告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

監督 : 中島哲也 
出演 : 松たか子  岡田将生  木村佳乃 
  • 東宝 (2012年3月10日発売)
3.92
  • (707)
  • (922)
  • (521)
  • (126)
  • (38)
本棚登録 : 4289
レビュー : 863
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104063168

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 原作を先に読んだ。
    引き込まれるように
    2日で一気に読んだ。

    これを映画化って、、、
    と思って観たけど
    裏切らない。

    すごい。

    ラストが中島監督らしい演出だったなぁ。

    そして、やっぱり
    松たか子がすごい。

    映像で見ると
    文字で追ってた少年たちが
    本当にあどけなさの残る少年で
    あ、そっか中学生って
    まだ子供だよな、、、と
    衝撃を受けたな…

    ストーリー的には
    衝撃的な内容だけど
    原作を読み込んで
    丁寧につくられているからか
    思ったほど後味の悪さを感じない。。

    というか、
    原作より
    希望が込められてるよね。。

  • おもしろいというと語弊があるかもですが…おもしろかったです。

    それぞれの憎しみや寂しさが悪い方向へ悪い方向へと進んでいって誰も救われない。
    森口先生の復讐が恐ろしいほど綿密で…少年Aの寂しさと母に振り向いてほしい、認められたいという気持ちが歪んだ形で膨らんでしまって、少年Bは壊れてしまって…
    森口先生が最後の復讐までに仕掛けた装置が鳥肌ものです。そしてあそこまでされないと命の重さがわからない少年A…

    男女3人がピックアップされていたものの、クラスの少年少女が当たり前にやっているいじめや行動も十分おかしいと言えるもの…。そのいじめだって人の死に繋がることもあるのに…きっと彼らも命の重みなんてわかってないはずなのに少年AとBを人殺しと非難する…。

    後味は悪い。誰も救われないのはわかっているのに最後まで目が離せない作品でした。
    みなさんが書かれているように映像がとてもきれい。

    原作もおもしろいのかな…

  • 原作を忠実に再現した映画だなとまず最初にそう感じた。

    最も印象に残っているシーンは松たか子さんが映画の最後の最後に「なーんてね」って吐いて終わるシーンで、対象の生徒が全校生徒の前で「なーんてね」とつぶやく(妄想をしている)シーンと重ね合わせて述べているのではないかと解釈したが、実際にそのセリフにはどういった意味が込められているのか潜んでいるか答えがたくさん出てきてどれが正解なのか分からず気になって仕方がない。

    最初はなんかいろいろ大げさにやっているな(生徒がダンスするシーンなど)とあんまり面白くなかったが、徐々に趣深さがでてくる作品だった。

  • 松たか子が幼い少女にもらった飴玉を握りしめて亡き娘を想い号泣するシーンは、当時まだ子どものいなかった自分でも胸を打たれました。娘を産んだ今なら痛すぎて見ていられないかもしれない。

  • 松たか子がうまい。本当にうまい。
    ラストの松たか子の表情…。
    ともすれば、センセーショナルなだけで終わってしまうかもしれなかったこの映画を、高いところに救いあげたのは、松たか子のあの、苦悶の表情だった思う。
    あれがあることで、救いのない苦しみというものがどんなに無情な結果をもたらすのかを、伝えることができるのだ。
    もっともっと評価されていいと思う、女優松たか子。

  • 告白 湊かなえ は 原作で読んだ。
    こういう アプローチがあるのか と感心した。
    いまの時代の 教育 という現場での問題が
    心の中まで深く しみこんでいるという衝撃を受けた。
    この小説は まさに チカラワザ とおもった。
    『金八先生の時代が終わった』とおもった。

    『告白』 松たか子・・・
    淡々と演じて 森口先生のイメージが
    きちんと伝わった。
    この森口先生が いきてこないと
    全体での 流れがおかしくなるが・・・
    きちんと 定点 にたっていた。

    少年法で 守られる・・・13歳。
    しかし それでいいのか?
    命の重みとは?
    考えさせられるのである。

    ときおり 空に浮かぶ雲・・・
    そのシーンが 呼吸を つくっているみたいだ。

    そして 中学生たちが
    ちょっと グレーがかかったようで
    鋭い目線が 印象的。
    子供でありながら 大人になろうとする
    複雑な 年頃の雰囲気が よく出ている。

    スローモーションや 画像の角度など
    さまざまな視点から アプローチする手法は
    たいしたものだ・・・物語のテンポ
    をうまく作り出している。

    暗闇や 悪について 面と向かいながら
    暗闇の中に落ち込んでいく・・・
    悪の基準がなくなっていく・・・
    うまい 作り手によって さりげなく見せている。

    木村佳乃の 演技が また いいですね。
    いまどきの 母親を うまく演じている。

    岡田将生ののめりこんでいく教師像がいたい。
    ヴェルテル。いい先生だけど 結局は 悪人。

    中島哲也監督の 覚めた目が みえる。

    始まりは まるで 学級崩壊しているような
    授業シーンから始まり
    森口先生(松たか子)が 授業をしている
    『私は 生徒 を信じていない
    あなたがたは うそをつくのがうまい』

    死にたい ということを
    言わないために 告白をしはじめる。
    エイズのことを語る・・・。
    時に初めて 生徒たちは シーンとするが・・・

    この場面の展開は 秀逸だ。
    学校がなぜ 壊れてしまったのだろう?

