DocumentaLy(初回限定盤A)CD+DVD+豪華ブックレット

アーティスト : サカナクション 
  • ビクターエンタテインメント
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988002612062

感想・レビュー・書評

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  • 初の武道館公演を経て
    2011年に発表した
    通算5枚目のアルバム。


    身体を揺さぶる
    強靱なダンスビートと
    苦悩と葛藤を繰り返し
    内面を掘り下げた
    詞の世界観。


    アルバム全体に漂う
    濃密な夜の匂い。


    やっぱサカナクションはいいなぁ〜♪


    かなり難しいことをやっていても
    ポップという隠し味が効いているので、
    聴く者を飽きさせない。


    文章でも音楽でも
    表現活動って
    難しく表すことは簡単だけど、

    分かりやすく提示することは難しい。


    「簡単なことは簡単に」

    「難しいことも簡単に」が、

    何かを伝えるときの基本だと思う。


    いかにして
    ポップに
    分かりやすく伝えるか。

    それでいて
    常に新しい側面を見せてくれる探究心と、
    新しい地平を切り開いていく
    勇気あるフロンティア・スピリットも備えてるから
    彼らはスゴいんです。



    自分らしさを模索しさまよい続ける
    ド・キャッチーな
    『アイデンティティ』


    すべてを飲み込む
    現実感のない空虚な街・東京を
    ポップなメロディーで描いた
    『モノクロトウキョー』


    ダンサブルで幻想的な世界観の
    『ルーキー』


    神話的な歌詞世界と憂いのあるメロディーが
    胸を締め付けるようなメランコリアを添える、
    アルバム中最も耳に残った
    センチメンタルチューン
    『アンタレスと針』


    感情を表に出さない現代人の恐怖を、
    お祭り騒ぎ的に
    キャッチーなメロディーで表現した
    スピードナンバー
    『仮面の街』


    情感溢れ出す官能的な歌声と
    陰りを帯びたメロディーが、
    行き場のない誰かの
    切実な声を伝える名曲
    『エンドレス』


    一度聴けば確実に虜にしてくれる、
    変態ポップな
    瞬殺キラーチューン
    『「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」』


    センシティヴな感情を綴った歌詞と
    美しく繊細な曲展開で
    深い哀愁を感じさせる
    壮大なバラードナンバー
    『ドキュメント』



    など
    日常という名のリアルや
    震災後の今を、
    音楽へと変えて見せてくれた
    真摯でいて
    踊れる一枚です♪



    いい音楽や映画って
    触れたあとに
    世界がちょっとだけ違って見えるような気がする。

    音楽がなくても
    人は生きていけるけれど、
    音楽がないと
    見えない景色がある。


    やっぱ今回も傑作!

  • 今までのサカナクションのアルバムよりも無機的で派手な音が特徴かと思います。
    シングル曲が多くて、ライブ映えする曲が多いからですかね。

    単純にCDを聞くだけの感想と、インタビューやDVDやUSTを見て、アルバムを聞いた感想ではだいぶ違うでしょうが、全くさらっぴんの状態で聞いた友人がサカナ好きになってくれたのですごくうれしかったです。
    今年は兎に角表に出る努力をしていたなあという印象のサカナクション(の山口一郎さん)。
    今後のプロモーションが気になるところです。

  • 音を聴いて自然的な情景を思い浮かべられる1stアルバムとは反対で、
    今作は非常に都会的なアルバムに仕上がった印象を受けました。
    作品を重ねるごとにも感じていましたが、彼らの音は自然の光から人工の光へ、
    月や星の明かりから、ネオンのような輝きへと変化してきたように思います。
    歌詞も同じく、都会で生きている人々の心に深く触れて書かれています。
    機械音を全面に押し出しながらも、ここまで生々しい世界を表現することは、
    彼らの長所の一つであるものの、初期の雰囲気が好きな私にとっては、
    個人的にはどこか残念な気持ちが残るアルバムです。
    私の好みとは違えども、今回の方向性としては良い曲が多いと思います。

    今作で特徴的なのはシングル3曲に加え、カップリングの『years』と
    『ホーリーダンス』(ボーナストラック)も収録されている点ですね。
    私はシングルを購入していないので新鮮に聴くことができましたが、
    買っていた方には新曲が少なくて物足りないかもしれません。

    オープニング『RL』で開幕すると、ポップさを押し出しながらも
    内面へと向き合わされるような『アイデンティティ』が突きつけられます。
    『ルーキー』は今作のシングルの中では一番好きですね。
    キラキラとしたシンセに、情緒を感じさせるメロと歌詞が重なるところが好みです。
    「街は花びら さよならの風」という詞が心にじんわり染みます。
    『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』は前に迫ってくるベース、
    シンセで作られた世界にアクセントと間を加えるピアノが良いですね。

    アルバム全体の流れも心地良く、中盤の『エンドレス』と最後の『ドキュメント』、
    この二つの山場とシングル曲がメリハリをつけているように感じます。
    ただ、全体を覆っている迷路にも似た物憂げな雰囲気が少し苦手ですね。
    おまけの『ホーリーダンス』は、長く感傷的な曲に浸った心を引き上げて、
    アルバムを聴き終えるためには欠かせない一曲かなと思いました。

    次のアルバムでは、この閉塞的な現実の空気を飲み込んだ上で、
    そのもう一歩先を行くような、そういう音楽を作ってほしいです。

  • yearsが全て。

  • yearsはライブでのマッシュアップVer.がめっちゃ好き♩
    アイデンティティ/モノクロトウキョー/エンドレス

  • サカナクションが2011年に発表した5thアルバム。どんどんポップなサウンドへと変化している中で、本作にはヒットした3枚のシングル曲も収録されているのでたいへん聴きやすいです。けっこう素直な歌詞になっているので、世界観もつかみやすいように思います。

  • レンタル。
    かなり好きかもしれない。

  • ダンスミュージックよりだけどロック。
    機械的な音楽の中にせつなさを感じさせるのがサカナクションらしいと思った。

    1~2曲目の流れ、6~8曲目が良かった。

  • アィデンティティの入り方といい前半もかっこいいけれど、Documentalyはエンドレス~からの後半の流れの方が好き。

    エンドレスよりもドキュメント派。

    締めくくりのホーリーダンスが最高です。

  • アイデンティティと仮面の街(だっけ?)が良かった。

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