角川映画主題歌集

アーティスト : 映画主題歌 
  • EMIミュージックジャパン (2011年1月25日発売)
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988006225909

感想・レビュー・書評

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  • 膨大な制作費と宣伝費を突っこみ、しかもストーリーは壮大で大味、でも主題歌への力の入れようは尋常ではなかった、角川映画の主題曲集。

    ジャケットにレイアウトされた、どのポスターも見おぼえがあるところがすごい!しかも主題歌本体を聞くと、どれも口ずさめたり、映画のキャッチコピーも言えたりするところが、これまたすごい刷り込み効果だと思う。

    以下、収録曲に関してのスポット感想。

    ・『―の証明』シリーズのテーマ曲にはどれもじんとくる。『人間の証明のテーマ』は、西條八十『ぼくの帽子』という詩の英訳であるというのは知っていたけど、英訳した人物は知らなかったので、ライナーノートを見たときに結構驚いた。

    ・『蘇える金狼のテーマ』は、記憶よりもテンポが遅かったのが発見。

    ・『スローなブギにしてくれ』『守ってあげたい』『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『晴れ、ときどき殺人』で、イントロを聞いたとたんに歌詞も思い出して熱唱。

    ・『汚れた英雄』『光の天使』の、ローズマリー・バトラーの歌唱力がハンパない。

    ・今聴くと『里見八犬伝』が結構素敵に聴こえる。「星よ、導きたまえ」のセリフが脳内リフレイン。

    ・『Woman “Wの悲劇“より』は、先日のドラマで平井賢がカヴァーしていたが、オリジナルのほうが断然ワンダフル。

    音源もクリアで、聴いていて愉しい1枚でした。

  •  タイトルのとおり、1970年代後半から80年代にかけて世を席巻した角川映画の主題歌を集めたアルバム。角川映画35周年を記念したものだという。同様のコンピレーション・アルバムは過去にも発売されているが、このアルバムがいちばん収録曲が多いし、初のデジタルリマスタリングがなされている。価格もリーズナブルである。

     同時発売の2枚組『角川映画主題歌集デラックス』は、ディスク2に挿入歌や使用曲を集めている。

     デラックス版のほうのアマゾン・カスタマー・レビューを見てみたら、多くのレビュアーが伊藤さとり(映画パーソナリティ。このアルバムの企画者でもある)による解説を酷評していたので、ビックリ。
     こちらの通常盤には伊藤の解説の「はじめに」の部分しか掲載されていないので、それらの酷評が妥当かどうかは私にはわからない。ただ、「はじめに」を読むかぎり、解説者にふさわしい人はほかにいると感じた。“角川映画広報誌”でもあった『バラエティ』の編集部にいた人に書かせるとか。

     それはともかく、私にとってはなんともこそばゆい思いにさせられるアルバムである。
     ここに主題歌が収録された作品の大半を、私は封切り直後に映画館で観ている。“角川映画広報誌”であるとともに薬師丸ひろ子のファンジンでもあった『バラエティ』を、薬師丸ファンであった少年時代の私は愛読していたし、必然的に角川映画ファンでもあったのだ。
     だから懐かしくはあるのだが、一方で角川映画のダメさかげん(もちろん、いいものもある)や日本映画に果たした功罪もいまではよくわかっているから、気分は複雑でこそばゆいのである。

     とはいえ、いま聴いても主題歌にはいい曲が多いと思う。ラインナップは以下のとおり。
     
    01. 愛のバラード(Instrumental)/ 大野雄二(「犬神家の一族」 より)
    02. 人間の証明のテーマ / ジョー山中(「人間の証明」より)
    03. 戦士の休息 / 町田義人(「野性の証明」より)
    04. 蘇える金狼のテーマ / 前野曜子(「蘇える金狼」より)
    05. 戦国自衛隊のテーマ / 松村とおる(「戦国自衛隊」より)
    06. You are love / ジャニス・イアン(「復活の日」より)
    07. スローなブギにしてくれ / 南佳孝(「スローなブギにしてくれ」より)
    08. 守ってあげたい / 松任谷由実(「ねらわれた学園」より)
    09. セーラー服と機関銃 / 薬師丸ひろ子(「セーラー服と機関銃」より)
    10. 汚れた英雄 / ローズマリー・バトラー(「汚れた英雄」より)
    11. 光の天使 ローズマリー・バトラー(「幻魔大戦」より)
    12. 探偵物語 / 薬師丸ひろ子(「探偵物語」より)
    13. 時をかける少女 / 原田知世(「時をかける少女」より)
    14. 里見八犬伝 / ジョン・オバニオン(「里見八犬伝」より)
    15. 愛情物語 / 原田知世(「愛情物語」より)
    16. メイン・テーマ / 薬師丸ひろ子(「メイン・テーマ」より)
    17. 晴れ、ときどき殺人 / 渡辺典子(「晴れ、ときどき殺人」より)
    18. WOMAN~Wの悲劇より / 薬師丸ひろ子(「Wの悲劇」より)

     18曲中、じつに8曲が薬師丸ひろ子出演作(『戦国自衛隊』のみチョイ役だが、あとは主演作)であり、角川映画は薬師丸ひろ子に支えられていたのだと、改めて思う。

     ジョー山中が歌った「ララバイ・オブ・ユー」(『戦国自衛隊』)は名曲なのに、主題歌ではなく挿入歌なので漏れているのは惜しい。
     あと、トランペットが渋い『野獣死すべし』のメインテーマは入れて欲しかった。インストで「歌」ではないが、『犬神家の一族』の「愛のバラード」だってインストなのに入っているのだから。

     ……と、いくつか不満はあるものの、おおむね妥当な選曲だと思う。

  • 薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」。どういうわけか、ほかのコンピレーション・アルバムでは別バージョンの場合が多い。このアルバムでは、オリジナル版で聴ける。

  • 2011年に発表された角川映画の主題歌のコンピレーションアルバム。"犬神家の一族"の不穏な主題歌から始まり、人間の証明、蘇る金狼などハードな作品から、ねらわれた学園や時をかける少女などのアイドル映画までどれも印象的な主題歌が並びます。まとめて聴けるのはとても嬉しいです。

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