アパートの鍵貸します [DVD]

監督 : ビリー・ワイルダー 
出演 : ジャック・レモン  シャーリー・マクレーン  フレッド・マクマレイ 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011年6月22日発売)
4.07
  • (49)
  • (65)
  • (32)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 312
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142844927

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「女房持ちの恋に、マスカラは禁物なのに」

    痺れるねえ。人物配置と構成が本当に巧み。

  •  バクスター(バド)(ジャック・レモン)はコミュニケーションがうまい。
     勝負どころを見分ける勘も鋭い。
     もし私がバドの立場であったら、同じ展開にはならないだろう。
     つまらん私小説のような展開になるんだろうな。
     もっとも、主人公が非凡な活躍をするからエンタメ映画になるのだけど。

     しかし、フラン・キューブリック(シャーリー・マクレーン)も鈍い。
     最後の最後でバドの良さにようやく気付きましたが、もっと早く気付かないもんかのう。
     そんなにあのセクハラパワハラオヤジ:ジェフ・D・シェルドレイク(フレッド・マクマレイ)に未練があるのか。一体どこに魅力があるのか。

     
     それにしても、この保険会社の人事は人間関係の実情で適当に決められるし、幹部は次から次へと不倫をするし、睨まれると簡単にクビになるし。
     社会とは所詮こんなものなんですね。

     いや実際、現代の日本は全くそんな国になっています。
     総理大臣その人が権力を私物化してお友達を優遇し、それがばれて証拠が出てくると公文書を改竄させる。そして首相を守って嘘の証言をした役人は出世し、歯向かう者は追放される。
     人事権を私物化して司法も宮内庁も支配下に置く。総裁選では対抗馬が出られないように圧力をかけることを公言する。
     このような明らかな独裁政治を行っている者が首相を続けていられ、しかも三選されるとも言われているのが日本の現状なのです。

     
     それはともかく、社会に出る前に社会勉強や人間関係の勉強としてぜひ見ておくべき映画だと思います。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180726/p1

  • 和田誠と三谷幸喜の対談集「それはまた別の話」を読んで以来、ずっと見たかった映画。
    うん。これは確かにすごい映画。

    5人もの会社役員のために自分のアパートを貸し出すバド。
    そのために、自分の家だというのに自由に帰ることができず、残業をしながら時間をつぶし、近隣の人たちには素行の悪い女たらしと誤解を受けている。

    しかしバドは出世のために、本来業務よりもアパート貸出しの調整に追われているように見える。
    そんな人を出世させちゃっていいの?
    ところがぐんぐん出世するんだな、これが。

    この会社、絶対ヤバいよ。
    何万人もの社員を抱えた大手の保険会社だということだけど、管理職は不倫のことしか考えてないし、誰か仕事してる?
    気に入らない部下がいたら、「君はクビだ」の一言でクビにできる。
    借りたアパートをきれいにして返すこともできない。というか、女性の趣味が悪すぎる。

    それでもバドは文句も言わずに(いや、結構言ってるけど)上司に部屋を貸し、自分は可愛いエレベーターガールのフランに恋してる。
    そのフランが人事部長の浮気相手だった!

    バドが健気なのね。
    自分はどんなに誤解を受けても、絶対にフランを守る。
    どうしてフランはバドに恋しないのか。
    ま、そんなもんだよね。人の気持ちはままならない。

    で、何がすごいって、この映画脚本に無駄がない。
    伏線の回収率は100%以上。
    だって、1個でふたつの伏線なんてことがざらにあるんだもの。
    さりげなく出てくる伏線が、あとで「おお!」ってなる。
    小ネタも多いしね。

    それにしてもなぜパスタの湯切りをテニスのラケットでするの?
    アメリカにはざるがないの?
    なんか汚くない?
    そして、ゆでたパスタを水で締めるって…。

    バドはずっとフランに愛を伝えているけど、フランは最後まではっきり口にはしていないのね。
    でも、笑顔や含みのあるセリフが気持ちを伝えている。
    そこが、お洒落だなーって思いました。

  • アパートの鍵貸しますというタイトルを考えた人はすごい。
    「髪を切ったこと」を受け止める男と受け止められない男。
    「蛍の光」と新年を迎えることで表す変化。
    細かな伏線で驚き、コメディで笑う以外にも楽しむポイントがありすぎて本当に面白かった。

  • 解説:

    出世の足掛かりにと、上役の情事のためにせっせと自分のアパートを貸している会社員バド(レモン)。

    だが、人事部長のシェルドレイク(マクマレイ)が連れ込んで来たエレベーターガールのフラン(マクレーン)は、バドの意中の人だった……。

    B・ワイルダー監督・脚本(ダイアモンドとの共作)による都会派コメディの代表作。

    鍵やテニスラケットなど小道具を上手く使い、サラリーマンの悲哀と恋物語を鮮やかに描出している。

    主人公バドのやるせなさを見事に体現しているレモン、またレモンならずともほのかな恋心を抱かせるマクレーン(オスカー候補)の可愛らしさ、これがなければ、いかにワイルダーとは言え、ここまでの名作とはならなかったであろう。

    本作に憧れて作られた日本のTVドラマの何と多いことよ!

  • ビリーワイルダー監督。
    ジャックレモン、シャーリーマクレーン、フレッドマクマレイ出演。

    保険屋に勤める主人公が自らの出世の為に、上司の愛人連れ込み用として部屋を貸し出す。
    その甲斐あって出世し、意中の女性をデートに誘うも、実は彼女は上司の愛人で…

    ストーリーとしても引き込まれる展開で十分魅力的なのに、更にモノクロの映像美、台詞まわし、俳優達の名演技とかなり出来のいい映画。

    久しぶりに映画を観た‼︎
    って感じの名画だった

  • 映像美とかどうどかではないけど、この年代の映画は純粋に映画映画してて面白いなぁ。

  • 演技と構成が素晴らしい。
    キャラクターが生き生きしてます。

  • 会社の歯車の憂いがほのぼのと描かれていて
    楽しく観る事が出来た

  • 新旧の日本コメディ映画にたくさん流用されてる気がしますね。会社や街のパーティーの様子が何度かあるんですけど、あれが人々の表の顔なら、アパートで展開される人間模様は裏の顔ですね。エレベーターで痴漢や女口説きが横行しているのもそのひとつで、性欲と密室の関連性、そこにアパートという不完全な秘密空間を取り入れたところがコメディの軽やかさを出してるのかな。しかしホワイトカラーに黒人一人もいないね。靴磨きと掃除夫しかおらん。

全51件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

外部サイトの商品情報・レビュー

アパートの鍵貸します [DVD]を本棚に登録しているひと

ツイートする