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- / ISBN・EAN: 4988113761277
感想・レビュー・書評
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ジャッキーの『ドラゴンロード』。あのカルト映画(と私が勝手に思っている)『ヤングマスター』の続編的な作品とのこと。『バトルクリークブロー』がハリウッド進出失敗第1弾で、そのあとに作られた。『ドラゴンロード』の次の監督作があの『プロジェクトA』。
『ドラゴンロード』は意欲作というか異色作というか、ジャッキーがアイデアを盛り込んでがんばってるなあ……という作品。面白いか面白くないかで言うとあまり面白くないけど、好きか嫌いかで言うとけっこう好き!
ジャッキー映画が面白くなるかどうかはすごく簡単で、「アクションシーンが多いか否か」だけだと思う。今の普通のアクション映画だと、序盤のつかみのアクションシーン、中盤のいくつかのアクションシーン、終盤のラスト立ち回り(ラス立ち)が基本。『ポリスストーリー』が名作中の名作なのは、序盤からつかみのアクションがものすごいからなんですよ。このやり方に則ってる。
逆に、つまらないジャッキー映画はアクションシーンが少ない。すごく単純な理由です。この映画もそう。
『ドラゴンロード』は現代劇ではなくて功夫もの。ジャッキーだとこれが最後ぐらいかな?修行嫌いのボンボンが……っていう『酔拳』なんかと近いよくあるストーリー。
ただし、全然違うのが「ジャッキーは修行せずにずっと弱いまま」という点。ある意味画期的だ!笑
それから、ジャッキー映画ファンにはおなじみ、成家班のマース(火星)が準主役として大活躍するぞ!ファンには美味しい映画!
中国の村の話で、青春映画でもある。だから恋愛要素もある。「ジャッキーがアイデアを出してがんばってるなあ」というのは村のお祭りシーン。
ひとつはフットサルとセパタクローとバドミントン(羽根突き)を足したような競技。でもこのシーンが長いのよ……こっちは功夫アクションを見たいのに泣。
もうひとつの金饅頭祭り、伏線的に序盤で名前が出てきてウケる。これをラス立ちにしているけど、このシーンも長い泣。
これ見てると、イッテQの宮川大輔のお祭り男のルーツってこれだな!としか思えない笑。どちらの競技も面白いんだけど、ちと長い。
しかし、農業倉庫での功夫アクションシーンは最高に面白い!『ヤングマスター2』だからラスボスはウォンインシク!!マースも大活躍!
私が観たのはオリジナル版。国際公開版は序盤が金饅頭祭り、ラストがウォンインシク戦らしい。そっちの方が絶対に面白いと思うよ!
この映画はシーンの長さや構成がダメなので、編集が違うとかなり面白くなるんじゃないかなあ。前半後半で、ちょうど後半から面白くなるので、そう思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
変な映画でした。妙なニュースポーツ(?)の尺がやたら長い。かといって退屈なわけでもなく、ドラゴンキッカーという競技では、ジャッキーが巧みな足技を披露するし、吹替の悪ノリが過ぎるダジャレ実況(堀内賢雄さん?)がかなりウケる。
ドラマのクライマックスにあたる敵ボスとのカンフーシーンもなかなか見応えがあるし、各パーツはそれなりに面白いのですが、映画としてはまとまりが悪いとしか言いようがないですね。
なお、wikiに「ゴールデンポイント争奪戦の撮影中に2名のスタントマンが亡くなっている。」としれっと書いてあるけど、これやばくないか?
BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。
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ホンコンでジャッキーが主導して作った作品の初期のもののようです。酔拳のような純粋カンフーものからコメディー路線への転換を図る過渡期的な感じですが、ストーリーと関連のないサッカーっぽい試合とかラグビーっぽい試合とか、唐突に出てきて、まあほほえましい感じです。
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功夫映画というより謎のスポーツシーンが織り交ぜられた青春群像劇。
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公開時に劇場で鑑賞しました。当時のパンフもあります
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【コメント】
ジャッキー・チェンが主演・監督している映画。
「XX拳」とカンフーを全面に出したものではなく、羽蹴やラグビーなど
ストーリと直接関係ないアクションのシーンが長い。
お話しがどうのというより、ジャッキーのアクションを見せるための作品。
アクションの他にも、冒頭のカンニングシーンなどユーモアもあって
飽きさせない。
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密輸団の頭目は、「長官」と呼ばれていたり、
団員たちの言葉の端々の「宮廷より盗んだ」「この宝をずっと守ってきた」
などから、この人達は清朝の縁のものなんだろうな。
羽蹴の競技場のシーンで、スポンサー看板の中に仁丹を見つけてチョット
びっくり。小さな地方の町だけど日本製品の名前がでてくるなんて…
当時グローバルだったんだね。
「中国三億人の宝」ってセリフがでてくるんだけど、今現在13億人だから
随分人口増えたね。。。
ていうか、今の中国と呼ばれるものは、清朝のときよりも領土が倍以上に
増えてるではないか?!チベット、ウイグル…
【内容】
清朝滅亡後の支那が舞台。
主人公のドラゴンは大きな屋敷にすみ、いわゆる良家のお坊ちゃま。
教育に厳しい父親の目を盗んでは、普段から悪友のガウと遊びまわって
いるのだった。
そんなある日、河原で一目惚れした娘に思いを伝えるため、凧を使った
恋文のエアメールをこころみる。だが、凧はあらぬ方向へ飛んでいって
しまう。凧を追いかけてドラゴンがいった先は、廃屋の屋敷で清朝の宝物
を売りさばく密輸団のアジトだった…
ドラゴンは騒動に巻き込まれるなかで、結果的に
密輸団が「国宝」を売りさばくのを防ぐのであった。 -
いいとこのぼんぼん役。
宿題や稽古をさぼったり、女の子にうつつを抜かしたり、他愛ない。
ストーリーは、ちょっと間延びな感じがしたかな。