L.A.ノワール 【CEROレーティング「Z」】 - PS3

  • テイクツー・インタラクティブ・ジャパン (2011年7月7日発売)
  • PlayStation 3
3.14
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本棚登録 : 140
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・ゲーム
  • / ISBN・EAN: 4571304473105

感想・レビュー・書評

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  • 発売前から、新次元のゲーム体験を約束するかのように紹介されていたので、非常に期待し、鼻息も荒くプレイを開始した。

    人間の表情を取り込んだモーショングラフィックはたしかに見たままの面白さはあったが、英語が分からないので、演技としてリアルかどうかは判然としなかった。

    なので、尋問をするときに、相手の微妙な心理をつかむのも難しく、また、選択肢やアイテムなどもピンと来ないものばかりで、このゲームとプレイヤーである僕とのディスコミュニケーションぶりは、序盤からずっとあった。

    気を取り直し、わき道にそれてサブクエストで遊んでいたが、何度か失敗していたら興ざめするメッセージが表示された。

    「アクションシーンをスキップして捜査を再開しますか?事件の進行には影響しません。」

    自分が何をしていたのか分からなくなり、怒りと絶望で、電源を切った。

    仮に、登場キャラクターが人工知能によってリアルな表情を見せるというようなことであれば、もう少し面白いゲーム体験になったのかもしれない。

    過去の作品からも、ロックスター・ゲームズの作るゲームが大味であることは学んだので、今後またリアリティを売りにしてきたら、十分に警戒しようと思う。

  • これが箱庭ゲームというものか。
    1947年時のロサンゼルスの作りこみはすごい。でも、ここまで必要なのか?
    ゲームはメインストーリーでない部分が単調で、やり込みにくい。しかし、メインストーリーは骨太でなかなか面白かった。

  •  謎解きありーの、アクションありーの、コレクション要素ありーの……と一粒でたらふくゲームの楽しさを味わえる。いわゆる洋ゲーには疎いワタクシでございますが、「ああ、こういうのが洋ゲーの醍醐味か」と思うような部分がふんだんに盛り込まれているように感じる。広大な箱庭をただブラブラするだけでも、なかなか面白く感じるものです。
     ただ、字幕を見ながらアクションをこなしながら、というのには無理が生じる部分も。こういうときに「英語を勉強しておけばよかった」と思っちゃう。考えてみると「ゲームを楽しみたいから英語を勉強しました」っていう人もきっといるんだろうね。

     ハリウッド映画さながらの、断片的なストーリーが最終的に一つの大きな物語につながっていく様を見ていくのも壮大。残念ながら、登場人物がイチイチ気に食わないのだけれど、それもまたハリウッド映画のようで(笑)。


    【対応機種】プレイステーション3
    【ジャンル】クライム・スリラー
    【開発元】チーム・ボンディ
    【発売元】ロックスター・ゲームズ
    【出演】アーロン・ステイトン 他
    【公式サイト】 http://www.rockstargames.com/lanoire/ja_jp/

  • ぶっちゃけぬるいゲームなんですが、私はジェームズ・エルロイの世界観が味わえたので、それでもう充分高評価に値します。
    エルロイ作品がお好きな方、オススメですよ。

  • 1940年代のアメリカが舞台のバディー物のポリティカルゲーム。
    モダンでオシャレな街並みと、車から流れるラジオが素晴らしい。

    ポリティカルものだけに、陰惨なシリアルキラーから
    街の暴漢、放火魔など、様々な課に異動して犯罪を解決する
    没入感は半端ない。

    バックグランドでは第二次世界大戦に勝利したアメリカだが
    戦争の暗い影が見え隠れするシナリオは秀逸。

  • PS3/xbox360ソフト『L.A.ノワール』は、『グランド・セフト・オート』シリーズで知られるロックスターゲームズ社が開発したオープンワールド型の3Dアクションアドベンチャーゲーム。舞台は1947年、第二次世界大戦の陰影を残したロサンゼルス。プレイヤーはロス市警の刑事コール・フェルプスとなって、事件の解決に取り組む。

    『グランド・セフト・オート』(以下GTAと省略)、『レッド・デッド・リデンプション』大ファンの私個人としては期待しながら取り組んでみたが、最初はそれほど面白くなかった。最終的にはいつも通りどっぷりとゲーム世界に没入したけれど、アクション要素よりも、探偵ゲームの要素が強い。

    グラフィックはリアルでハイレベル。忠実に1947年のロサンゼルスの町並みを再現している。建物や風景に比べて、今までの作品ではぎこちなかった人間キャラの質感も、人間らしく見えるようになった。指の指紋まで入念に描かれたグラフィック群は、動きを止めれば美術作品みたいに見える。

    GTAシリーズでは、ギャングとなって警察相手に撃ち合いをやっていたわけだが、今回は刑事役である。GTAなら乱暴な運転をして、歩行者をひくのが当たり前だった。自動車事故の現場に警察官がいれば、通報されて警官と追いかけっこになるが、逃げ切れば大丈夫だったので、当たり前のように人をひいていた。

    今回は、捜査中に偶然人をひいてしまったら、わざと捜査失敗に追い込んで、捜査をやり直した。捜査中に自動車で歩行者をひくと、ペナルティーが与えられる。ペナルティーより、プレイヤーキャラが刑事ということが、自制の原因かもしれない。あるいは、震災の影響か。あるいは、ロックスターゲーム社の作品が世界的に売れすぎて、モラル重視になったせいか。

