45 STONES(初回限定盤)

アーティスト : 斉藤和義 
  • ビクターエンタテインメント (2011年10月18日発売)
4.23
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988002612574

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  • 45歳になった斉藤和義が放つ
    2011年発表の
    通算15枚目のオリジナル・アルバム。


    斉藤和義は怒っている。

    もう20年も前から、
    今は亡きロックンロールキング・
    忌野清志郎さんらが
    警告を発していたにも関わらず、
    今回の地震で
    露わになった原発の問題…

    今の寝ぼけた政治や
    欺瞞に満ちた社会や
    勇気を持てない国民に。

    スピードや利便性と引き換えに
    人はたくさんのものを失って
    一体何を得てきたんだろう。

    痛みがない
    想像力がない
    覇気がない
    愛がない社会。


    まっとうに怒ることさえできない
    今の大人たちに

    ロックの意義を、

    声を出すことの意味を
    今一度体現して見せてくれる。


    スピードや利便性を追う
    狂った社会への警告とも言える
    『ウサギとカメ』


    混沌とした閉塞感が漂う
    『桜ラプソディ』


    大切なのは
    今行動を起こすことだと歌う
    軽快なナンバー
    『Would you join me?』


    今の日本の現状を嘆き
    目を覚ませと歌う
    『猿の惑星』


    アコースティックギターで奏でられる
    あたたかな希望の光を描いた
    『虹が消えるまで』


    原発を強烈に批判した
    『オオカミ中年』


    誰かを好きになるという行為が
    すべての始まりだと教えてくれる、
    愛に満ちたオールドロックンロール
    『ボクと彼女とロックンロール』


    震災で起きた事実を忘れるなという
    痛烈なメッセージソング
    『雨宿り』


    など
    震災後の今だからこそできた、
    怒りと悲しみと
    愛と希望が詰まった
    ロックの意志漲る
    渾身の全11曲。


    賛否両論ある作品だろうけど、
    斉藤和義が歌うのは
    戦わない人には分からない
    戦う側の言葉。

    その中に生きて
    必死になってなきゃ分からないし
    理解できない言葉。


    だけどそれは
    今は届かないかもしれない。

    でも言葉は
    時限爆弾のようなもので、
    凍結されて
    いつか未来に解凍される。

    今は効き目が薄くても、
    未来に繰り返されて、
    いつかどこかで、
    誰かの勇気を爆発させることができる。

    声を出すとは、
    希望とは
    そういうことなんじゃないのかな。


    なお、初回生産限定盤のみに収録の
    『満男、飛ぶ』

    本当に名曲!!

    コレが流れるともう
    熱いものが込み上げてきて
    ほんまヤバいっっ(泣)(ToT)

  •  震災後の影響が色濃く出たアルバム。ハイスピードで進む社会の中で生きる私たちの生活、放射能、政府批判・・・。
     
     彼は昔からずっとこんな感じだったと思う。こんな時代に生きる自分たちを振り返って、肯定でも批判でもなく、哀愁を歌い上げる人。明るい歌でも、どこかしみる部分がある。

     「ウサギとカメ」がとてもいい。インターネットがなくても生きてたのにね。それと「ギター」。楽しくギターを弾きたくなる。歌詞もおちゃめ。
     初回限定盤。「満男、飛ぶ」の歌詞がグッときました。大好きな「I Love Me」や「Don't cry baby」、「古いラジカセ」が嬉しかった。
     アコギバージョンいいなあ。

  • 斉藤和義通算15枚目のスタジオ・アルバム。2011年10月19日発売。


    1.ウサギとカメ(5:17) ドラムは玉田豊夢。エレキベースは隅倉弘至。
    2.桜ラプソディ(4:13)
    3.Would you join me?(3:37)
    4.猿の惑星(5:02) ドラムとピアノとコーラスとシャウトは中村達也。
    5.負け犬の詩(3:47) ピアノはエマーソン北村、エレキベースは隅倉弘至、ドラムとトライアングルは森信行。
    6.虹が消えるまで(5:37) 小泉今日子に提供した楽曲のセルフカバー。
    7.オオカミ中年(3:09) ドラムは中村達也。
    8.ボクと彼女とロックンロール(3:04) コーラスは岡村絵里、小平美由紀、山本久美子。
    9.雨宿り(5:25)
    10.おとな(3:54)
    11.ギター(3:37) ドラムは小田原豊。

    全曲作詞・作曲・編曲:斉藤和義
    作詞:高崎卓馬(M-6)
    作曲:斉藤和義、中村達也(M-7)
    編曲:斉藤和義、中村達也(M-4)、斉藤和義、エマーソン北村、隅倉弘至、森信行(M-5)

  • うん!

  • 斉藤和義の2011年発表の15thアルバム。派手さのないアルバムだけど、1曲1曲に込められた想いが、何度も繰り返して聴いているうちに、どんどん心に沁み込んでくる。社会を皮肉った歌と応援歌と絶妙のバランスで収録されていて、やはり3.11の影響を感じる。特典のライブCDは素晴らしい。

  • いつも書いてるような気がするが、どんどんスケールが大きくなっていく。
    昔は負け犬の遠吠えのようだったが-それが魅力的でもあったのだが-今で大きくなりながらポップで、ソリッドであり続ける。すごいミュージシャンだ。
    原発関連で社会批判が鋭いもの、ロックンロールなもの、ポップなもの、きれいなメロディラインのバラードとどれもキャッチーで聴きやすく、深みある。これもしばらく車でかける愛聴盤になりそう。

  • 「オオカミ中年」や「猿の惑星」など、今の時代に対して過激な歌詞が閉塞感のある心に突き刺さります。
    刺激的な歌以外にも、「ギター」や「おとな」など優しい歌も含まれているのでおすすめです!

  • 満男、飛べーっ!

  • 音楽性とメッセージの両立。
    喜怒哀楽を支配。


    底なしの才能に惚れてしまう。

  • 斉藤和義『ずっとウソだった』の歌詞が大嫌いである。いや、ゲリラ的に反原発を訴える行動への評価とは別の話で、単純に歌詞について。原発のウソに怒る人々に同調してるだけ。共感は得られるが、それ以上のことは何も無い。なんで斉藤和義が・・・。

    で、このアルバムだが、ますます「世間との共感」に腐心している。例えばトラック7『オオカミ中年』の歌詞は《オオカミが来るぞ》と連呼した後に、《「飲んでも平気です」「食べても平気です」「直ちに影響はございません」》と続く。「そうだ、そうだ、日本政府は酷いやつらだ」という「世間との共感」は得られるが、それだけだ。

    路頭に迷う人々に対して、社会よりも大きな世界へと、引っ叩くように案内してくれる。そんな、ある種の救済のような歌が、斉藤和義の大きな魅力であった。だが震災を期に、今の社会を憂うことに専念しはじめた斉藤和義は、結果として視野が狭くなっている。これでは忌野清志郎の出来損ないでしかない。

    震災直後、映画『ゴールデンスランバー』のED曲『ランナウェイ』(サントラCDに収録)を、あのどうしようもない空気からの救済を求めるべく、何度も聴いていた。事実、ボクは確かに救われた。ああいう作品を、もう斉藤和義は発表してくれないのだろうか。

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