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- / ISBN・EAN: 4571237660436
作品紹介・あらすじ
人気ゲームのコラボ作品『レイトン教授VS逆転裁判』が発売です。まさに夢の競演!
感想・レビュー・書評
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ジョバンニ・ジコール、バータリー検事、ユトリノ・ガードナー......
ああ、たとえロンドンが舞台になろうとも、こんな名前をみているだけで「逆転裁判が帰ってきた!」と嬉しくなる。
それぞれ、序盤に事故って退場する導入役の探偵、場当たり的なチュートリアル用検事、自由過ぎて問題ありの警備員兼目撃者。
アクが強い登場人物たちを相手に「異議あり」「待った」を繰り返し、真相をあぶり出していく最初の裁判から心掴まれます。
『逆転裁判』はGBA版からの大ファンで、DSも『蘇る逆転』から『4』、『逆転検事』『逆転検事2』までプレイ済み。
『レイトン教授』シリーズは全くの未体験。
なので偏った視点からの感想にはなりますが、とりあえず大満足ですよ。
プレイ感覚としては『逆転裁判』の探偵パートに当たる部分を『レイトン教授』の「ナゾ解き」で進めていく感じ。
そして特筆すべきは二度目の法廷以降からメインとなる「魔女裁判」
指紋やDNA鑑定はおろか写真さえもなく「魔法」が存在する世界での法廷劇。
なぜそのような世界の事件に巻き込まれたのかということは実際にプレイしてもらうとして、異世界特有の法則性の「ムジュン」を独自のロジックで打ち破っていくのが新しく面白い。
また「群衆裁判」という新システムで複数の証人にツッコミを入れながら、別の証人から情報を引き出したり、互いの証言の食い違いを指摘するのも楽しい。
3D化に伴った演出の強化も含め、新しい試みは全て成功していると思います。
有罪前提の数々の魔女裁判のなかで、異邦の「青き弁護の騎士」は無罪を勝ち取れるのか。
終盤のトンデモ展開は「そっちか!」という気持ちで、これはやや「レイトン的」なのでしょうか。ファンとしては「逆転的」に振り切ってほしかったところですが、まあアリと言えばアリでやっぱりかなり盛り上がります。
また、逆転裁判ではおなじみの旋律をストリングスやアコーディオンを多用しフォークロア調にアレンジした楽曲が、中世のイメージにぴったりで抜群に素晴らしい。
そして犯人を追いつめ真相に迫る際には、ティンパニーの音が地の底から鳴り響き始まるオーケストラの本作専用「追求」曲で気分は最高潮です。
ボリュームもたっぷりで『レイトン教授』とのコラボ具合もうまく、お祭り作品としてだけでなく『逆転裁判』の新作としても上出来だと思います。「ムジュン」点がややわかりやすいかな、と思わなくもないですが、これをきっかけにレイトンファンにも逆転裁判をプレイしてもらいたいです。
願わくば探偵パートも『逆転』調でやってみたかったですが、それを言ったらおしまいですね。おとなしく『逆転裁判5』に期待します。
俳優さんによるボイスつきに不安の声があるのは承知ですが、それだけを理由に遊ばないのはあまりにもったいなさすぎる良作です。
(あっ、クリア後には『逆転裁判』ファンには嬉しいサプライズがありましたよ。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
逆転裁判シリーズが好きなので、一応楽しみにしていました。レイトン側は一応このために第一作だけ予習しましたw
まあ・・・・ぼちぼちといったところでしょうか。巧舟節を久々に楽しめたのはいいんですが、レベル5側への遠慮があるのか若干控えめ。もっと話に笑いがあったほうが好みなんですが、そもそも教授が完璧超人すぎてレイトン側はそういう流れにならない。
「~だね、ルーク」
「せんせい!」
