英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

監督 : トム・フーパー 
出演 : コリン・ファース  ジェフリー・ラッシュ  ヘレナ・ボナム=カーター 
  • Happinet(SB)(D) (2012年3月10日発売)
3.86
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本棚登録 : 2271
レビュー : 451
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953036987

感想・レビュー・書評

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  • とても好みな作品だった・・・。

    イギリス王室って結構スキャンダルのネタにされたり好き放題言われてるけど、実在の王族を描くのに制約とか遠慮とか圧力とかはないのかな?
    チャーチル首相とかもちらっと出てきて印象的ですが、イギリス人なら誰もが知ってる人を描くのって、難しそう・・・。
    とりあえず自分は予備知識全然ないので、それぞれの登場人物、キャラクターとして楽しめました。

    立派な父が世を去り、王位を継いだ兄は女にうつつを抜かして王位を捨て、変わりに突然王になることになったジョージ6世。
    吃音でスピーチが大の苦手。
    王妃のすすめで、秘密で町の先生のところに通いはじめる。
    対等な立場で接しようとする先生に、プライドの高い王は反発しますが、やがて友情が生まれ・・・。

    主人公の王も、王を特訓する先生も、先生の家族たちも、みんな愛すべきキャラクター。
    脇役まできっちり描いてるっていうのは名作の必須条件だと思う・・・。
    なかでも、ヘレナ・ボナム・カーター演じるいたずらっぽい王妃が素敵。
    この人、ホントいい感じで歳を重ねたよなあ。
    古きよき英国、って空気が似合う。
    品がありつつ、すごい可愛い。

    最後のスピーチでは、奇跡的な愛の力みたいなのが降りてきて、魔法にかかったようにスラスラと・・・
    という展開をなんとなく想像してたんだけど、違った。

    王様、一生懸命、頑張って頑張って、噛みしめるようにして言葉を届けるのです。
    傍らで見守る先生も、王がトチらないように、一生懸命身振り手振りで指導して。
    そうやってようやっとの思いでつむいだ言葉が、ちゃんとみんなの胸に届く。
    その不器用な一生懸命さがすんごくよいのです。

    重苦しいところがなくて、ほほえましい笑いもあり、緊張感もあり、最後は勇気をくれるさわやかな終わり。
    いい映画だったなあ。

  • 現英国王エリザベス2世のお父様にあたるジョージ6世のお話。
    イギリスの歴史モノにはまって映画を観ていた流れで観賞。

    身も蓋もなく言えば、吃音に悩まされたジョージ6世がそれを克服していく、というお話。
    まあ、面白かったと言っていいかな。
    前評判が高すぎて少し物足りなさも感じた。
    吃音に悩まされて、スピーチひとつロクに出来ない!と父にも怒られちゃったり、兄は得体の知れないアメリカの女性と結婚するだの国王をやめるだの言ったり、精神的に追い詰められていたのかなあと思いますね。ただ奥さんの献身的な支えでようやく過ごしている人なのかと。
    ただ違和感が。
    戦争でいろいろ大変になるから国民をなだめるためのスピーチ、という感じがして、国民になったつもりで観てるとちょっと、嫌。
    王様は、近代社会では政治的な実権を持ってる訳ではないけど、でもだからこそ支えであってほしいというか、…この映画のラスト、すてきなスピーチがあります。でも演出なんですよねえ。マイクの先に国民がいるのではなくて、マイクをはさんだ向こう側にはオーケストラの指揮者のように手を振る言語聴覚師がいるだけ、のような。(この映画では少なくともオーケストラのような言語聴覚師です。マイクの前にいる!笑)端々にジョージ6世の、その辺の国民に対する扱いの軽さ(軽蔑ほどではないにせよ)が見え隠れ。それだけ彼の「皇族」という身分の暗さがあるのでしょうね。普通の若者のようにいられない苦しみが。

    いろんな賞を総なめにしたそうですが、わたしにはいまいち響かず。
    観て損があるとは言わないけど、得があるとも言えず…。
    その時代の空気感がもうちょっとあればなー。国王と国民に距離がありすぎたのかな?ほんとに王様の言葉で救われるんだよ、国民は、苦しくても、という描写が欲しかった。あったかもだけど記憶に残らず。日本の天皇のほうがすげー(そこ!?)
    言語聴覚師のローグ氏がオーストラリア人だったのは意外。でした。

    • mkt99さん
      コメント、ありがとうございました。(^o^)

      自分と評価点数は違っていたのですが、違和感とか感じ方が的確で、比喩も面白いなあと思って、思わ...
      コメント、ありがとうございました。(^o^)

      自分と評価点数は違っていたのですが、違和感とか感じ方が的確で、比喩も面白いなあと思って、思わず花丸を押してしまいました。(笑)
      その通りですよね~。
      2012/09/13
  • なるほど、スピーチひとつでこれだけ見せ場をつくれるとは!勉強になりました。

  • いやぁ〜
    なんとも上品で静かに響く、
    見応えのある大人な良作。

    それにしてもイギリスという国は、
    王室の寛大な対応にしても
    なんとも粋でカッコいいっスよね。


    王室の内部事情という
    縁遠く退屈な設定が面白くなりえたのは、
    前評判通り
    安心して観ていられる
    ベテラン役者陣の
    名演の賜物だと思います。


