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- / ISBN・EAN: 4547462078285
感想・レビュー・書評
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不器用な男の話。
山と仕事は似てるけどやっぱり違う。
一か八かがあるかないかだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(1)主題
チェック、ダブルチェック
(2)示唆
「64」の横山秀夫の作品が原作。日航機墜落事故を軸に、各新聞社の動き、記者の取材ぶり、組織内での対立やパワーバランスなどが描かれる。当然、脚色箇所は多いだろうが、原作者が新聞社勤務時代に体験した出来事をベースにしており、かなりリアル。記者志望の方や新聞社に関心ある方におススメ。
クライマーズ・ハイというタイトルは忘れても、チェック、ダブルチェックという言葉は間違いなく記憶に残る。主人公が大事にしている言葉で、得た情報が本当に事実かどうかを追究する職業姿勢を指している。若手記者が入手した事故原因という特ダネをベテランに裏取りさせるのだが、限りなくシロにも関わらず記事にしないシーンがある。結局、他新聞社が掲載し主人公は上層部に批判されるのだが、エンドロール直前には、事故原因はいまだに明らかでないという字幕が出る。
「する」ではなく「しない」という意思決定に焦点を当てた作品は少ない。そういう意味でも面白かったし、長期的な視点を持たなければ、その意思決定の結果が本当に良かったのか悪かったのか判断できない、もっというと良い悪い(評価)は時代が決めるという視点を持てた。
記者の友人が何人かいるので、ぜひ、本作について感じるところを聴いてみたい。 -
映画化するにあたって落とした部分がひたすら知りたい。
盛り上がることは盛り上がるのだが、いくつかのエピソードがおざなりのままで終わっている。
新聞だけではストーリーに緩急がつけられないという理由だろうが、抜かれたエピソードが悲しすぎるよね。
新聞部分は、十二分に楽しませてもらった。 -
原作ありきの実写化というか、
これ、原作読んでない一見さん分かるんかな?
原作先に読んでたから
佐山かっけえなあとかなるほど尾野真千子はナイスとか
ぶつぶつ言いながら見れましたが。
原作読んでなかったらたぶん「?」を常に抱えたまま最後まで頭が追いつかないドタバタ劇になってた気がする。 -
〜2015
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面白かった。所々シーンが切り替わるのがついていけないところもあったけど。
ドラマも見てみたい。 -
29.09.24.車で観たら訳わからんかったけど自宅で集中したら楽しめた。半沢直樹組が凄かった。
チェック、ダブルチェック、コレが言いたくてこの職業についたんだ。が印象的。
フィクションかと思ってたら現実だったんですね。最後無理に攻めずに降りると言うのは大人の、クライマーとしての賢明な判断だったと思う。 -
群馬県の地方新聞社が舞台
地元で起きた大きな事故(日航機事故)の記事を地元新聞社としてどう扱うか
新聞記者としての使命感
東京の大手新聞社とのスクープ合戦
ワンマンな社長をはじめとした社内上部や部署ごとの権威争い……
いろいろなことに戦う人々の話
新聞社という会社の中で起こる人間ドラマがアツイ
県警キャップとして経験豊富で、真っ先に事故現場に向かい、事件記者としてまっすぐに行動する堺雅人がカッコいい -
制作年:2008年
監 督:原田眞人
主 演:堤真一、堺雅人、尾野真千子、山崎努
時 間:145分
音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch
1985年8月12日、群馬県御巣鷹山で死者520人という世界最大の航空機事故が起こった。
地元の地方紙「北関東新聞」の遊軍記者である悠木は、社長の白河から事故の全権デスクを任される。
そんな悠木の母は白河のかつての愛人であり、その縁故で入社したという関係に二人はあった。
編集局の戦争が始まった。
県警キャップの佐山らは現地へと飛ぶ。
しかし、白河がすべての権限を握る社内には複雑な人間関係が渦巻き、編集局と販売局の対立もあって、佐山の現場レポートは握りつぶされてしまった。
熱くなった悠木は、この状況が登山における「クライマーズ・ハイ」に近いとを感じる。
興奮状態が極限まで達した時こそが、最もミスを犯しやすいのだ。
そして、それを悠木に諭してくれた登山仲間であり親友の安西がクモ膜下出血で倒れた。
一方、編集局部長である等々力と悠木の対立も、日に日に深まっていく。
「北関東新聞」の社員には、誰もが地方新聞社ならではのコンプレックスがあり、かつてはチームを組んでいた等々力と悠木の人間関係も捩じれてしまったのだ。
女性記者の玉置は、墜落の原因に関するスクープのネタを得る。
そんな玉置に佐山をつけて、確実なウラを取るよう悠木は命じた。
しかし、完璧なウラは取れなかった。
チェック、ダブルチェック。
自身がクライマーズ・ハイに陥っていることを自覚している悠木は、その掲載を見送る。
翌日、別の新聞がその特ダネを抜いた。
退社を決意した悠木は、白河の罵声を浴びながら社を去る。
それから、22年。
安西の息子である燐太郎とクライミングに挑んだ悠木は、そこで離別した息子の話を聞く。
若き日の悠木は、家族を犠牲にしてまで記者の仕事にのめり込んでいたのだ。
悠木は、息子が暮らすニュージーランドを訪れる。
そこには、成長した息子の姿があった。