実録外伝 大阪電撃作戦 [DVD]

監督 : 中島貞夫 
出演 : 松方弘樹  小林旭  梅宮辰夫  渡瀬恒彦  丹波哲郎 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2010年12月3日発売)
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101153831

感想・レビュー・書評

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  • 何を観ようかなあと探してると、あ、これは。

    「京阪神殺しの軍団」はむかーしに観た記憶があるけど、これ観たっけ?

    多分観てないお思うのでチョイスしました。

    『実録外伝 大阪電撃作戦』

    いきなり、大阪市大正区から始まります。

    ケンミンショーでなくとも、映画などで大阪を描く場合、象徴として中央区(道頓堀)とか浪速区(通天閣)をとりあえずもってくるんですが、そうでないところがリアル。ちょーリアル(w

    といっても実録なので、モデルの抗争事件があったのだから仕方がない。

    前編、大阪とその近辺が出てくるので、ジモティは楽しさ倍増です。

    実際その地に住んでる人たちはたまらんかったでしょうが。

    監督は中島貞夫。

    いい仕事してますねえ。

    「仁義なき戦い」から始まる実録路線を、他の監督たちもその路線を踏襲しています。

    その中の佳作。

    エグさグロさでは「仁義」を凌駕してます。

    「アウトレイジ」と比べても、エグい。

    「アウトレイジ」の取ってつけたような真性サド的な暴力ではなくて、身の回りのもので効果的に生理的に嫌なことをしてる感じで。゚(゚´Д`゚)゚。

    なんか、まだ「アウトレイジ」の方に品を感じてしまいます。

    ☆☆

    で、「仁義なき---」の俳優達が総出演。

    出てないのは、菅原文太・金子信雄・千葉真一・北大路欣也とか。

    今回の主役は松方弘樹です。

    そして、(個人的に)目玉は松方・目黒の兄弟共演。

    目黒祐樹が思いの外素晴らしい!

    片目を白濁させて兄を食うくらいの迫力を見せています。

    そしてラストでは待望の兄弟対決。

    同じくらい特筆すべきは渡瀬恒彦のハジケっぷりキレっぷり。

    東映ステゴロNo.1とか言われますが、単にアブナイ人だったんじゃないの?という感じです。

    兄・渡哲也を常に意識して、しかし俳優としては越えられない。

    そんな鬱屈したエネルギーが、そうさせるのでしょうか。こちらも又、兄弟の見えない対決か。

    ☆☆

    ピラニア軍団その他大部屋の皆さん。

    東映常連のヤクザなみなさん、総出演。

    特に、志賀勝の髪型が秀逸!これは文章にしても伝わらない何かがあります。

    モデルがいたのでしょうか。なんか病気の犬(病犬=やまいぬ)的なわけわからんコワさを醸し出しています。

    我らが福本先生も大活躍。無口な目黒祐樹よりセリフが多いw。

    その上、渡瀬恒彦をボッコンボッコンの半殺しにしています。

    ☆☆

    今回は「仁義なき---」でいうところの山守さんの役を、これまた常連の小心者:織本順吉が同じ山守カラーで演じています。

    田岡組長(モデル)はもちろん丹波哲郎。

    丹波さんは多分、これらの一連の映画をほとんど自分でも区別できてないでしょうね。

    そしてしびれる敵役(ていうか全員ワルですが)に成田三樹夫。ミッキーファンは堪能できます。

    当然ですが、大阪・神戸が舞台なので、ほぼ全員関西弁です。

    そつなくこなす小林旭は山健役で、相変わらずの貫禄。

    丹波哲郎は相変わらず関西弁ヘタですが。

    「アウトレイジ」のコピーが「全員悪人」でしたが、それをいうなら、こちらでしょう。

    全く誰にも感情移入できない、清々しいまでに悪というかクズを描いた、ある意味暴力団排除的意味合いの強い内容かと思います。

    でも、楽しいんですよね~。なんででしょう。

  • 松方弘樹、渡瀬恒彦のイキりきった表情が印象的。とはいえ、仁義なき戦いだよなあ。役者もそうだし、BGMなんかもモロに。実録モノということでストーリーがどうこうというよりもやはり役者の演技を楽しむ映画。そういう意味ではどれを見ても同じように見えてしまうかも。昭和の町並みをみるのは楽しい。

