医龍 全25巻完結セット (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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レビュー : 7
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感想・レビュー・書評

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  • ブラックジャックやゴッ輝のような医療漫画ではない。
    どちらかというと、組織や人間関係、政治ドラマをメインに、大学病院を題材にしたという印象。

    個人的にはこれから社会で生きていくために必要なことが盛りだくさんの教科書といっても過言ではない漫画です。

    主人公は朝田というスーパーマンのような医者なのですが、
    どちらかというと伊集院という等身大の人間に主眼を置いて読むと面白いです。
    彼の葛藤の中には、社会に出たら同じような経験をするだろうし、彼の選択がまた自分が社会に出た時に一つの示唆となるだろうな、という感じがしてためになります。

    と言いつつ、実際は朝田のように自分の好きなことをとことん突き詰めて、信念を曲げずに生きていく生き方にも憧れますね。


    それから、朝田のチーム観やリーダーシップ、メンバー育成の仕方などは参考になる部分が多いです。ビジネスに応用が利くと思います。


    自分なんて、どうせ・・・という卑屈な人も
    俺は天才だから・・・という尊大な人も
    読んだら何か変わると思います。

    20代のうちに読むべき本、というのが流行っていますが、
    医龍も読んでおくべき本だと思います!ほんとに!

  • 一人の天才医師が、大学病院をかき回していく。

    圧倒的な技術を持った天才医師と、その他大勢の凡庸な医師達の間の相互作用、ヒューマンドラマが面白い。

    天才医師・朝田龍太郎は、圧倒的な技術を持つ外科医である。彼の目的はシンプルであり、一人でも多くの患者の命を救うことである。ある意味、「医者としてあるべき姿」を体現している存在である。

    一方、大多数の凡庸な医師たちは、朝田のように純粋に患者の命のみを求めることができない。院内政治、同僚との不和、治療のリスクに対する保身など、様々な要因により時に患者の命を軽んじてしまう。このような医師たちを、しかしながら、私たちは強く非難することはできない。なぜなら、大なり小なり、私たちにも同じような、打算や保身の経験があるはずだからである。いうならば、凡庸な医師達は、「大多数の人間たちのリアルな姿」である。

    この物語では、医師として、人としての、「理想」と「リアル」が常に対比されている。私自身、「凡庸な人間の一人」として、いろいろなことを考えさせられた。

  • 天才医師が主役のお話かと思っていたけど等身大の検診医が苦悩しながら成長していく過程がメインだったのがよかった。お医者さんがこんなに政治ばっかりやってるのかどうかわかんないけど、そう言わざるを得ない環境を作りこんでいくやりとりのかけひきがおもしろかった〜。

  • 医療が主題のヒューマンドラマ。TVドラマが著名になりすぎたので、八犬伝のような人材の集結ドラマのイメージが強いが、それは違う。日本の医療の間違った面をどう描くかに専念した物語なのだが、誤解されている。
    天才的技術を持った外科医が、組織という圧力の中で何ができるか。どのような人間がそういう中で成長して行くか、考えさせられるストーリーである。決してスーパーマンのドラマではない。

  • なかなか面白かったよ。
    たまたまのきっかけで読んでいなかったら、絵とかジャンル的に、読むことにはなっていなかっただろう漫画ではあるけれども。
    正義を掲げて腐敗している(と思われる)院内改革を目指す女医さんと、常識の枠にとらわれない天才心臓外科医が、そのもとに配属された研修医ほかを巻き込みながら、よりよい医療の在り方をチームで目指していくお話。
    最後は、なんか元々の想定よりだいぶヒューマニズム寄りになってしまったのでは?と思った(それゆえちょぴっとだけ読むのが苦しかった)し、最後の終わり方も、ふーん?という感じではあったけれど、ただし、総じてやっぱり面白かったと思います。

  • 大学病院の権力争いを大きな流れとして,
    天才外科医である朝田が,周囲を引き回し,
    病院や医者たちが少しずつ変わっていく,みたいな話。

    でも,裏主人公は研修医の伊集院で,
    裏ストーリーは彼の成長物語である。

    ストレスなく最後まで読み進めることができたので,
    多分,きっと面白いのだと思う。

    手術のシーン等のグロさは,あまり感じられない。
    この漫画が好きな人は,心理戦の類が好きなんでしょう。

  • 様々な人間ドラマが濃縮された漫画。
    登場人物一人ひとりの背景が丁寧に描かれてて
    どれも印象に残る話だった。

    最初の頃、患者の前でごちゃごちゃ卑屈なことを考えていた
    伊集院だったけど最終巻では、搬送されてくる患者に向かって純粋で真っ直な気持ちで助けに走る姿に感動した。

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