    犯人AとB が だれなのか?
    はやめにわかり その二人は・・・

    自分の才能を 認めてもらいたい・・・と思うA
    そのときに 話題となって いたのは ルナシー。

    弱いものが 弱いものをいじめる・・・

    森口先生の 復讐 という エネルギーが
    クラス全体に伝わり・・・
    新学期 になって ヴェルテルが来たときに
    生徒たちは 気分が 異様に高揚している。

    こいつは 熱血漢振りを装っている。
    ホントに俺たちのことがわかっているのか?
    という覚めた眼で ヴェルテルを 突き刺す。

    1匹の迷える羊を救うといって
    結局は 1匹も救えない ヴェルテル(岡田将生)。

    一人は クラスのいじめの対象になり
    一人は 引きこもりになる・・・。
    そして 二人は 壊れ始まる。
    いや もう壊れていたのかもしれない・・・
    森口先生の 復讐によって 壊れ方が促進する。

    渡辺修哉は 母親から 優秀さを 受け継いだ
    とおもっている・・・
    しかし、母親は 離婚して 修哉のもとを去った。

    修哉は 母親に認めてもらいたいと
    『なにか』をして 評価されたいと思うが・・・
    発明をするが 方向が違うんだよね。

    結局は・・・・
    そして 殺す相手は 母親でしょ 
    と森口先生に言われる。

    直樹は 余りよくない成績だった。
    そこで 認められたいと思っていた・・・
    そこに 修哉が やってきて てつだわせる。

    おかしくなった 直樹に対して
    母親は 直樹を殺そうとするが・・・。
    こころの 動きが よくみえるのが
    映画的に成り立っている。

  • 「嫌われ松子の一生」に続き、暗く重く救いがない話を、極上のエンターテインメントにしてしまうのはさすがだな、と。
    最初から一気に引き付けられて、それからあっというまの2時間。時がたつのがこんなに早かった映画は久しぶり。

    映画を見たあとに原作を読んだんだけど、映画での衝撃が大きすぎたせいで(そして映画が原作に忠実だったため)、特に感想が持てず。見る順番が逆だったらもっと楽しめたと思うんだけど。
    逆に、原作にかなり忠実な映画なのに、最後にすべてをひっくり返してしまいかねない原作にはない一言を付け足した中島哲也監督のセンスが、いいなと思った。

  • うおおおお
    最初から最後までおもしろい
    原作も読んでおもしろかったけど映像的なおもしろさが加わってさらにおもしろい
    映像技術なんて全くわからんけど
    曲とか盛り上げ方とかナレーションの入れ具合とかスローモーションとかあぁ、ここで人じゃなくて水滴を映すのか、とか
    いろいろ思った

  • いい意味で嫌な映画でした。写真のような綺麗な映像とはかけ離れた告白の数々。中島テイストが出ていて面白かったです。

    特に、橋本愛と松たか子のファミレスでのシーンがとても気味悪くて気に入っています。松たか子が嫌な高笑いを上げているのに、画面レイアウトのせいでファミレスで談笑している二人にしか見えない。こういった意味でゾッとしたのは初めてです。
    中島さんと松たか子さんの相性が良かったのでしょう。川村元気Pには悔しいなと思わされます。

    この映画について誰かと存分に議論したい、そう思わされる作品です。

  • 娘を失った女教師が教室で告白を始める。「この中に娘を殺した犯人がいます」

    このストーリーを聞いたときに「なるほど、女教師が生徒に命の大切さを教える物語か」そう思った。実際その予測は4分の1だけ正しかった。私が推測した物語は冒頭30分で終わってしまったのだ。

    全体を通して言えば、共感と裏切りを繰り返す良くできた物語だった。物語は共感を許さない。クラスの集団意志は実にリアルに描かれていて、現代の若者でない自分でも「そうそう!こうやって笑ってごまかすんだよなあ!」と共感を生む。自分がそこに居たら犯人の生徒とも同じ行動を取るかもしれないなあ。なんて思っていると、次の告白で主体が変わるといとも簡単に自分の共感を裏切られる。
    「じゃあ、せめてこの女子高生の気持ちは分かるよ」と思っても、それも裏切られる。

    娘を失った悲しい女教師の話ではない、集団意志の中で正義の名のもとに残酷ないじめが行われることを糾弾した映画でもない、少年法の理不尽さを訴える映画でもない。
    人の心など分からない、ということを鮮烈に描いている映画なのである。自分が最初の30分に推測した教師、A、B、女生徒、それぞれの気持ち。それらは全て告白によって裏切られる。つまり、かわいそうだね、大変だね、という共感自体が、あの狂気化して己の正義を振りかざして人を傷つけるクラスと同じ行動になるということなのだ。

    映像は美しいものの、全体ではひどく純粋で汚く、見たくないものを描いている。だから後味は非常に悪いものになるが、それほど気持ちをえぐるようなインパクトのある作品で見ごたえのある1本である。

全863件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

外部サイトの商品情報・レビュー

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]を本棚に登録しているひと

ツイートする