- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953036420
感想・レビュー・書評
-
ストーリーが難しい…。ドタバタコメディが謎すぎてここは笑うポイントなのかの見極めも難しい。なにより、こんなに練習をしていない寄せ集めのいい加減なオーケストラが最高の演奏をできるところが全然共感できない。最後のシーンは良かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コメディかと思っていたら、感動のラスト。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に感動。
コンサートの部分は2回聞いた。
最近時間の節約のため、
映画は厳選してみるようにしているのだけど、
見てよかった。 -
奔放すぎる感が否めないし
ダメ男感もかなり高いけれども
終わりよければ全て良し。という感じで
見終わった後は めでたしめでたし。きれいだったねー。
でもギレーヌをもっとワッショイしてあげて欲しかったな…
もじゃさんとラテンマン良かった。あの二人が居ないと話にならん -
前半はいわゆるドッタバタのコメディーだけど、最後の演奏に感動の全てを凝縮させてる。あのぶわっとなる感覚は他の映画ではなかなか味わえない、クラシック聞かなくてもチャイコフスキー凄いなと思わせる、珍しい映画だと思う。
メラニーロランがめちゃめちゃ綺麗。演奏シーンも凄いできなんだけど。本当に撮ったのは右手だけで左手は全部合成だそうな。それはそれで凄い。 -
ロシアを舞台に、あることがきっかけで楽団の指揮者を外された主人公が、
正規楽団に依頼のあったパリ公演を内緒で横取りする。
旧ソ連時代、思想的理由から音楽を取り上げられた指揮者・奏者達の
30年にわたる"告白"の物語。
人間が思うこと、感じることは誰にも止めることはできないし、
人種や肌の色はどうすることもできない。
まして、演奏のような創作活動は、作中でも指摘されているとおり、
全ての人にとって完全に自発的であり、天才にとっては時に狂気的ですらある。
自発性、狂気性から聴取者を感動と興奮で魅了する音楽活動は
独裁的統治を脅かすには充分であり、それゆえ、いわれなき迫害を受ける。
そういう時代だったと回想する指揮者のタクトは
当時、当局に折られたものをセロテープで留めただけのもの。
重くなりがちなテーマ設定を、ロシア人(スラブ民族?)かつ音楽家特有の
いい加減で楽天的な人柄を示す演出を盛り込むことでカジュアルに仕上げている。
圧巻はラスト20分の演奏シーン。
30年にもわたって抑圧されてきた創造が、始めは手探りながらも、
徐々に解放され、あの時の自発性が蘇り、昂ぶる狂気に触れる演出に
ただただ落涙を止めることができなかった。
素晴らしい作品。 -
2009年公開
監督 : ラデュ・ミヘイレアニュ
共産主義化にオーケストラを追われた元指揮者が、パリの劇場からの出演オファーを”横領”して、再び舞台にあがることを画策するお話。
シンプルな筋書きをウィットにとんだ描写で、
カラッと仕上げている微笑ましい作品でした。
主人公たちは皆ロシア人の設定なんだけど、
フランス映画ということもあって、
彼らを「ちょっとよくわかんない人たち」として、
割り切った心情描写にとどめていたところも正解だったと思います。
ラストのオーケストラのシーンは、
ひねりはないし、唐突感は否めないのですが、
そこは音楽の力。無理矢理いい感じで締めてくれました笑 -
ロシアの人ってすごいね。
気が長い!
そして、情熱的で激しい。
コンマスが最高。
サーシャがチェロ弾くとことか、
サーシャが救急車運転するとことか、
空港までトコトコとか、
パスポート作成とか、
パリに憧れる人とか、
グワって構えるコンダクタとかね。
コメディじゃないのに笑える。
たぶん本気の度合いが絶妙だからかな。 -
途中なんだかドタバタしすぎて、どうなるんだってドキドキしながら観ました。
字幕で観たけど、ロシア語とフランス語が少しでもわかったらなぁ(*^^*)
ラストの演奏で、アンヌ・マリーに引っ張られて、思い出したかのようにメンバーの息が合っていくところは鳥肌。そこで明らかになった彼女の背景で涙が出ました。
それにしても美しい。超美人!
クラシックなんて普段聴くことないけど、いいもんだなぁ。