  • 制作年:1976年
    監 督:中島貞夫
    主 演:松方弘樹、小林旭、梅宮辰夫、渡瀬恒彦
    時 間:96分
    音 声:日:モノラル



    昭和35年の秋。当時、大阪のヤクザ達は、外には、日本最大のやくざ組織である神戸川田組の影に怯え、内には、大阪双竜会を始めとする戦後派不良グループの跳梁に手を焼いていた。
    大阪の中心部・ミナミの盛り場一帯は、石村組と南原組が勢力を二分していたが、これに双竜会が加わり、連日、凄まじい抗争が展開されていた。ところが、石村組が双竜会のチンピラを傷めつけたために、双竜会の報復を恐れた他の組は、石村組を見捨ててしまった。
    かねてから、大阪進攻を狙っていた川田組の斬り込み隊長・山地は、天王寺で売り出し中の新興暴力団・大東組の組長・大東次郎を舎弟分にするとともに、桜川の掛川組を石村組へ派遣して石村組へのテコ入れを計った。
    一方、双竜会と同盟を結び、川田進攻を阻止しようとする南原は、山地暗殺を企て、双竜会の安田、南原組の宮武、高山を中心に〈暗殺隊〉を編成した。
    だが、間一髪のところで暗殺は失敗、逆に南原は、大東組の金崎に脅され、双竜会との縁切り、山地への全面協力を約束してしまった。
    高山の身の危険を察した宮武は、高山に金を渡し、大阪を出るように命じるが、金を投げ返した高山は、いずこへともなく姿を消した。
    一方、南原の裏切りで動揺した双竜会々長の趙は、安田に暗殺隊の解散を命令した。
    だが、山地暗殺に執念を燃やす安田は、同じ志の高山を探した。
    そして、場末のバーで狂ったように酒を浴びている高山を見つけた。
    安田に誘われ、とあるクラブに行った高山は、その店で歌う小山淑子に一目惚れし、彼女を抱かせろ、と安田に要求した。
    一瞬、困惑の表情を見せた安田だが、高山の言う通りに、淑子を与えた。以来、高山は彼女との情事に溺れていったが、淑子が実は、安田の妻である事を知らなかった。
    数日後、南原の経営するクラブで気勢をあげていた安田が、三代目川田組々長にからみ、三代目の舎弟分の友田組々長に重傷を負わせる事件が起った。
    この事を知った高山は、逮捕された安田をつけ狙っている友田組の裏をかき、安田を無事に警察署から連れ出した。
    この事件で狼狽した趙は南原に相談し、大東を通じて山地に謝罪し、安田を差し出す事を約束した。
    そして、山地の指令による双竜会狩りと呼ばれる“人間狩り”が開始された。
    やがて、高山が大東組に拉致された。
    この事を知った安田は、自らの穏れ家を南原に教え、宮武をおびき出し、高山の身柄と引きかえる手段に出た。
    二人が交換される時、意を決した宮武は高山に抱きつき、と同時に、金崎のマシンガンが二人めがけて火を吹いた…。
    数日後、指をつめた趙、安田以下七名の幹部が手打ち式に出向いた。
    だが、安田一人が別室へ呼ばれ、大東の命令で身体検査が行なわれた。
    安田は隠し持っていたメスで、大東を刺し殺すが、金崎らの一斉射撃に、安田は蜂の巣のようになり、非業な死を遂げた。かくして、双竜会の全面的無条件降状により、川田組の大阪進攻作戦の幕は降りたのであった。

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