市民ケーン [DVD]

監督 : オーソン・ウェルズ 
出演 : オーソン・ウェルズ  ジョゼフ・コットン 
  • ファーストトレーディング (2011年2月14日発売)
3.71
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571339481557

感想・レビュー・書評

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  • 様々なメッセージや映画技法に革新をもたらした歴史的な名作映画と聞いて、鑑賞。
    「バラのつぼみが何を示しているか」とか「ライトの使い方やカメラワークが革新的だった」とかもあとで、解説を見て知ってなるほど、それはすごいと確かに思った。
    でも何よりも興味深いのが、アメリカのそれも第二次世界大戦までの歴史が描かれているところだと思う。
    19世紀の終わりから20世紀の序盤にかけてのアメリカの社会がこの映画の背景に出てくる。
    そのダイナミックな社会の変化がおもしろい。

  • 市民ケーン/オーソンウェルズ監督です。

    新聞王のケーンが亡くなった。
    最後に「薔薇のつぼみ」という言葉を残して。
    「薔薇のつぼみ」の意味を探ろうと、
    ケーンに縁のある人々を訪ねてまわる。

    ここまで書いて思い出したが、
    "永遠の0"パターンですな( ゚д゚)w

    手に入れたものがあると失うものもあるのですねぇ。
    ケーンは富や名声を手に入れたけれども、
    最後は孤独に亡くなっていったのです。

  • 何かクラシカルな作品を見よう、と思い立ち、「市民ケーン」を選びました。有名な作品なのに実はまだ見ていないことを思い出したので・・・。

    冒頭のシーンがミステリアスな雰囲気で、序盤からドキドキ・・・あらすじを知らずに見たらサスペンス映画でも始まるのかな?といった感じです。
    が、実際はケーンという1人の男の人生を描いた、ドキュメンタリーみたいな作品。でも、だからといってつまらないわけではなく、彼の波瀾万丈な人生に目が釘付けになってしまいます。多分見せ方がうまいんだろうな。

    どんなにお金持ちになっても、高価なものを買い漁って手元に置いても、ただ一つ、一番欲しいものが手に入らない。そんな人生を生きなきゃいけないケーンがだんだん可哀想になってくる。きっとエミリーにもスーザンにも、自分を丸ごと受け入れて愛してくれる母性のようなものを求めてたんだろうな、この人は。
    内容的にはちょっと重い話ですので、映画にエンターテインメント性や激しいアクション等を求めている方には向かないかもしれません。ご注意ください。

  • なんでも手に入れることができた彼は本当は何も手に入れることができていなかったのではないのか。本当に彼が欲しかったものは?

  • ただ持っていてずっと観なくちゃ〜観なくちゃ〜と思っていた映画だったので、まずは観了(!?)することができて一安心(笑)。学生時代に受けていた映画論の講義での課題映画だったので買ったものだったけれど、カメラワークとかこの時代にしかも弱冠25歳で作ってしまったのはすごいことですね〜。「ばらのつぼみ」に関しては、読解力がないせいか見終わった後も意味が釈然とせず思わずググってしまいましたが、(汗)私なりにこの映画は「お金が全てではないのよ。逆にお金で狂わされたりもするから気をつけよーね。特に愛情はお金では手に入らないのよ〜こちらから与えないと」という何とも陳腐だけれども当たり前の真実を再確認することとなりました。

  • 過去のエピソードが次々に描かれる展開はよくありそうでも、意外と見ないものなので新鮮。

  • 0135

  • ソーシャルネットワークが、
    これの直接の影響下にあるという話を聞いたので先に鑑賞。

    新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの生涯をもとにした話。
    この人はでっちあげ記事でスペインとの戦争を引き起こしたりしている。

    内容は・・・よくわからんというのが素直な感想。
    主人公のケーンが一体どういった人物なのか、
    というものが結局分からず仕舞いで感情移入がしづらくなっている。

    オチの意味はわかるんだけれど、
    ケーンはマザコンでした、みたいな安易なものだけではないだろう、
    と勘繰ってしまう。

    劇中でパズルが出てくるんだけれど、
    たぶんワンシーンワンシーンが、
    パズルのワンピース(海賊王に俺はなる!)になっていて、
    そのピースを使ってあなたがパズルを完成させてくださいね、
    という映画なのだと思う。

    なので、
    細かな映像言語とか、
    科白の深い部分を意識して何回か観ないと難しい気がする。
    映像的にはトラックバックやらパンフォーカスやらの先駆け的なものらしく、
    今観ても映画史上最高と評される理由の断片は垣間見られる。

    特に光のコントラストが半端ない(1941年のモノクロ映画)。
    字幕が見えなくなってるところがあるくらい。
    ふむ、好きだな、こういうのは。

    ちなみに「バラのつぼみ」というのは、
    単なるマクガフィンとしてあるだけで特別な意味はないのだろう。
    デドガー・アラン・ポーの「盗まれた手紙」の手紙と同じく、
    探偵ものの物語推進力としての道具立てだね。
    あと二回は観ようと思う。



    【三回観た感想】

    大まかな物語理解は間違っていなかったように思う。

    新聞記者のトムスン(だっけ?)が第三者(観客)の視点になり、
    ケーンという人物像のピースを集めていく話。

    「バラのつぼみ」という最後のピースは、
    結局トムスンにもわからないのだけれど、
    観客にだけ答えが提示されるという、
    人間というものの「未知さ」を訴えかけると同時に、
    そんなもんは「神のみぞ知る」なのだぜと言っている。

    映像面では、
    わたしの知る限りでも、
    小津安二郎とかウルトラマンの実相寺昭雄(その直系の庵野秀明も)、
    スタンリーキューブリックやタルコフスキーなんかの源流であることは間違いない。
    その前にはヒッチコックなんだろうけど(ちゃんと観たことないので言及できないが)。

    まーともあれわたしの好きな作家の少なくとも源流に近いところにこの映画があるのである。

    上記の作家が好きで、
    こういった小難しい理論だった演出が好きな人であれば、
    観て損はないのでおすすめしておく。

    ぶっちゃけwikiってから「なるほど!」と思った部分は多々あることを追記。

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