    実在のイギリス王を人間味たっぷりに妙演した
    英国の名優コリン・ファース、

    物怖じせず
    「我々は対等だ」と言い放つ、
    無免許の言語聴覚士ライオネル役の
    ジェフリー・ラッシュ、

    久々に普通の人間を演じた(笑)
    献身的な妻エリザベス役の
    ヘレナ=ボナム・カーターなど、
    さすがと唸る
    納得の演技を見せてくれます。

    英国らしくウィットに富んだ
    会話の妙と、
    優しく奏でるピアノ演奏など
    音楽の素晴らしさも◎。


    国王を1人の男として捉え、
    絶望の淵から歩き出し困難に立ち向かう姿は、
    観る者の希望となり
    人を勇気づける。


    大事なのは
    どんな時も
    抗う意志を持つこと。

    運命に抗うことなんですよね。


    人はどんなに絶望しても、
    どんなに心が折れても、
    諦めさえしなければ
    灰の中から不死鳥が甦るように
    また雄々しく立ち上がることができる。

    それは限られた者だけではなく、
    国王だからではなく、

    コンプレックスを抱える全ての生きる者の中に
    その力は宿っている


    そんなことを
    説教じみることなく気付かせてくれる作品です。


    タイトルからして
    堅苦しいと敬遠する人もいるだろうけど、
    コンプレックスを背負った主人公が
    様々な困難を乗り越え勝利するという、
    「踏み止まって戦うヒーロー」を描いた
    言わば王道的作品なので、

    実は意外と熱いし、
    わかりやすい描き方をしているので
    ご安心を(笑)


    クライマックスの
    べートーベン交響曲第7番第2楽章が流れる中、
    ドイツとの開戦を告げるスピーチは
    緊張感みなぎり、

    たどたどしいながらも
    心に響いて
    本当に引き込まれました。


    あの少女が、
    現イギリス女王
    エリザベス2世になるんだと思って観るのも面白いです(笑)

  • アマゾンプライムで見たが、初めは、コメディと思ったが、そうでもなく、シリアスなドラマだった。豪華な生活ができるので、英国王になることを望んでいると思ったが、実は、不便で、窮屈な生活を嫌って、王に即位することを嫌って、さらに、兄が2度離婚歴がある女性と結婚して、退位して、望まないのに、即位した弟がどもりを直そうと悪戦苦闘する姿が、見ものだった。本当は、王の生活を望まなかったにもかかわらず、また、幼少期の窮屈な寂しい生活がどもりに影響を及ぼしたのか、また、王族は、民衆の自由な生活にあこがれていることが良く、この映画から、描かれている。真実か真実かにかかわらず、また、この王はスピーチのみで、ほとんど権力がないのであるが、この王の在位期間に第2次大戦が起こりその後、英国は、没落を始めた。

  • じわじわくる映画だった。

    幼い頃からのプレッシャーによって吃音症を患ってしまったバーティが、第二次世界大戦に向かい行く英国の国王となって、重圧にくじけそうになりながら、ライオネルと家族と供にそのトラウマを克服していくお話。

    物語は意外と淡々と進んでいくんだけど、
    自分との葛藤とか、他者との信頼関係とか、逃れられないものに向き合うこととか、時にコミカルに、時に静かに描かれている、素敵な映画でした。

  • いたってシンプルな筋書きの裏に、一言では語れないジョージ六世の生きてきた道がある。「私は国王ではない」と泣き出すシーンは、情けなさを自覚しつつも堪えきれない涙にグッときた。自信を持てない自分と必死に向き合う姿、ライオネルとのユーモラスな交流に終始心は温かい。

  • ナチスドイツのヒトラーが演説に長けていたことはよく知られている。また、それこそがナチスドイツの強さでもあった。これに対して、イギリスの若き王ジョージ6世は、自らの"吃音症"に悩まされ続けてきた。舞台袖に喚ばれたのはシェイクスピア諳んじる役者崩れライオネル・ローグである。世界大戦前夜、後にナチス抵抗運動のシンボルともなったジョージ6世ことバーティと、その友ライオネルの知られざる交流。実話とはいえ、演説という切り口はとても興味深い。

    “とてもよかった、だが "W" でつっかえたな”
    “わざとさ、私だと分かるように”

  • 吃音に悩まされる主人公の治療をしていくライオネルのユーモアセンス、かしこさに、見ていながら、すごいなあ、とつい声が出てしまいました。主人公も、どんどん彼に影響を受け、こころの角がとれていきます。吃音と戦いながら、一言、一言、と語りかける最後のスピーチのシーン、そして、キャスト陣の豪華さも合わせて、必見です。

  • メモ
    シェイクスピア「貧しくとも満足なら豊か」

    ローグ「戦争になり前線から戻る兵士の中に、戦争神経症で喋れないものが……誰かが私に言った“彼らを治してやれ”と。運動や療法も必要だが、心の治療こそ大切だ。しかし彼らの叫びには誰も耳を傾けない。私の役目は彼らに自信を持たせ“友が聞いている”と力づけること。あなたの場合と似ているだろ?バーティ」

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