100歳の少年と12通の手紙 [DVD]

監督 : エリック=エマニュエル・シュミット 
出演 : ミシェル・ラロック  アミール・ベン・アブデルムーメン  マックス・フォン・シドー  アミラ・カサール  ミレーヌ・ドモンジョ 
制作 : ヴィルジニー・サン=マルタン  エリック=エマニュエル・シュミット  エリック=エマニュエル・シュミット  フィリップ・ゴドー  ブリュノ・メッツガー  オリヴィエ・ロサン 
  • アルバトロス (2011年4月5日発売)
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レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318404332

感想・レビュー・書評

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  • 白血病を患い小児病院に入院する10歳の少年オスカー。
    自分の余命がわずかだと知り心を閉ざしてしまいます。
    困り果てた病院長は大人たちの中で唯一遠慮なく接してオスカーと心を通わせている口の悪いデリバリーピザの女主人のローズに助けを求めることにします。そこでローズは落ち込むオスカーに1日を10年と考えて日々を過ごしその10年の人生を毎日神様宛に手紙を書いてみてはどうかと提案します。
    死を目前にした少年が残されたわずかな日々を懸命に生き、自らの人生を全うする姿を切なくも心温まるタッチで綴った作品です。「地上5センチの恋心」のエリック=エマニュエル・シュミット監督が自身のベストセラー小説を映画化した感動のドラマです。
    切ない映画ですがオスカーの笑顔に心が癒された映画でした。

  • 小児白血病で闘病生活を送る10歳の少年オスカー。ある日、自分の余命があと12日しかない事を知ってしまう。



    唯一自分と対等に接してくれる、病院でたまたま出会ったピザ屋の主人、ローズに一日が10年と思って生きなさい、神様に手紙を書きなさいと進められた事によって、オスカーは10日という短い期間に初めての恋愛、苦悩、老い、愛する者との別れを経験する。



    一日で10年、10日で100年。
    余りにも突飛な発想だと思うけれど、それによってオスカーは、短いけれど、とても濃厚な10日間を送る事になる。





    この作品を見た時、自分の叔母が残されたあとわずかの余命を自宅で過ごしていたのでとても複雑な気持ちだった。わずか10歳の男の子がこんな短期間ですべての事を受け入れられるだろうかと疑問も感じてしまいましたが、あと少ししか余命が残されていないすべての人にオスカーの様に静かで穏やかな最後を迎えて欲しい、、、
    と残される側の願望としてそう思いました。



    気持ち次第で10日でこんなにも色々な事が経験出来る。もっと一日一日を大切に過ごしたいと思いました。



    オスカーの黒目がちで澄んだ瞳がとても印章的でした。

  • 相変わらず、言葉もない。大学3年生のときに、マンションでひとりこの映画を見ました。印象的な言葉が多くて、当時はっとした言葉を、いまでも、あああのときはこの言葉にはっとしたのだったと、思い出すことが何度もありました。

    素敵な映画です。余命12日と宣言された少年を、周囲の誰もが腫れ物に触るように扱うなか、とびきり派手で気の強い、ピザ売りの中年女が、知恵を絞って短いながらも、人の一生が凝縮されたような12日間を少年にプレゼントする物語。ほんとうに巧みなのですね、1年を10年だと思って生きるのよ、今日は0歳、明日は10歳、明日の正午は15歳なんだから、好きな女の子に告白してキスをするのよ、あさっては20歳、結婚して、30歳で妻の病気、40歳には魔がさして浮気をして人生最大の危機……1日を10年と考えることで、子どもの世界の小さな驚きや喜び、焦りや悲しみ、そんなものが急に深みをもって立ちあらわれ、それぞれの世代の味わうさまざまな感情ともリンクして、驚くほどドラマに満ちた12日間、少年の120年の人生が完成する。

    人は誰もが死ぬ、そんなことはわかっていても、やはり生きる時間の短さについてだけは、思うところを拭えない。単純に、早いか遅いかだけの違いだなんて、割り切ることなんかできやしない。少年としての一生しか知らずに死ぬ運命だった少年に、一生分の深みを与えたこの知恵は、少年に、病を老いと認識させ、豊かな幸福感と疲労感のなか、少年を死の世界に連れ去ります。もちろん、少年だってばかではないし、少年がばかではないことを周囲の誰もがわかっているから、それがほんとうに長い一生を生きた人間と並ぶ味わいをもった人生だったかと言われれば、違うだろうといわざるをえないところもたくさんあるでしょう。それでもしっかり、遺産の分配までして、穏やかな顔で、少年は死んでいきました。ひとりのかわいそうな少年としてではなく、家族に愛され、家族を愛し、ゆるやかに力尽きたひとりの人間としてです。