    刑事ものだとしても、ロックスターゲームズ社らしく反体制の精神は健在。『L.A.ノワール』というゲームタイトルがあらわしているように、ゲームには「フィルム・ノワール」のオマージュが散りばめられている。警察の腐敗、公権力と企業の癒着、麻薬の横行、ジャズミュージック、猟奇的殺人事件。

    (以下ネタバレあり)面白いと思ったのは、自分が過去に検挙した犯人が、真犯人ではなかったと後にわかることだ。物語の途中、誤認逮捕を連続ですることになる(それが捜査ミスではなく、誤認逮捕がゲーム的に正解の選択肢になっているのも悲劇的)。刑事ドラマなら、ましてゲームなら、「物語上正解の選択肢=真犯人の逮捕」という思い込みが打ち砕かれる。複数の容疑者がいて、決定的証拠がないまま、推理に推理を重ねて、真犯人らしき人物を検挙する。犯罪者を決定する責任は重いと感じた。実際の事件も、残された事実だけをたどりながら、手探りで犯人を追うものなのだろう。あやまちは起こり得る。

    ネット上のレビューでも、GTAより面白くない、オープンワールド型のゲームと思っていると、縛りがきついので楽しめないという意見が多い。しかし、他の凡百のゲームよりクオリティーが高いことは確か。制作費も高そうだ。ケータイ向けのソーシャルゲームは制作費が安く、すぐに作れるという。『L.A.ノワール』みたいなゲームは、莫大な制作費と人材と時間をかけて制作される、大作映画みたいな作品。

  • 必ずしも事件の犯人が本当の犯人とは限らなくて、状況証拠や前科、危険思想など、こいつが犯人って事にすれば皆納得するよね!という奴を犯人に挙げればいい評価が貰えるという少し釈然としない事件も多いけど、厳密には推理ゲームじゃないし、当時の(今も?)警察を表現しているんだと思えばまあ納得できた。

    尋問システムは「信用する」「疑う」「反証する」の三択なんだけど、信用するを選んでも追及する場合もあるし、逆に疑うを選んでも普通に同意するだけという事もあり、実際選択するまでよく分からない曖昧さがあっていまいちだった。

    ストーリーは地味だしすっきりしない終わり方をするけど結構丁寧で良かったと思う。街の作り込みとグラフィックも欠点を覆す位凄かった。ストーリー上行く事の無い場所まで丁寧に作られてるし、これだけで終わらせるのは勿体無いと思った。

  • 作業ゲーになったので、クリアせずに売ってしまった。

    シナリオが進むたびに、警察署から出て、パトカーに乗り、字幕会話を見るために直ぐに車を止めて放置。そして、時折飛び込んでくる警察無線に対応して、シナリオを進める前にまずお使い、そして、現場に到着して、操作を間違えながら手がかりを探す・・・。

    車集めのコンプリートも、乗り込むまで以前に乗ったものかどうかはわからず、何度も繰り返す。

    ほんとに作業ゲー。

  • 会話する相手の、表情・声・話し方でウソ・ホントを判断し真実を見極める推理物・アクション・アドベンチャー+ノワール。しかし、英語の理解できない私は字幕を見てしまい表情・声質まで気がまわらない(リプレイなんかあったほうがよかったかもね)、結果、普通のアドベンチャーと変わらないという…。ストーリーと途中に入るミッションを地道にクリアしていくのは、わりと面白いのだが、思ってたのと違う!という印象が拭えずマイナス。やれば楽しいが、やらなくても良いような気がしてきた今日この頃。母さん、今日もL.A.の街は犯罪者で溢れてます。

  • 洋ゲーの良い部分と悪い部分が極端に出ている、ある意味象徴的な作品。

    徹底された映画的表現や、緻密にな世界観の造りこみは見事で、作り込まれた人間モデルの表情を読み解きながらNPCの内面を読んで裏をかくシステムはとても斬新。対人間を相手にしているような面白さがあり、ゲーム技術としての新たな一面を見ることができた。


    が、ゲームとしての面白さとなるとものすごーく微妙。

    ストーリーの先や、事件の犯人は気になるのだが、プレイしていてまったく面白くないためモチベーションが持続しない。そもそも作り手が「ゲーム」としてプレイヤーを楽しませる努力を放棄しているような印象があって、悪い意味で本当に仕事しているような気分になってくる。

    たとえば、車での移動が本当にただの移動で、ゲーム性ゼロなわりに、運転シークエンスはかなり頻繁にあって作業感がすごい。というかそもそもワールドが箱庭である必要性がまったくない。

    捜査がどの事件でもほぼ例外なく、現場へ到着→証拠品集め→関係者に事情聴取→容疑者を絞る→取調べ→逮捕、というフローをただ機械的にこなしていくだけなので、慣れてくるとルーチン化してしまう。

    多くのゲームは、それがどんなクソゲーだったとしてもほぼ例外無く「プレイヤーを楽しませること」ありきで製作されていて、それに内包される形で「ストーリー」や「システム」が存在していると思う。

    その点、このゲームはストーリーや世界観ありきで、その後で無理矢理ゲーム要素をくっつけているような不格好さを感じた。何度も失敗したシーンで<このシーンを飛ばしますか?>という選択肢が画面に表示された時は「えっ?それを楽しむためのゲームでしょ?」と興ざめした。

    ストーリーは面白いのだが、物語を進行させるためには退屈な作業を延々繰り返さなければならず、それだったら映画観るわ!と思ったのでした。

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