レナードの朝 [DVD]

監督 : ペニー・マーシャル 
出演 : ロバート・デ・ニーロ  ロビン・ウィリアムズ  ジュリー・カブナー  マックス・フォン・シドー 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
4.20
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感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462073471

感想・レビュー・書評

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  • 9歳ごろ、レナードは手の震え、眠りの長さの症状が出てきた。
    30年後に舞台は移り、レナードは脳外科の閉鎖病棟に入院していた。そこの患者は仮面を張り付けたような無表情で毎日ただベッドに寝ているか車椅子に座っているだけ。ボールが飛んできたとか特定の音楽に反応して運動を初めてる。
    今まで研究医で臨床経験のないドクターのセイヤーが脳神経に異常のある患者に挑んでいく。

    大脳基底核では、錐体外路系に属する中枢として、運動調節を行う。大脳皮質及び中脳の黒質などからの入力を受け取り、視床下部を経て大脳皮質に出力を送り出す。基底核に病変があると、錐体外路症状とよばれる筋緊張の異常や不随意運動が見られる。


    レナードは嗜眠性脳炎の患者だったがパーキンソン病に効くL−ドーパを処方した所、自分の意思で立ち上がり、普通に歩くことが出来た。
    その後、躁鬱状態も経て段々と薬が効かなくなり、手の痙攣も大きくなっていく。

    レナードがドクターのセイヤーに言う、「病気なのは僕らではなく君らだ。仕事ばかりで結婚もしてなく孤独な君だって眠っている状態じゃないか」には、ハッとさせられた。

  • こちらも超有名作品であり、名作ですね。必見です。
    なんと言ってもロバート・デ・ニーロがすご過ぎます。役所は演じるのが難しい病気のはずですが、その症状と回復、悪化を見事に演じています。医師役のロビン・ウィリアムスもすごく良かった。ラストに、レナードを通じて生きるという事を直視したことで変化する意思と行動の演技はとても良かったです。
    実話ベースの物語なので、医療の変遷も窺い知ることができます。脳疾患の患者を精神病患者としてただ治療することもなく放置していた時代であり、他の症例の改善事例の転用に対する無理解、劇的な改善効果が出てもそれ以上の研究はできずに薬物耐性による症状悪化の結果になる、というところを真正面から描いています。
    脳機能障害や精神疾患で意思がないように見える患者さんも心はあり、それを表出する機能が壊れているだけで、人として扱うこと、生を人として充実させることがどれだけ大事か、そしてそれは健常者も忘れてはいけないということを教えてくれる映画です。

  •  患者役のロバート・デニーロの演技が光る。これが実話だと聞いて,ビックリ。こんなことがあったのか…と,その奇跡というか,奇跡は奇跡でしか無かったというか…その事実に打ちのめされた感じ。人は,こうしていろんな病気と闘い,少しずつ克服してきたんだろうと思った。

    《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
     ロバート・デ・ニーロ、ロビン・ウィリアムス共演、実話をもとにした感動のドラマ。1969年、ブロンクス。精神障害で身体も自由に動かせない患者たちの病院に医師セイヤーが赴任する。セイヤーは、患者たちがボールを受け止める反射神経がある
    のを発見し、30年間も半こん睡状態のレナードに新薬による治療を試みる。ある日レナードは奇跡的に目覚めるが…。女性監督ペニー・マーシャルの端正な演出、2大名優の名演技が光る。

  • 症状の変わっていくレナードを演じたロバート・デ・ニーロの演技が素晴らしい。

  • TVにて
    奇跡の目覚めが哀しい.ロバートデニーロの演技が神がかっていた.

  • ロバートデニーロの演技力の凄まじさ…

  • 目覚めさせてよかったのか。
    目覚めない方が幸せだったのか。
    問われそうな問題だけど、私は短時間であろうと、失う絶望を味わわせようと、目覚めさせてよかったのだと強く思う。

  • 胸の詰まるような感動。
    生きていることは素晴らしい。
    閉じ込められる病気になることへの恐怖。

  • いつもロビンウィリアムズの作品を見ると思うが、彼の表情がとても好き。優しく人に寄り添う役はぴったりだと思う。生きる喜び、そもそも生きるとは何か、難しい問題について考えるきっかけとなる傑作。

  • 他の作品観ても思うけど、ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズの笑顔は本当に素敵。それだけでも観る価値がある。
    ダンスのシーンは切なくてポーラと一緒に泣いてしまった。

    一斉に薬を飲ませた後に全員が目覚めるとかちょっと現実味がなかった(多分改変かな)ところもあったのと、医療倫理的に人体実験的な面もあっただろうに少し綺麗な話にしすぎてると感じたので星は四つ。

    レナードの朝という邦題は素晴らしいと思う。

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