の繰り返し。
話の先を早く追いたいのにいちいちナゾで立ち止まらないといけないってのがレイトンの苦手なところですが、そもそもそういうシリーズなのでそこに文句いっても仕方ない。
ていうか、一番はじめに公開されたPVだともっとそれぞれが対立というか対決感があったんですが、終始「お互いに認め合って」みたいなぬるい感じが残念。
あとは、逆転裁判側の「豪華声優陣」はあまりにもひどいので設定でオフにして「ポポポ・・」で遊ぶのがおすすめ。あれはひどい・・・本当にひどい。 -
待ちに待ったコラボ作品がついに発売ということで、わくわくしながらプレイ。
私は逆転裁判が好きで購入したのですが、レイトンの方も一度やってみたかったのでちょうどコラボしてくれてありがたかったです。
シナリオは逆転裁判のタクシューさんでしたので、逆転ファンの私には独特の勢いのあるノリがすごく楽しかったです。
レイトンが未プレイの為、そちら視点で比較ができないのですが。
基本はADVパートにて謎ときで操作を行い、その後裁判パートになってます。
確かに相変わらずのノリで楽しいのですが、コラボものということでお互いがお互いのMAXを出し切れていないように感じたのが残念。
どちらも楽しめるという点はよいのですが、それだけに相手に遠慮してしまっていて、ノリが半減してるような気がします。
逆転裁判における魅力は「逆転に次ぐ逆転の連続」だと思うのですが、今回はストレートに話が進みますし、裁判パートも本編シリーズに比べるとあっさりと終わってしまいます。
うわべだけをかじりたいなら良い作品だと思うんですが、シリーズが好きで深いところまで味わいたい人には物足りない気がします。
例えるならばお試し体験版、みたいな。
声優さんに関しては、巷で言われている通りとりあえずプロにお任せしてほしかったなあと。
折角の熱かったり、泣けるシーンも、棒読みで一気に熱が冷めちゃいます。
特になるほどくんはちゃんと今までご担当されていた声優さんがいらっしゃるのですから。
耳になじんだ、そのままでやってほしかったです。
これをやってせっかく逆転裁判に興味を持ってもらえても、この要因でやめておこうとなっても不思議ではないような気がするので。
個人的にはレイトン教授がすごく良かったです。
そしてスタイリッシュ英国紳士すぎて、シリーズ作品がとても気になります。
EDまでは23時間程度。
それでも笑ったり泣いたりするシーンが満載だし、相変わらず濃いキャラは多いしで、楽しませて頂きました。
逆転裁判シリーズファンには嬉しいラストが最後に待ってますので、プレイしてみてほしいです。 -
レイトン教授 が頭よすぎる
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待ちに待った、逆転裁判の新作です!!!!!
と言うとかなり語弊がありますが、ナルホド君を操作できるのは本当に久しぶりなので、逆裁ファンには既に手に取った方も多いと思います。
早速クリアしましたので、ざっと感想を。ネタバレはありません。
弁護士の仕事で英国ロンドンにやって来たナルホド君と真宵ちゃんは、とある少女の弁護をすることになります。
その少女が大事そうに持っていた本には、『"創造主"が書いた物語がすべて現実になる』というお話が書かれていました。そして二人は、その本の中に吸い込まれたとしか思えないような不思議な世界を訪れることになります。
一言で言うと、中世ヨーロッパ的な世界です。そこでは魔女裁判が行われており、魔女とされたものは"火刑"に処されてしまいます。
そんな世界でもやっぱりナルホド君は容疑者の弁護を務めることになりますが、困ったことが一つ。
ここには指紋も声紋も、写真も監視カメラも、さらには時計すらも存在しないのです。そういう技術が無いのはもちろん、住人達はそうした知識自体を持っていませんから、そもそも話が噛み合いません。
どうする成歩堂!
