雨月物語 [DVD]

監督 : 溝口健二 
出演 : 京マチ子  森雅之 
  • コスモコンテンツ
3.70
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本棚登録 : 104
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571339481137

感想・レビュー・書評

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  • 立身出世を夢見る兄弟とその妻たちに見舞う悲劇。ラストは”それでも物語は続く”という印象が残ってよかった。ただ見ていてやはり「古さ」を感じてしまった。海外での評価が高いのは、浮世絵っぽい世界観がウケたのかなという印象。

  • 今見ても新鮮と良いたいがやはりふるぼかしいですね。のめり込んで見るということにはならない。
    でも京マチ子の不気味な存在感はすごいですね。ヘンなCGよりはるかに迫力がある。森雅之、田中絹代の安定した演技もいい。でもその程度。こうした悪霊にいつのまにか取り憑かれてるというのはこれ以降なのかおなじみになってなのかそう新鮮ではない。

  • 名作!現実と幻想が対照的に描かれていて、見ていて過酷な現実が浮き上がってくる!物語がシンプルなところや、俳優の演技も好きだったし、抑えた表現だからこそ、エロスも品があるし、見えない部分を想像する楽しみもあるのかも!

  • 溝口健二監督 1953年作品
    川口松太郎 脚本 宮川一夫 カメラ。
    画面が暗いのが 残念である。
    今の技術で、明るくすることはできないのだろうか?

    戦国時代 羽柴と柴田が争っているころ
    北近江 陶工 源十郎(森雅之)は、
    宮木(田中絹代)と娘と仲むつまじく生活していた。

    長浜の街に陶器を売りにいったら・・・
    高く売れたことから 源十郎は 陶器つくりに精を出す。
    宮木は 3人が仲むつまじく生活できればいいと思っていた。
    義弟 藤兵衛(小沢栄太郎)は、武士になりたいと思っていた。
    嫁 お浜(水戸光子)に 村一番の大ばか者といわれていた。
    柴田軍が 村を襲ったが、作りかけの陶器は無事だった。

    源十郎は陶器を売りにいったとき 
    朽木家の若狭姫(京マチ子)が陶器を高く買ってくれ
    饗応を受け、一緒に生活することになる。
    その生活は 源十郎にとって 夢のようだった。

    若狭姫のプレゼントを買うために 屋敷から出て
    朽木家にいるといったら 店のものは 首をかしげ
    売ることを拒絶した。
    老僧にあうと・・・死相が出ているといわれ、
    源十郎は、老僧に、身体中に呪文を書いてもらう。
    若狭姫は その贈り物を喜ぶが、
    源十郎に近寄れない。
    源十郎の身体の呪文が若狭姫を近づけないのだ。
    若狭姫は 朽木一族の死霊だった。
    若狭姫は 女の喜びを知らずに死んでしまったのを悔いて
    亡霊として出ていたのだ・・。
    源十郎は 若さ姫から逃れて・・

    すんでいた村に帰る。
    宮木(田中絹代)と娘は大喜びして迎える。
    再び、3人は平穏な生活が始まるが・・・

    一方 義弟の藤兵衛は、相手の大将の首を討ち取った武士から
    奪い取って、自分の手柄として 献上し、
    馬と家来もちに出世する。
    錦を飾って 村に帰ろうとする 途中で、郭街に立ち寄るが
    そのとき 身体を売っている自分の嫁 お浜に出会う。
    藤兵衛は 嫁に認めてもらいたいために
    功をあげたのに と苦しむ。
    藤兵衛は あっさりと 武士を辞めてしまう。
    村に戻って お浜とふたたび 農民として生活を始める。

    ある時 宮木の父親がやってきて
    源十郎に会うが・・・父親は宮木はもうすでに死んでいるという。
    今まで、宮木に会っていたのに・・・
    源十郎は 宮木が幽霊だったことを知る。

  • 役者の動きに、舞台の「見栄」みたいなのが沢山あってかっこいい。

  • 妖艶で、しかし、薄汚い世界を描いた名作。

    この映画を最初に観たのは、まだモノクロにそこまで親しみのなかった頃。この映画を観て、モノクロに惚れたといっても過言ではない。

    宮川一夫を始めとしたスタッフにも賞賛。

  • 溝口健二監督が役者に対して「おまえ輪姦(レイプ)したことねえのか!」みたいなことをマジギレして口走ったという逸話が残る映画と聞いて鑑賞。普通かな……?

  • 新宮などを舞台とした作品です。

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