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- / ISBN・EAN: 4523215056250
感想・レビュー・書評
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特別な事と言えば、人種と彼らの出生の背景、家庭事情なのだろうが、その程度の差異なら、同一民族と言われている日本も大差ない・・と思うような、ごくごくありふれた、中学生くらいの子供たちの学校生活。
なんて、感動するのだろうか。
あの食ってかかったような言い方、妙な理攻め・・・・。
それは、我が息子にも感じるし、この世代なのだ。
子供たちは純粋だ・・・という真実が映像からにじみ出ている。
決して、心がすさんでいることもないのだ。
褒められればうれしい。
嫌われると悲しい。
それは子供たちだからこそ、この14歳くらいの子供たちだからこそ、多感だからこそ、なお一層、表現の仕方が極端なのだ。
先生も一生懸命だが、妙な気負いもない。
恰好よくもない。
腹が立てば、生徒とも言いあう。
自然さがいい。
あくまでも、普通であり、自然である。
この感動はどこから来るのか、もはやわからなくなってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドキュメンタリーのような。
ひやりとする授業のなかに観ているわたしも後ろで授業をこっそり受けている気分に。 -
学校ってどの国でも大変そうだなあ(ゆ)
フランスのように多民族国家でなくても、子どもはうまく行かない事が多い(ぶ) -
よかった、
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これは辛い。同業者として本当に見ていて辛い。
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字幕なしで観たから大まかにしか理解できなかったんだけど、現実に根ざして現実を映した良い映画だ。また観たい。
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なにがすごいって、やっぱり生徒24人と先生のフランソワが演技初ということ!!映画なのですが、ドキュメンタリーっぽい仕上がりで、登場人物のどの人も、演技が超ウマイ。本当にこんな人なんじゃなかろうか…というくらい巧くて、リアルです。
お話は移民や親の亡命などで、フランスに来た生徒たちとそのクラスを受け持つ国語教師のフランソワの1年。思春期を迎えている子供たちなので、減らず口ばかりたたくのですよ~。フランソワとともにわたしもイライラ(笑)。それでもフランソワは生徒たちの意見も尊重しつつ(時にキレながらも(笑))真摯に向き合っていくのですが、私には、無理・無理ですぅという感じでした。もはや学級崩壊してるんじゃなかろうか?というくらいハチャメチャなときもあり、できる子の親は、他の学校に通わせたいと切に思ってしまう感じなのです。
職員室での様子などもシーンには出てくるのですが、そこはフランス。妊娠報告した先生には、職場でシャンパンで皆でお祝い、生徒指導も大事だけれど、節約のために導入したコーヒーメーカーのメンテナンスなども超重要(笑)。生意気な生徒の不満をぶちまける先生の様子も垣間見られ、先生も生徒も個の1人として平等に描かれているのが良かったです。
(たいして悪くもない)生徒の一人が退学になってしまう展開に、その不運に彼の不器用さにう~んとなりつつ、後に救われたかどうかも(たぶん救われない…)わからない彼の今後もほったらかしに1年が経ち、学んだことがある人もなかった人も、そのままにエンディングで、これはこれで仕方がないだろう終わり方でした。世の中理不尽なこと、いっぱいあるからね。(まあ、中学生で経験しなくてもいいかもしれないけど)
気になったのは、フランソワ先生の頭。もともとその気はありましたが、気苦労で薄くなってきてました(笑)。単純に年のせい?いや、ほんと人と向き合うのって、大変です…。 -
金八先生みたいな話だとばかり思い込んで観ていたので拍子抜けした。DVDの裏の説明に「笑って、泣いて、ぶつかって生きる。」とか「1人の教師と24人の生徒の心の交流を描いた感動ドラマ」とか書いてあればそう思う。パリの移民街の教育のリアルを描いた作品。リアリティ重視なのでハッピーエンドは特にない。
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2008年の第61回カンヌ映画祭で最高賞パルムドールに輝いた人間ドラマ。パリにある中学校を舞台に、出身国も生い立ちもさまざまな24人の生徒たちと国語教師の1年間を映し出す。先生も生徒も演技うまいですね。