複数の人間が同時に証言台に立つという、現代の司法ではありえない事態も、ここでは常識です。
しかし、『Aさんの証言を隣で聞いているBさんがおかしな素振りを見せたのですかさず追及』とか、証言同士がムジュンするといった新鮮な形で、裁判パートに深みを与えてくれます。
科学や物証が頼りにならない分、証言がこれまで以上に重みを持つ世界なのです。
本作では何度か、『そう言ってはいるけど物証が弱いよね』と思える場面もあるんですが、そこはみんな(弁護士も検察も裁判長も)が証言を信頼して前に進みます。
言葉が人と人を結びつける力が現代よりも強いというのでしょうか。そういう心地良さがこの世界には感じられます。
ファンには今更ですが、逆裁シリーズで起こる事件はただ犯人が被害者を殺して、という単純なものではありません。犯人にとって不測の事態が起こってしまったり、犯人も知らない事実やカンチガイがあったりと、真相はくねくねと折れ曲がった細い道の奥に隠れていて、なかなか姿を見せてくれません。
苦労して真相に辿りついてみたら、『結局アレってなんでだったっけ…』みたいに忘れてしまうことすら珍しくありません。
これまでの逆裁シリーズは、一つの事件に三日前後の時間をかけていました。
調査→裁判→調査→裁判…という流れの中で事件のあらましを繰り返し『おさらい』してゆくので、まだ優(|易)しかったと思うのですが。
本作の魔女裁判は、全て、一晩で決着します(!)。
逆転裁判に初めて触れる方は特に、混乱しやすいかも知れません。もうちょっと、事件の概要を振り返れるようなシステムがあった方が親切だったと思います…。
逆裁1~3をやって慣れてからの方が入りやすいかも知れませんね。
僕は『買い』だと思ってます。面白いですよ。
上記のように調査パートがありません(探索パートは主にナゾ解きの時間)が、物証がモノを言う裁判ではないのでさほど問題ありません。
裁判はちゃんとボリュームがありますし、巧舟さんなのでシリーズファンの方をガッカリさせることはないんじゃないかと。
しかし、キャタツとハシゴについての会話が無い(僕が発見できてないだけ?)ようなので、そこは非常に残念ですね!
僕はレイトンシリーズをさほどやり込んでいないので推測ですが、恐らくは『ボリューム不足』を感じるのではないでしょうか。単純にナゾの数が少ないのです。
隠されたナゾも含めて一通りクリアしましたが、僕が発見したナゾの数は僅かに69。キリが悪いので70はあるかも知れませんが、80とか90は無いと思います。
これまでのレイトンシリーズは150前後あったらしいので、ナゾに飢えている方には足りないかも知れません。
シナリオについての感想で結びとします。
人の記憶はあてにならないものです。自分に都合良く改変してしまうことなどしょっちゅうです。
逆に、それを指摘される機会というものは少ないので、気付かぬまま過ごす方が普通な位です。
でも、『どんな時でも真実を明らかにすることが一番大事』という宗教には僕は全然心魅かれません。知らぬが仏な事例は幾らでもありますから。
フィクションの世界も同じだと思うんですが、物語の登場人物はたいてい、何の迷いもなく真実を明らかにしますよね。
本作の隠された真実も。
それがオープンになる前の時点で、段々察しがついてきましたが…
『それ明らかにしちゃって良いの?しない方が良くね?え、本当に暴くの?』
と、ヒヤヒヤしながらお話を進めました。
暴いて欲しくないと思う一方で、ナルホド君やレイトン教授がナゾをナゾのままにしておけるキャラクターじゃないのも良く分かっています。
「やめろ!はっきりさせてどうしようと言うのだ!」
と抗弁したキャラクターにすっごく感情移入。
そのキャラクターが作り上げたものに、プレイヤーも愛情を感じると思います。そんなお話でした。 -
ダウンロードソフトにて、購入致しました。
最初は、VSの要素は、ありませんでしたが、最後にて、その意味が分かりました。
レイトンシリーズは、プレイした事は、ありますが、逆転裁判は、未プレイの状態で、プレイしましたが、楽しめました。
難易度的には、逆転裁判パートにて、苦戦し、レイトンパートは、オマケ以外は、ヒントを見ずに謎解きが出来ました。 -
二つのゲームが見事合体。
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プレイ済み