    シナリオに関してはご覧いただくのがいちばんよいでしょうが、この映画はシナリオだけが良いのでは決してないので、その点についても少し記述を。まずは映像。非常に美しい。絵本の世界から飛び出してきたような、ロマンチックな建物や衣装、壮大な自然の風景に、かわいらしいアニメーション。色彩も非常に美しい。ローズの目の覚めるようなピンク色のスーツや、ペギーの部屋のきらめくような藍色、ローズの家の暖炉のまわりの、暗がりに浮かび上がるオレンジの光と赤い服の色、とにかく色彩が鮮やかなのですね。組み合わせも、ビビッドであったり、雰囲気になじむ統一感のある組み合わせであったりと、シーンに応じて美しくまとまっている。遊び心も豊富で、ローズの空想のレスリングのシーンでは、ワイヤーアクションまで使って、コミカルかつスタイリッシュな試合が演出されています。音楽も非常に素敵です。かわいらしく、優雅で、遊び心があって、ロマンチック。本作のテーマは、生きていくうえでの、あるいは死を迎えるうえでの、知恵としての空想の力。そのテーマに似合う、夢見がちでお茶目で、どこかいたずら心を感じる音楽は、主人公オスカーの、自由で愛情に満ちている、素直で柔軟な心そのもの。目からも耳からも、そして当然心からも楽しめる、素敵な映画に仕上がっています。

    何度も見たくなる映画です。私にはこんな素直さは頑張らないと取り戻せない。作中のローズが、葬式を避け、男を避け、愛し愛される深い関係を避けてきたように、子どもよりよほど、大人は怖がりです。今日1日をしっかりと生きることもままならない。それでも、1日1日生まれては死んで、このサイクルをめいっぱい生きれば、どれほど私の一生はいまより、魅力的になるかもしれないと、夢見ずにはいられない。後悔のないように生きろというのではない、後悔してもいい、人生を楽しめ、そのためには「センスが必要だ」、人の幸せは時間によって決まるのではないし、境遇によって決まるのでもないのだから。そんなふうに語りかけてくれる映画です。

  • 結末はわかってたはずなのにボロ泣きでした。
    いい映画に出会えた。本当に良かった。
    この後ペギーはどうなったのかな。でも、幸福な時間を過ごせていたと思う。
    映像の表現が面白かった。

  • アメリ以降、フランス映画は当たりがなくて

    だから今回は完成されたフランス映画にぞくぞくしました。

    非リアルと現実を上手く
    溶かすのは至難の技。

    それを敵えたのは脚本。


    少年が1日に10年老いていくと
    DVDに書いてあると、

    またまた、他と同じ様に
    結局消化不良な構成なんだと思っていました。
    アメリカ映画的ポップはいらないぞ、と。


    違いましたね。
    ファンタジーも台詞も
    本当にさりげない演出も
    ラインオーバーな世界。


    何度でも鑑賞したい

  • 愛に満ち溢れた名作です。
    病気と闘う少年が10日間で100歳分の人生を駆け抜けます。
    少年のいたいけさ、親の苦悩と愛情、心の痛みを知る大人達の優しさ…
    涙が止まりません。

    人生を楽しく生きようとするユーモアと、ローズが見せるファンタジーが
    心をぽっと温かくしてくれます。

    一度は事実を受け止められなったものの、
    それでも「愛している」と言ってオスカーを抱きしめた両親の愛情

    苦い離婚を経験し愛情を否定して生きてきたローズが見せる優しさ

    そしてそれら全てを、
    実際はあの子が皆を見守っていたのだ―と知ったときの衝撃
    オスカーはきっと、出会った人達に愛の種を残したのでしょう…。

    ・一生を一日で過ごす植物は、わずかな命で植物の務めを果たす
    そう、次はこの種が花の命を生きるのだ

    ・毎日その日を初めてのように生きること―これが人生の意味

    大事な人をしっかり愛し、一日一日を噛みしめて生きたいなと思いました。

    同じ監督の「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」もお勧めです。

    (130303鑑賞)

  • フランス映画にしてはわかりやすい。
    ローズのキャラクターがお涙頂戴モノのクドさを緩和しているおかげか鑑賞後の疲労感がない。
    意外と後味がすっきりしている。

  • 制作年:2008年
    監 督:エリック=エマニュエル・シュミット
    主 演:ミシェル・ラロック、アミール、マックス・フォン・シドー、アミラ・カサール
    時 間:106分
    音 声:仏:ドルビーステレオ


    10歳の少年オスカーは白血病を患い、小児病棟に入院している。
    ある日、病院内で彼と偶然出会った口の悪い宅配ピザの女主人ローズは、少年たっての希望により、大晦日までの12日間、ピザの宅配を条件に毎日オスカーを訪ねる約束を病院長と取り交わす。
    余命宣告をされたオスカーに対し、腫れものに触るような周囲の大人たちの態度とは対照的に、ごく普通に彼と接するローズ。
    そして彼女は、残された時間の少ないオスカーに、1日を10年間と考え日々を過ごすこと、また毎日神様に宛てて手紙を書くことを教える。
    初めての恋、結婚、試練、最愛の妻との別離…
    その日からオスカーは、病院の中で1日ごとに10年分の人生を体験していく…。

  • お涙頂戴映画。

    でも、フランス映画だとひと味違う(^-^)/

    この露悪な感じがいいアクセント。

    感動しました(^-^)/

  • 色が綺麗

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