新宿泥棒日記 [DVD]

監督 : 大島渚 
出演 : 横尾忠則  横山リエ  佐藤慶  渡辺文雄  戸浦六宏 
制作 : 大島渚  田村孟  佐々木守  足立正生 
  • 紀伊國屋書店 (2011年7月29日発売)
3.36
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215036351

感想・レビュー・書評

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  • 新宿紀伊国屋書店で万引きをした男と、彼を捕まえて社長に突き出した偽店員の女。この一組の若いカップルのセックスをめぐるストーリーを主軸としつつ、往時の紀伊国屋書店の賑わいぶり、花園神社での赤テント公演、新宿駅前の警察署への暴動など、伝説でしか聞いたことのない当時の新宿の様子がつたわってきて、非常に興味深い。なにより唐十郎がきれいでかっこよくてびっくりするし、紀伊国屋書店社長の田辺茂一氏や、主演の横尾忠則、状況劇場の面々も出てきて、大島作品にはめずらしい超豪華キャストだな。
    しかし中心となるセックス議論が、もうほんとに耐えられないくらいに偏見と差別と暴力に満ちていて、生まれてくるのが遅くてよかったと真剣に思ってしまいます。ドキュメンタリー風に登場する性科学者の高橋鉄という人は本物らしいので、言ってる台詞も脚色ないんだろうけど、男の身体で尻が大きいのはまだ女の部分が残っているせいだとか、同性に対して性的欲望があるに違いないと決めつけて未熟な証拠だとか、もっと裸になって見せろとか、ほんとに現在の水準から見るととんでもない発言のオンパレード。創造舎の俳優の面々によるセックス議論も、それぞれの素が出てて面白いといえば面白いのかもしれないけど、男だけでこんな放談をしている空間は女性にとっては恐怖ですよね。で実際、その後の抽象的なレイプの演出につながっていくわけだけど、これを面白いと感じられる感覚自体が、恐ろしい。「反権力」の観点からしばしば理想化されて語られもする当時の空気がどれだけ女性や性的少数者に対して暴力的だったかを痛感させられるし、反権力の視点からすぐれて批評的な映画を撮ってきた大島も、ここには批判的な目を向けていなかったのだ。

  • 田辺茂一と紀伊国屋書店。横尾忠則。状況劇場。そして大島渚。60年代の新宿とジャン・ジュネ。

  • まあ、70年代の映画っていう感じでした。有名な役者さんや劇作家さんが出てるのも興味深かった。

  • この時代の新宿に、物凄く憧れる。
    内容は何が何やらサッパリだけど、感覚だけで観てもとても面白かった!

  • 『新宿泥棒日記』は
    批評家や映画専科の学生さんみたいに
    緻密で解題的な見方は出来ないのだけど
    主題から離れて

    若き日の横尾忠則先生(主演)や
    横山リエさんや
    唐十郎と紅テントや
    当時の新宿風景や
    ゴダルみたいのやら
    観れるだけでも嬉しいです(o^-')b

    そんで
    フィルムが撮影された当時に思春期を
    過ごせたらどんなだったろう?と
    妄想を逞しくします・・・

    きっと
    マカロニほうれん荘みたいな
    ヘンな隣人が住んでるアパートに住んで
    風月堂や暗くて狭い階段を下った地下に
    あるジャズ喫茶という場所へ行って
    コルトレンやバードやミンガスを聴きな
    がら熱い濃い珈琲を飲んで
    紀伊國屋書店から失敬してきた左派の
    難しい本を読むのです。
    それから
    アンダーグラウンド蠍座でアングラ演劇
    を観たりゴーゴーホールにメーテルの睫
    毛みたいに長いつけまつげをつけまつっ
    た女の子を探しに行きます(*゚ー゚*)
    恋のサイケデリック!
    あと”ナンセンス!!”は言っときたい
    Σ(・ω・ノ)ノ!

  • 意味があるんだろうが、意味不明だった。
    でも勢いがあって魅せる。
    トークショーつきのでみたけど、この時代の雰囲気や空気はそのままだそう。
    そこにはとても惹かれた。

    横山リエさんが美人。素敵。
    「天使の恍惚」もみたいなあ。

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