仁義なき戦い [DVD]

監督 : 深作欣二 
出演 : 菅原文太  田中邦衛  金子信雄  松方弘樹  梅宮辰夫 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
3.93
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本棚登録 : 255
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101160389

感想・レビュー・書評

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  • 菅原文太といえば、自分にはNHK大河ドラマ『獅子の時代』が最も印象深いのですが、本作や『トラック野郎』も昔テレビで放映されていたのを観たことがあるなあという程度でしたので、今回本格的に観てみることにしてみました。たぶん再見です。ただこのシリーズはいろいろとあるので、自分の中でかなりごっちゃ混ぜになっている感じもあります。(笑)菅原文太の出世作にして、やはり最大の代表作になるのでしょうね。
    謹んでご冥福をお祈りいたします。

    1973年の映画とのことです。監督は深作欣二です。
    本作品は深作欣二監督の代表作でもありますが、全体的にテンポがよく、いやむしろハイスパートで息もつかせない展開で、実録風のリアルな撮影手法と広島弁丸出しの演出、そして刀物だけでなく拳銃を十二分に使った過激な描写にて、これ以降の暴力団抗争を描いた映画の方向性を決定付けたともいえるでしょうね。本作品は99分と割と短い上映時間ですが、前半と後半の2部構成となっていて、時間が少ないせいか抗争の背景と人間関係の説明が十分とはいえずはなはだ難解ではありましたが(笑)、そのようなこともさして気にならず一気に観終えることができました。
    主演の菅原文太の広能昌三役は朴訥で無鉄砲な人物描写が見事に当たっていましたね~。菅原文太のたどたどしい広島弁にまさにぴったりです。もちろん凄みがあるのですが、何か泰然としている感じがとても良かったですね~。本作品ではもちろん主役には違いないのですが、話の流れから考えるとむしろヒットマンとしての周辺の人間に過ぎず、そうした傍観的登場人物として打ってつけの性格演技と演出でもありました。
    そして、若頭・坂井役の松方弘樹が迫力満点です。あの感じで道を歩いていると本当のヤクザも道を避けるのではないかなあ~。こわっ。(笑)それに梅宮辰夫の若頭・若杉の任侠ぶりも良かったです。梅宮辰夫ってこんないい役(?)できてたんだなあ~。はっきり言えば『特命係長・只野』の社長役のイメージでしかなかったです。(笑)どうでもいいですが、若杉の情婦役の飲み屋のママ役の女性はキレイな方でもっと出演して欲しかった!(笑)他にも川谷拓三や渡瀬恒彦がチンピラ役になっていて、なかなか豪華な出演陣も大いになる魅力でしたね。意外とコワくなかったのが田中邦衛だったかな。(笑)本作品のMVPといえば、やはり山守組長役の金子信雄でしょうね!あのヘタレぶりと裏にまわっての陰険ぶりが楽しくて何回も笑ってしまいました。(笑)
    それにしても、暴力団の抗争映画って古今東西、汚い利権争いに義理と裏切りの相克と相場が決まっているのですが、この定型的パターンがなぜか「親しまれる」のは、人間の暗黒面を凝縮して傍目として楽しめる程度にまで娯楽化しやすい単純さにあるんでしょうね。
    本作品は次回に引っ張るような終わり方をしていたので、この続編も大いに気になるところです。なんかこの先ハマりそー。(笑)

  • 深作欣二の代表作。
    やはりこの時代の任侠映画という物は格が違う。
    まず出てる俳優陣たちのギラつきが半端ない。
    菅原文太は勿論のこと、松方弘樹、渡瀬恒彦など
    昭和の大スターたちの色気は今の俳優達とはやはり格が違う。
    特に梅宮辰夫の放つ色気には驚かされた。
    こんなにもギラついて色気を放てる人が今はいるのだろうか。
    そんな昭和の名優たちの輝きに圧倒される作品。

  • 著者本人だからかもしれないけど、菅原文太だけちょっとかっこよすぎ

  • 暴力団?ヤクザ?の抗争。人がバタバタと殺されていく。正直登場人物が覚えられない。ストーリーもあまり頭に入ってこなかった。義理とか疑心暗鬼とか人間社会が色濃く描かれている。でもなんとなくまた見たくなるようなそんな映画だった。

  • 2019/12/19
    はじめてみたのう。

  • 深作欣二監督、1973年、日本。

    「ヤクザ映画」の草分けであり、名作と謳われる映画ですね。

    昨今の本当にイカれたバイオレンスものやアクションものを観た後では、ちょっとのどかというか間延びというかの感じがある。時代が違うのか、時間の進み方、感情の推移のしかたが違うのか。生の澱み?みたいなものがその分、あるのかも(菅原文太もカッコいい一辺倒ではなくて、ちょっと情けないっぽい雰囲気をまとっている)。

    菅原・梅宮・松方・渡瀬といった名だたる俳優がみな若い。田中邦衛だけは変わってない(笑)。この第一作では、みんな惜しげもなく殺されて行くけど、シリーズ後半で復活(別役で)している。ま、そうなるわね。

    当時、映画館を出たオトコ達はみな肩で風を切って歩いた、なんて話を聞いたことがあるけど、ま、広島弁はうつる(笑)。

    (素朴な疑問)拳銃って「バキューン」っていうのかな?

  • wowow放映を録画視聴。
    今観ると、ああ仁義なき戦いフォロワー(オマージュ)作品が多いわけだ!ってなる。

    男臭さ全開のカオス。とにかく暴力。そんでもって菅原文太のかっこよさね!

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  • 役者の顔ぶれがすごく、それぞれが濃くて熱い。金子信雄がいい味出している。

  • 見たこと無い人でも、♪ジャララーン! ジャララーン!♪という例のテーマ曲(作曲:津島利章)は知っている、東映実録ヤクザ映画の代表作。前半で義理と人情の「極道」を描き、後半は、時世の変化に伴い保身と利権で醜く爛れていく「暴力団」の世界を描いている。

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