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- / ISBN・EAN: 4907953030961
感想・レビュー・書評
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多分、マーラー&フロイトを通して、奥さんを描きたかったんじゃないかな、と思いつつも、イマイチ、彼女に魅力が感じられなかったので少し退屈でした。
それにしても、夫妻に関係している登場人物が超有名人ばかりでびっくり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マーラーの妻、アルマのセリフに心を打たれました。
かなりエキセントリックなのですが、とても純粋で情熱的な彼女。陶酔という言葉が良く似合う。彼女も芸術家なんですね。また、裕福な家の出らしい上品なファッションも魅力でした。クリムトとも噂のあったらしくそうしたシーンもあります。そんな彼女に対して作曲を禁止したり、何かと高圧的な態度に出るマーラーはまるで脇役のような印象を受けました。
音楽も素晴らしかったと思います。交響曲第5番と第10番はアルマ(アルムシ)にインスピレーションを受けて作られたそうですが、改めて聴いてみたいと思いました。 -
奥さんの方に肩入れして見ちゃうね。
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請求記号:11D246(館内視聴のみ)
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類稀なる夫婦愛。
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奥さんもひどいが、マーラーの妻の位置づけ方もひどい。
奥さんに自分の音楽だけを理解し自分だけを見ていてもらいたいという、独りよがり。この時代多くの女性がそうしていたという時代の流れもあったと思うが、自分に没頭してしまう人もいやだなと思った。
女性も自由に活躍できる時代。今は、だいぶ変わったんだと思う。
フロイトと一緒に問題の本質に迫っていき、それに気づいていく。というストーリーは面白い。 -
マーラーの音楽には、どこへつれてゆかれるか
わからない危うさがある。唐突に景色は変わる。
でも、音楽は続く…それは、あたかも、世界につながる
道のように…その秘密に、この映画は迫ろうとしている。
19歳年下の才能溢れる妻アルマ…不器用なマーラーに対し、
社交界の華であり、男の取り巻きも多い…
マーラーは、妻の心を探ろうとする…それは、嫉妬だ…
マーラーの作曲の原動力は、実は妻との確執にあったのか…?
マーラーの友であり、相談役でもあるフロイトが、
この物語の、よきナビゲーターになっている。マーラーは、
音楽によって近代の扉をあけた…それは、彷徨の世界…
フロイトが深層心理の扉をあけたのと同時代であった。
マーラーの交響曲…4番、5番、10番…でつなげられる場面に、
関係者のコメントが重なる、ノンフィクションのような構成。
一方、マーラーとアルマの二人のシーンは、美しい景色によって
かたどられる…人生は、うたかたの夢のようなものなのかも… -
ロマン派の作曲家マーラーの結婚生活が主に綴られた映画だけど、どうにも奥さん役が気に入らずのめりこめなかった(^_^;)
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アルマの複雑さが複雑なまま伝わってきた マーラーを尊敬してある意味愛して才能を信じている一方で、恋愛は別に必要としている。そのあたりが一人の女性の中に矛盾なく存在している、そういう要素が矛盾なく存在してしまう女性らしさを描いている。