜生道に堕ちると必然的に軍事独裁国家の道に至るのであった。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180521/p1

  • 錦織良成監督、2010年作。中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、三浦貴大出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    大企業の取締役になる寸前まで出世した男が、夢を追う生き方に変え、島根で電車の運転手になり、妻との関係もよくなったという話。

    <コメント>
    ストーリーとテーマを探りながら観ると、あまりパッとしない映画。夫婦関係なのか、一人の生き方なのか、家族関係なのか、テーマらしき視点があちこち飛んで散漫な印象。
    登場人物の個々の言動も不可解なことが多い。
    •おばあちゃんが倒れ、すぐに駆けつけられない父(中井)に怒る(倖。本仮屋)感覚がわからない。家族として心配ならまず自分が行くべき。
    •妻(由紀子。高島)に黙って、出世した大会社を辞めるのは想定しにくい。その感性であんなに思いやりのある人格穏やかな運転手が務まるとも思えない。
    •電話の日常会話で冷静に「私たちこのままでいいのかしら」(由紀子)などと切り出すことはあまりない。口論になっていうことはあるだろうが。
    •いくらおばあちゃんが危ないからって、電車運転中の父に駅のホームで止めて説得するのはかなり非常識。
    •子供が勝手に運転席に入り電車を動かしてしまうわけだが、あの場面で責められるべきは子供と監督者の母。運転手は乗客のサービス中でサボっていたわけでもないのに。

    原作や他のシリーズと比較するのはあまりよくないと思うが、ストーリーとテーマがはっきりしているぶんだけ、レイルウェイズ2の方がずっといいように感じた。

  •  いい話なんだけども、全ての展開が素直すぎて物語としての面白みには欠ける。 あと、いろいろ詰め込みすぎて焦点が定まらない感も否めない。 それでも所々にグッとくるものはあったし、何より田舎町を古い電車が走る風景は、それだけで郷愁を誘うもので癒された。

  • いいお話だった。運転士の試験に合格し名を呼ばれるシーンではこみあげるものがあった。奥さんは奥さんで自分の夢を貫いたのはよかったなー。

  • BS103録画>島根であろう、田舎の広大な緑の田園風景が美しい!昔の家の佇まい、縁側や畑があったり…古き良き日本の美しさを想わせてくれます♪♪どこか懐かしく、ほのぼのとした気分になりました♪主演の中井さん、演者さんも皆さん好演です♪本仮屋ちゃんや奈良岡さんも良かった(T T)。企業戦士だった中井さん演じる筒井が仕事を辞め、50歳にして夢だった地元電車の運転士になったお話。「夢が叶いました。」のセリフに思わず涙…ステキなお話です♪地味な作風だけどタモさんのような鉄男には堪りませんね^^。

  • いい大人が新人研修をやってるシーンがある。とても不自然。だけど、たまらなくかっこいい。主人公にお世話になった乗客たちが「やめないで」って懇願しにくるシーンに感動。企業は誰のためにあるかというテーマも内包されている。

  •  一流会社の役員として働く父、ハーブティーを人にすすめる店で働き始めた母、大学に通う娘。
    3人は東京で暮らしているが、おばあちゃんは島根で一人暮らしをしていた。

     ある日、おばあちゃんが倒れた。
    父は、「仕方ない」といって仕事を気にして実家に戻る。
    娘は「おばあちゃんより仕事を大切に思う」両親に疑問を抱く。

    しかし、父は急に一流企業を辞めて、島根の地元の鉄道会社に49歳で転職をする。

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